乱流 | Anglershighごめのブログ

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以前、ジグにはそれぞれのジグに合うスピードが有ると書きました。
ジグに合うスピードとは、そのジグが一番スムーズにアクションする引きスピードを言います。
あるジグは、速く引いても持ち味が出ないばかりか、針エビになってしまったり、飛びの後半の自走の伸びが著しく低下してしまったりと弊害ばかりが目立ってしまう事もあります。
何故?そうなるのか?
速く引けば速いほど、ジグがより動くと思ったら大間違いなんですよ(^^)
もちろん、その様に速く引けば速く引いたなりに、ジグのアクションがリニアに追随してくるジグもあります。
今、その様な比較的に優等生な素性を持つジグも多くありますが、全てのジグがそうではありません。

引きすぎて、オーバーアクションで針エビはそのジグの特性を理解せずに闇雲に使う様なものです。
折角のジグの持ち味を活かさず、殺してばかりではジグが可哀そうです。
針エビになってしまうジグをコントロールして、使うならまだしも、自ら飛ばしておいてコントロールせずに飛ばすだけ飛ばして、挙句にトラブル。
このジグ使えねぇ(^^)なんて宣う事なかれ。

ジグの持つ許容スピードを逸脱すると、ジグの周りに乱流が発生して、せっかくのパワーがロスします。
結果として、飛んだ時の後半の伸びがなくなります。
コレを防ぐには、初速をコントロールすることです。
もっと言えば、ジグの動きのベクトルを定めてから引き始め加速度的にパワーを増大させる事。
こうする事で、ジグにパワーを掛けた時に不必要なジグの首振り、振動を無くし(ベクトルを定めること)
CVTの様にスムーズに加速して、パワーの息継ぎがない(加速度的に)様にする事でジグの周りの乱流の発生を極力抑え、少ないパワーで楽にジグを動かせる様になります。
この文章で書くと面倒い事を簡単にやる事が出来るのが、スローピッチジャークやローレスポンス系のジギングになります。
ジグの落下をロッドでしっかりと受け止めて、その反動を活かして上げのパワーに変換することでジグを優しくかつ、綺麗にスマートにコントロールする事で楽に釣りができる訳です。
ガツガツと初速を入力すると、そのパワーは多くは乱流の発生に寄与するだけで、ジグのアクションには繋がらないのです。
実際のジグの周りの水流の乱れを見たわけではありませんが、ロッドを通して伝わる振動や嫌な雑音からこうした不必要なものを除くと、驚くほどジグは綺麗に動きます。と言いますか、今はそうする事で綺麗にアクションする様なジグが多くなったと言う事なんでしょうね。

いつも、この様な綺麗にアクションするジグ、もしくは綺麗にアクションさせるためのロッド操作が良いとは限らないのが面白いところで、サクラマスジギングでは、この乱流がモンスターコーリングとなる場面もしばしば体験しています。
波動、水押しの強さが大型魚に効く場面も往々にしてあると言うことだけは忘れずに!