ラインシステムその2 | Anglershighごめのブログ

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日本初のトーナメントラインとして発売されたモーリスのバリバススーパーソフト。
当時の私には、この事がどんな意味がある事なのか?理解が出来ませんでした。
その後、IGFAの会員になって初めて、トーナメントラインの意味を知ります。
それまでは各社が販売するラインには規格が無く、バラバラ。
同じ1号でも太さはマチマチ。
ましてやラインの強度なんて規格は無かった。
バリバス以後、サンラインのダイリキなどが爆発的に売れた。
昔話で恐縮ですが、当時のラインは100メーター巻きが殆ど。
リールに巻くには短くて、実に中途半端でした。
ですから、私は長尺のアンディーのバルクスプールを買って使ってました。

そんな事はどうでもいい話ですが、大事なのは此処からです。
ラインシステムの要点はメインライン以外、ブレークしてはいけないと言う事。
20lbのラインは20lbを越えれば切れる。
至極当然ですね。
20lbの太さはメーカーでも違いがあるでしょうが、やはり根ずれすれば、直ぐ切れます。
魚体に巻かれても切れるでしょう。
これを防ぐために先糸としてリーダーを接続するのですが、ラインというのは糸そのものは強くても、結び目が有るとその部分が弱くなって、そこから切れます。
漁師さん、アングラーの先輩方は弱くならない結びを試し、試行錯誤してきた歴史があるのです。

ビミニツイストでダブルラインを作れば、ラインが二本になるのですから、強度は単純に倍。
メインラインが20lbの場合。
ビミニツイスト部は摩擦系ノットで結んでいないので、強度はさほど落ちません。
メインラインの強度の80%だとしても、16lb。
ダブルラインなので単純に40lbとなったPEをリーダーに接続すれば、80%で32lbまで強度が落ちます。
リーダーの太さは50lb以上有れば、金物とリーダーの接続で80%で40lbは確保出来ますので、システム全体としてはメインライン部分が1番弱くなります。
なんでこんなシステムを構築するのか?というとトーナメントラインの強度の規格があるラインを使用して、どれだけ大型の魚をキャッチ出来るのか?
20lbラインで40lbの魚を釣れば、より凄い!って事なんです。
ライン強度と同等の魚を釣るのは、一般的なアングラーなら、そう経験できることではありませんが、釣りをしている限り、いつそんな状況に巡り合うかもしれません。
備えよ!常に!
いつ、そんな幸運が舞い込んでも、対処出来る様にしておきたいもんですね。