【5/13のオリックス】下位打線、奮起する! | 勇者の魂は西北に眠る

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今はなき阪急ブレーブスと西宮球場を懐かしみつつ、後継球団オリックスバファローズを応援するブログ

5月13日(土)
 対ホークス8回戦(京セラ)

B 8-3 H

 勝) 山本 3勝2敗
 
 効果的な先制に勝ち越し!
 
 先発山本、久しぶりに試合を支配する投球を見せるが、粘るホークス打線に苦しんだ。ストレートは初回から最速の157kmを記録、フォークとカーブなど変化球の精度も良く、新フォームで鳴りを潜めていた力感が戻ってきた印象であった。しかし3点の先制点をもらった直後の3回表、2死から1番中村晃にカットボールをレフト前に運ばれると、初回ツーベースを許した2番柳町には10球粘られて1・2塁間のゴロ。これをファースト頓宮が打球を抑えられず内野安打としてしまう。3番近藤にフォアボールで満塁とすると、4番柳田にも外角の変化球が決まらずプロ入り初の押し出しフォアボール。さらに5番栗原に甘いフォークをセンター前にはじき返される2点タイムリーで、一気に同点に追いつかれる。このイニングだけで42球を要し、打線を組み替えたホークスの戦術が成功してしまった印象。しかし以降は立ち直り、6回まで粘投して降板。111球5安打2四球2死球8奪三振3失点と、結果には不満も残るも・・・。
 
 打線は序盤からつながった。ホークス先発東浜に対し、2回裏先頭5番頓宮がカーブをレフト前、6番若月がショート左への内野安打で1・2塁。1死から8番紅林がストレートをセンター後方へタイムリーツーベースを放ち先制する。さらに9番宜保が高いバウンドで前進守備の二遊間を抜く2点タイムリーヒットでこの回下位打線だけで3点を先制。4回裏はホークスファーストゴンザレスのまずい守備の連発で1死満塁のチャンスを2番野口がファーストゴロ併殺打で潰し嫌な流れになるが、5回裏、先頭3番中川圭が左中間へ甘いスライダーをツーベースヒットで出塁すると、1死3塁から5番頓宮が初球シンカーを汚名返上のレフト前タイムリーヒットで1点勝ち越し。6回裏は先頭7番小田がライト線へのツーベースヒット。2死2塁となり2番手嘉弥真に継投も、1番茶野がスライダーを捕えてセンター前にタイムリーヒット、さらに2盗塁を決めて2番野口がライト前にタイムリーヒットでこの回2点を追加する。
 
 そして、最大に盛り上がったのは8回裏、4番手高橋礼から先頭8番紅林ライト前ヒット、9番宜保レフト前ヒット、1番茶野送りバントで1死2・3塁。ここで2番野口の代打に今季初昇格の真打T-岡田、ファーストストライクのストレートを捕えライト前タイムリーとなり2点を追加して試合を決めた。
 
 序盤から下位打線が奮起し、結局は先発全員安打の16安打。7・8・9番で気を抜かせない打線となっている。前日は敗戦も追い込むことができており、各打者粘って打線好調が続く。試合を作れる先発投手にとって心強い。そして、ベテランT-岡田が復帰。出遅れたがここから巻き返しを図ってほしい。
 先発山本であるが、試合における力強さは戻りつつあるようである。惜しむらくは3回表、2死1塁からの2番柳町に投じたカーブ、確信をもって投げたいいカーブをボール判定されたところでペースが崩れた。投じた後ベンチに戻りかけたが、あまりよくない癖と見る。改善が望まれる部分である。
 
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