去る１５日に、NPB AWARDS 2021が開催され、リーグごとのベストナインとＭＶＰ、そして新人賞が発表されました。ベストナインには、投手タイトルを総なめにした山本由伸投手、首位打者の吉田正尚選手、本塁打王の杉本裕太郎選手に加え、華麗な守備だけでなく欲しいところでの一打が随所に光った宗佑磨選手と、４名が選出されました。ほかの選出メンバーを見ても、順当な結果でしょう。個人タイトルを獲得すると受賞の可能性が高くなりますが、チームの優勝が底上げをするという証左ともなりました。
続いての最優秀選手賞ですが、順当に山本由伸投手が選出されました。満票での選出ではありませんでしたが、他の票を見てもバファローズの選手に投票されていたようで、的外れな投票ではなかったようです。こちらも反論の余地はありませんね。
そして、気になる新人賞ですが、宮城投手が、オリンピック代表としても活躍したファイターズの伊藤投手を抑えて受賞、伊藤投手は特別表彰でした。１３勝と防御率２．５１といずれも山本投手に続く２位の成績であり、こちらも順当でしょう。一方セ・リーグは特別表彰が５人と激しい競争となりました。確かに成績を見ると新人賞資格に十分であるものの、特別表彰の乱発につながり、いかがなものかと感じます。
受賞された皆さん、おめでとうございました。
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