【再掲】mon lapin☆38 | step and go☆嵐といっしょ☆⋆。°‧★

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こちらのお部屋では、
嵐の空想のお話や、五人への愛、羽生結弦さんごとや、ミュージアム・クラシック・おいしいおやつや日常ごとなど綴っています。
現在、限定にしまっていたお話を、徐々に全員公開に戻していっています。

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                                   『俺たちだけの秘密...』




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(翔Side)


雅紀の事を皆で話し合うより先に、旅行の記憶のこととか、身体の調子とか、これからの事とか、確認しておきたいことが沢山あった。

連絡はアナログにメモで呼び出したけど、
あの日からパッタリと、黒服の人たちを見なくなっていた。
マネージャーたちにも、ピリピリした様子が無くなったな、なんて考えていたら、

ピンポーン

部屋の呼び鈴が鳴って
ドアを開けると、雅紀が立っていた。

「翔ちゃんっ」

俺を呼ぶ、その姿を見ただけで、気持ちが溢れた。

抱きしめて、抱きしめ合い、キスをして、キスを交わし合い

「まさき」

「しょぅちゃん」

「まさき」

止まらない、愛しすぎて。

唇だけでは飽き足らず、
服を脱がせて身体中 口づけた。

流石にこれ以上ここで続けたら、雅紀の身体を痛めてしまいそうで
ベッドルームに連れて行った。

「..はぁ...しょ...ちゃ」

ベッドに腰掛けて、だいぶ息が上がっている雅紀の頭を優しく撫でた。
 
「大丈夫?痛いとこない?」

「うん、平気。でも仕事帰りだから、汗くさくないかな……?」

赤い頬のまま、クシャッと泣きそうなカオになる

「ごめんね」

ってペロって鼻の頭を舐めると

「くすぐったい!」

ふふふって笑顔になって

雅紀の本当の笑顔がやっと見れて、ジーンって胸がいっぱいになった。


「...旅行のこと、覚えてる?」

恐る恐る聞くと

コクンって頷いた。

「オレにとって、一番大切な思い出。...しょーちゃん、だーいすき!くふふふっ」

青空の下の向日葵の花みたいな眩しい笑顔...


「しょーちゃん...?オレ泣かせちゃった?」

言葉が出ない...

「あの時は...思い出せなくてごめんね」

雅紀の指が涙を拭ってくれる。

ううん ううんって精一杯かぶりを振った。


雅紀にしがみつくように抱きしめると、
そっと俺の背中に腕を回してくれた。

雅紀を俺の全てで守るって決めてるのに、
実際は、雅紀が俺の心を守ってくれている…。


いつかの取材先の美術館で見かけた、聖母マリアと胸に抱かれる幼子イエスの肖像画が、ふっと頭に浮かんだ。


自分の親なんて、とっくに守るべき存在に変わっているから...

こうやって子どもみたいに自分の全てをさらけ出し
それでもなお、赦されて包み込んで貰えるのは、

俺にはもう、雅紀だけしか.....。

「しょーちゃん、...ベッド入ろ」

お互い裸になり、ただ抱きしめあい。

パリッと糊のきいた冷ややかなシーツが、二人の体温で温まってゆく。

他の哺乳類に比べたら、人間は体毛も皮膚も薄い。表面をひっかくだけで傷だらけになるし、血も吹き出る。
意外と脆くて弱くて。

服を脱いで裸になって、肌と肌で触れるのは、お互いの弱さをさらけ出すことと同じなのかも?

裸になったら、抱きしめ合いたくなる。
素肌の重なる気持ち良さと
お互いの鼓動に耳を傾けて……。

「きもちいい…」

「うん…」

「オレさ、」

「うん」

「オレ、しょーちゃんを好きな気持ちが、どーしても止めらんない!」

言いながら、ガバって俺に抱きついてくる

「俺もだよ」

「しょーちゃんも?」

「うん。二人で話をしなければならないって大義名分で、自分を誤魔化して。
本当は、会いたかった 。会って、やっぱりこうしたかった」

雅紀の頭に、想いを込めてキスをして、
胸に抱きしめた。

「大好きだ。俺たち、ずっと一緒にいよう」

「翔ちゃん、、いいの?
オレを選んだら、翔ちゃんの未来も、仕事も…壊してしまうかも…」

「壊れないよ。壊れちゃったとしても、それは壊れる運命だったんだよ。俺はもう、雅紀のいない人生なんて、考えられない」


俺がスッパリ身を引くと、、ルーシスさんは本気で思えたんだろうか。

例え雅紀が未来を憂いて苦しんでいるとしても、好き合う恋人同士で、しかも同じ仕事で常に顔を合わせるのに。

それに、監視の目があるだろうと警戒していたのに、
黒服もいなくなって、プライベートを探られている感じもない。
でも、雅紀の術は解かれて、あちら側からの接触も途絶えている。

『どうぞご自由に』

と言われているみたいな、奇妙さがある。



「…しょーちゃん、、したい」

胸に抱いた雅紀が、上目遣いでねだってる。

「おれも。しよ」

少し腰を引いて
雅紀のと一緒に手の中に握り込んだ。

「ンッ」

ピクって反応してくれる

「かわいいね、雅紀」

角度をつけて深く口付けした。

「.......ん...っ...んんっ........」

甘い甘い雅紀の声。

手の中も緩急をつけると、もっとって言うみたいにしがみついてくる。

いいよ

もっと深く、光の届かない闇の先まで。
雅紀と一緒なら、もう……構わない

「しょうちゃ…オレ、すごく、しあわせ…っ」

「おれも…しあわせだ…!」

互いの液が勢いよく迸った
強くて清く正しいだけじゃない、弱くてずる賢くて情けなくて。
それでもこんな俺の丸ごとを、夢見るような瞳で見つめてくれる。
柔らかな笑みを、輝くような笑顔を、向けてくれる。

「だいすき」

俺の雅紀。
再び繋いだこの手は、もう離せない


約束の1ヶ月まで、刻一刻と近付いてゆく。

2人の現状は、仲が良すぎると誰かに聞かれたとしても、特別な存在では無いと否定し続けてゆけば良い。

俺たちの事は、俺たちだけの秘密...。



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