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(翔Side)
あの後
ルーシスさんは、雅紀に掛けた忘却の術を解き、
智くんもニノも、クスリの効果はすっかり消えて。
(潤くんは別室で寝ていたけど、めちゃくちゃ目覚めがいい!とご機嫌で起きてきた)
俺たちは5人一緒に、ルーシスさんの部屋を後にした。
そのままホテルのロビーで皆に少し時間を貰い、俺とルーシスさんがした会話を、掻い摘んで説明した。
皆には、俺と雅紀が恋人関係になった期間の事や付随した事は話せなかったけど、
ルーシスさんが、海外の国の王族であること、法術を使えたり、自分らの国の常識では測れない日常と、世の理の中で生きる人だという前提に、
亡くなった許嫁によく似た雅紀をずっと探していたこと、
母国に連れて帰るつもりでいること、
ただ、この先1ヶ月の間は、雅紀はこれまで通りの日常を送れること、なんかを伝えた。
「相葉ちゃんを、連れて帰る?」
智くんはずっと眉間に皺を寄せたまま
「深い事情があるとしても、勝手すぎじゃない?」
潤くんも、不快感を隠さない
「相葉さんは、どうなんです?」
ニノが心配そうな目で雅紀を見てる
「オレ?オレは…何がなんだかって。
あの人の所にいた間のことも、覚えてないわけじゃ無いんだけど…。
断片的っていうか、そう、どっちが夢で、どっちが現実だったのか分かんないみたいな!なんか、今もウヤムヤな感じで」
雅紀も、自分に起きた事態がまだ把握しきれてないみたいだ
「1ヶ月したら、行くんですか?あの人の国に」
ニノがさらに聞く
「スケジュールとか、大丈夫ならって感じかな?
そんなに熱心に誘ってくれてるなら、一度は行かせてもらった方がいいのかな?って気もするけど」
「…そんな単純な話なんでしょうかね」
ニノが言うと、「違うの?」って雅紀はキョトンとしている。
「も少し、雅紀の記憶も落ち着いてから、また皆で話そっか?」
そう提案すると、
「そうだね」
「じゃぁ帰りますか」
「つっかれたぁー」
そして、最後に雅紀が、
「みんな、今日はありがとね、色々迷惑かけちゃってゴメンね」
なんて、申し訳なさそうに言うから、
「大丈夫だよ!」
「よく寝たし!」
「元気なら良いんです!」
って、みんなで励ました
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