10cc
10ccのファーストとセカンドが一緒になった2in1のCDを聴いています。
2in1のCDは愛がないので好きじゃないです。
そもそも、異なる時期に、異なるコンセプトで制作された作品をひとまとめにしてしまうことに無理があります。
特に、今聴いているのは、ジャケットも適当なうえに、曲順も一部違うようです。
しかし、まぁ、聴きたかったCDが、1枚でまとめて聴けるのは、うれしいことなので、我慢します。
で、10ccです。
10ccのベストワークは、やっぱり、「オリジナルサウンドトラック」か、「びっくり電話」でしょう。
誰もがそう思うでしょうし、僕もそう思います。
しかし、ファーストも各曲のグレードは、異様に高いです。
つまらない曲は、ひとつもない。
「Rubber Bullets」に「Johnny Don't Do It」など。
いや、これは、凄いデビューアルバムだと思いました。
しかし、聴いていると疲れます。
重層的なサウンドに、あの、コーラスワーク。
それだけで、10ccは、十分に暑苦しいのです。
それに加えて、この音が、ずっとハイテンションでなっているのです。
アルバム通して。
スローな曲は、ラストの曲と、「Donna」だけ。
それで、「Donna」は、例の、あの、裏声。
やっぱり疲れる。
えー、10ccのファーストは凄いです。
しかし、アルバムトータルで聴くことは、あまり考えないで作ったように感じます。
手元にあるいくつかの優れた曲を、全部ぶちこんだのかもしれません。
まとめ。
素晴らしい才能が世の中に登場したことがわかる、凄いデビューアルバムだと、改めて感じました。
*セカンドの「シート・ミュージック」は、ファーストよりこ難しい感じでした。が、ファースト同様、個々の楽曲は素晴らしいです。
店主
我が心のデルガドス
デルガドスが解散したのは、2005年。もう、5年も経つのですね。
今も、ずっと、マイ・フェイバリッツです。特に、サードアルバムの「ザ・グレート・イースタン」は、オールタイムベストテンに入るほど。
そのデルガドスの中心メンバーのソロ作品を聴きました。
アラン・ウッドワードのソロユニット、Lord cut-glassのデビューアルバムと、エマ・ポロックのセカンド・ソロ「the law of large number」。
←Lord cut-glassのデビューアルバム「Lord cut-glass」(2009)
←エマ・ポロックのセカンド「the Law of large numbers」(2010)
どちらも素晴らしいです。
さすがです。
Lord cut-glassは、静かで、けど、そっと賑やかで、独特のたたずまい。
この音の感触は、そう。デルガドス的。
それでいて、メロディもいいのですから、たまらない。
歌のほうは、相変わらずが。
この作品を聴くと、デルガドスの「ひねり」の部分は、アランの担当だったことが、わかります。
一方、エマのソロ2作目も、負けず劣らず素晴らしい。
けど、Lord cut-glassとは、全然、方向性が違います。
エマは、凄いヴォーカリストです。
非常にパワーがあり、本格的です。
デルガドスのときにはあまり感じなかったのですが、どちらかというと、王道です。
しっかり、成長しています。
それにしても、こうして、ソロ作品を続けて聴くと、思わずにはおれないです。
なぜ、デルガドスは、解散してしまったのか!!!
やっぱり、足りないです。
いくら、アランが独特の世界観を見せてくれても、エマがヴォーカリストとして圧倒的なパフォーマンスを見せてくれても。
どうしても、デルガドスには届かない。
本人たちにすれば、不本意でしょう。こんなこと言われるのは。
けどね、ファンって、そんなもんですよ。
再結成は、なさそうですし、再結成しても、かつてのようにはいかないでしょう。
そんなことは、わかってますけど。
だから、聴きますよ。
Lord cut-glassと、エマ・ポロック
誤解なきよう、ここにきちんと書きますが、どちらの作品も、圧倒的に素晴らしいですよ。
長く聴き続けられる作品です。
デルガドスが、素晴らし過ぎたのです。それだけのことです。
くじら
5/7 Wedding Presentライブ!
Wedding Presentのライブに行ってきました。
渋谷O-West。
素晴らしいライブでした!
21年前にリ
リースされたアルバム「ビザーロ」の全曲を再現するという企画。
昨年、16年振りに来日したと思ったら、また今年も来てくれて、うれしい限りです。
それにしても、21年前の作品を、当時とはメンバーもほとんど違うのに、なんらテンション下がることなく再現できるエネルギーが凄い。
ヴォーカルのジェッジは、腱鞘炎になるんじゃないかというほどの超高速カッティングギター。
うつむきながら、歯を食いしばりながら、かきむしる。
ほんと、かっこいいおっさんです。
こんなおっさんになりたい。
改めて思うのは、ビザーロという作品のレベルの高さです。
「Brassneck」や、「Kennedy」といったキラーチューンはもちろん、それ以外の曲も、ちっとも色あせない。
CDでは、なんか、さえない感じの最後の「Be Honest」でさえ、ライブでは、「Take Me!」のクールダウンとして、しっかり機能してる。ライブのラストをしっかり作っていたのです。
20年以上の歳月に耐え得る作品は、そうそうないです。
特に、オーソドックスなギターロックですから、フォーマットそのものは、もう、とっくに使い古されている。
その中で、風雪に耐えているわけで、やっぱり特別です。
思えば、Wedding Presentとの出会いは、92年。
大学4年生のころです。
それ以来、途中、心離れた時期はあったものの、ほぼ、ずっと、My Favourites。
そんなバンドだから、、目の前で演奏しているのを見るだけで、興奮してしまうのですが、そのバイアスを差し引いても素晴らしかったです。
ああ、でも、過去のバンドではないのです。
今も素晴らしい。
ちなみに、この日は3曲の素晴らしい新曲も披露されました。
新作が近いことがわかり、待ち遠しいのです。
<セットリスト>
The Queen of Outer Space
Everyone Thinks He Looks Daft
I Woke Up Screaming
Deer Caught in the Headlights
Corduroy
You're Dead
Brassneck
Crushed
No
Thanks
Kennedy
What Have I Said Now?
Granadaland
Bewitched
Take Me!
Be Honest
なお、不満は、一切ないですが、欲を言えば、今のWedding Presentも聴きたかったなぁ。
だって、「Take Fountain」も、最新作の「El Ray」も、ほんと、ビザーロ以上に素晴らしい作品だから。
また、近いうちに来てください。
たのんます!
店主
