あるアライアンスのアイデアを考えて、とあるメディアと交渉。


こちらの課題は、良質かつレギュラーのコンテンツ確保。


交渉相手のメディアの課題は、良質コンテンツを保持しつつも、

認知不足と流入導線不足(多くのメディアはこの2つの合併症ではある)

から、どのようにPVなりUUなり、総視聴時間を増やすかが課題と仄聞していた

(これもよくある症状か)。


こちらからは一定の計算できる数量の流入導線の提供と

先方からのコンテンツ提供をバーター、という互恵的関係を狙っていたが…


先方からは「前例がないので対応が難しいです…」との回答。


交渉の論点も伝わったと思うのだが…

双方のキャッシュアウト負担も極めて少ない、

相互ベネフィットを考えたアイデアだったが、うまく行かず、すこし残念。


しかし、新しい領域を拓くネットメディアで「前例がないので、云々」はないかと思うのだが。。。


石橋ばかりのアイデアでは、皆やっているので、ボチボチにしかならない。

それに多くの革新的マーケティングチャレンジには、前例などない。

ビジネスをよく考えた戦略と、ターゲットと機を読んだ仕掛けの組み合わせだろう。


既存事例や隣接領域の成功事例の援用などをもとに、チャレンジ、そしてチューニング。


交渉ではチームメンバーに負荷をかけてしまって、申し訳ないと、改めて感じている。

しかし、機会を改めて粘り強く実現させたいと思っている。


となんだかまじめに仕事の感想でした。



ちょくちょく読んでいる、ITmedia オルタナティブ・ブログの人気ブロガー、

みずほ情報総研の吉川日出行さんのブログから3つほど面白いエントリーを発見。


「ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦」
エンタープライズコラボレーションの今と今後を鋭く分析」
http://blogs.itmedia.co.jp/knowledge/


提案型営業、お金の取り方、自社のマーケティングのやり方、

クライアントとの向き合い方、今の時代、代理店やベンダーだけでなく、

クライアント自身の姿勢変化を求める内容、エントリーです。


コンサル、情報処理会社、SIerの提案が浅薄なものが多いとしても

(広告業界としても耳の痛い話だ…)、クライアントサイドにも真剣な態度や矜持、

そしてコストを求める、両サイドにとって高いレベルの変化を求める内容。

◆「提案しろ」という台詞を逃げに使うのは良くない

http://blogs.itmedia.co.jp/knowledge/2008/09/post-ed8d.html


◆SIerの実力は事例のアピールで

http://blogs.itmedia.co.jp/knowledge/2008/08/sier-43d6.html


◆SIerってマーケティングが下手だよね

http://blogs.itmedia.co.jp/knowledge/2008/08/sier-d1f4.html


タイトルもとってもうまいです。システム会社、情報処理会社、SIerなどを広告代理店、

ネット企業に入れ替えると、とってもよく聞くような話で、他人事とは思えません。。。


SIerとかシステム会社は、ネットマーケティングやネット広告と

近しいところにいますが、遠い感じの企業群です。

しかし、求められている内容やソリューションの方向性は似ているなと実感。


高いレベルの提案、自社のバリューの出し方、クライアントとのいい関係を考える刺激になりました。


以前も紹介しましたが、吉川氏のサーチ関係のいい本あります。

サーチアーキテクチャ 「さがす」の情報科学/みずほ情報総研株式会社 吉川 日出行
¥2,520
Amazon.co.jp

各所で評判の電通『クロスイッチ』読みました。


平易な内容とイラスト、図示でAISASに続く、標準的な考え方につながる書籍だと感じました。

クロスイッチ―電通式クロスメディアコミュニケーションのつくりかた/電通「クロスメディア開発プロジェクト」チーム
¥2,100
Amazon.co.jp

私の感想としては、満を持して、このタイミングで出版、コミュニケーションの統合力という

領域の電通の猛烈な攻勢の宣言書と受け取りました。


手法論、事例、メソッド、各種ツール紹介…様々な獲得主体や一面的なネット広告手法が

一巡も二巡もした環境下で、こうしたインサイト、メディア、プランニング、統合力、総合力の

力を見せられると、まずは話を聞いてみたくなる、と思いました。


単なる獲得時点ではなく、ターゲットを動かす全体シナリオつくりの視点、

電通ツールや事例のショーケース。


また、この本は時機を得た出版だと思いました。

きっと2006年とかそういう時点だと、事例構築やツール類、手法なども整ってなかったかも。


本を出版して、B2B売り込みをかけるのはベンチャー企業が得意な手法ですが、

内容的に?なものも散見します。自社アピール過多というか、ものによっては眉唾。。。


ここしばらく、電通の新会社、新サービスのリリースが続き、専門領域でも

総合性でも、電通が本格的な攻勢をかけていることを強く感じます。


もちろん、ネット系企業からも様々なチャレンジが生まれていますが、

この本に書かれている事例や手法論が提案などで様々に引用・援用されると思います。


簡潔かつ説得的に良く練られていて、感嘆しつつ、活用しつつ、

実案件では負けないぞ!と自分を奮い立たせています!


こうしたいい感じの書籍、やっぱり必要だなぁ。。。


私、ブランド太郎も執筆参加などでは書籍あるんですが、世に浸透する、

影響力の大きい書籍などではないので。「ブランド」も重要(笑)

そうした点でも刺激的な本でした。








オリコムの武富局長が音頭をとって主催された「9.2次世代広告夜会」に参加してきた。

http://tomi.blog.ocn.ne.jp/siodome/2008/08/92150_620e.html


もともとは、ネットを中心とした広告、テクノロジーソリューションのコンベンション、

ad:techの東京開催に向けたネットワーキングパーティーなんですが、

いろんな意味で今の広告業界の縮図のようで楽しい時間を過ごしました。


ADKインタラクティブの横山社長、博報堂iビジネスセンターの須田CD、

D2Cの藤田社長、CAテクノロジーの小越マネージャーと講演者の内容、スタイルともに

広く、くしくも電通、博報堂、ADK、CAの方々の発表となったのが、

今のマーケット感を象徴してるかのようです。


そこにPaul Beckley氏(ad:tech副社長)のad:tech紹介のコメントが入るあたり、

主催された武富氏の編集力の感服しました。うまいですね。


総合系広告代理店、ネット系代理店、メディア企業、テクノロジー企業、制作会社、

調査会社、データ企業…と多岐にわたり、参加者は200名近くとか。大盛況。


で、会場で会った旧知の総合系代理店のストラテジックプランナー、

ネット&モバイル広告会社の役員、ネットメディア&データ会社の役員、私で同席。

このあたりのごちゃ混ぜも、今の環境らしく、皆さんのスピーチなど聞いていました。


以下、雑感です。


◆「次世代コミュニケーションとは?」

横山隆治氏 (株式会社ADKインタラクティブ/代表取締役社長)


→ 「リモデル」をキーワードにこれまでの横山さんの考える新しい組織像を

お話されていました。個人的にとても共感。コンサル会社との協業論や

コミュニケーションチャネルデザイナー育成論、などは傾聴に値する。

確かに次世代のエージェンシー論です。新しい道で大変ですが未来の話。


◆「全員シロートの時代」

須田和博氏 (株式会社博報堂/i-ビジネスセンター クリエィティブディレクター)


→ 日清食品や大塚製薬のキャンペーンを中心に、クロスメディア事例を多数紹介。

インタラクティブ領域は新領域ゆえに、クライアントも広告会社もメディアもみなシロウトで手探り。

ユーザーの方が先を行っているかも知れない中で、チャレンジしていくのだ、という趣旨。

いい内容なんですが、ネット活用マスキャンペーンってこと?との評が周囲でちらほら。

私含め周囲がたまたま獲得プロモーションや成果明確化が基本の案件に関わっているためか…

広告コミュニケーションの課題の広がりや対象商品、対応手法の広がりからも

そんな気分になったのかも。これも今の広告世界の広さ、多様さの表れか。


◆「世界に誇る日本のモバイルマーケティング」

藤田明久氏 (株式会社ディーツー コミュニケーションズ/代表取締役社長) 


→ 私としては一番ウケた。横山さんが真摯にリモデルを語り、須田さんが

落ち着いて今のクリエイティブを語った後、いきなりネクタイを外し、腕まくりの

藤田さんが、モバイルは盛り上がっている節?をすごい勢いでしゃべって

笑いを取ってました。ご出身の電通新聞局仕込みのパワーを思い知りました。

内容は藤田さんのブログにある論調のものでしたが、パワーに圧倒されました。

お笑い調なのに、ちゃんと?外国人向けにスライドには英語サマリーが

入っているあたりが芸が細かい。このあたりは、次世代広告に関係なく尊敬。


ゲストとして

◆「about ad:tech」

Paul Beckley氏 ( ad:tech 副社長 アジア・オーストラリアジア地域管轄)がスピーチ。


→ 良く聞き取れませんでした。スミマセン。概要の紹介でした。

武富さんのブログに詳しいので、そちらのほうがよいでしょう。


◆「ad:techの歩き方」

小越崇広氏 (株式会社CAテクノロジー マネージャー)


→ 別件あり、全部は聞けず。ad:techに限らず、テクノロジー動向に詳しい小越さんの

ad:techの説明。これはもっと聞きたかった。


タカヒロ氏の会はじめ、こうしたネットワーキングの会が増えてきてとてもいいことですね。

武富氏はじめ、主催の方々に御礼です。


話されている内容の振れ幅こそが今の、広告ビジネスの動きっていうことで、

新しい広告コミュニケーションビジネスのチャレンジに力が出そうな気がして

会場の赤坂を後にしました。


いや、すごい話ですね。プーチン首相。


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プーチン首相、トラの襲撃からカメラマン助ける=ロシアメディア
9月1日14時29分配信 ロイター
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080901-00000314-reu-int

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グルジア問題でもCNNやヨーロッパのTVに出て、ロシアの正当性を主張したり、

アメリカ陰謀説(マケイン陰謀説)を唱えたり、オリンピックの開会式出たり。


今度はトラ退治ですか!さすがKGB出身。麻酔銃で至近距離のトラを冷静に撃つとは。


ロシアの偉大さ、自身の威光、冷静沈着で動じない、

強いロシアの父性の劇的な演出を内外にやってますね。


プーチン首相のメディア戦略すごいです。すごいチームがついているんでしょうね。


トラは、ここでは、何の象徴ですかね?


福田首相は、日本経済と政治だけではなく、熊退治とか巨大サメとか、目に見える

大きな敵と戦うと支持率が上がるのかも。。。


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[モスクワ 31日 ロイター] ロシアのメディアは31日、プーチン首相(55)が、野生のアムールトラの襲撃からテレビ局のクルーを助けたと報じた。同首相は、研究者らによる野生のトラの監視方法を視察するため、国立公園を訪問していたという。
 同国の主要テレビ局によると、プーチン首相はわなにかかったアムールトラを見るため、野生生物の専門家たちと一緒に現地に到着。その際にトラが逃げ出し、近くにいたカメラマンに向かって走ってきたが、旧ソ連国家保安員会(KGB)出身のプーチン首相がすばやく麻酔銃を打ってことなきを得たという。
 プーチン首相はその後、トラの歯の計測や、首の周囲に衛星発信機を装着する仕事も手伝った。


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