最後のお薬は4月、なんと私の54歳の最後の日でした。44歳の6月に乳がんが発覚し、手術と抗癌剤が終わり、3ヶ月後から10年間服用しました。なんてぴったりなの!
忘れずに、毎日飲み続けることにとても苦労して、よく先生に怒られました。色々工夫して、薬に日付を書いたり、ポケットカレンダーになっているものに入れたり。最終的には、朝のお水一杯を飲む時に一緒に飲みました。
先生は、「病気なんて忘れて生きろ。」って言っていたけれど、薬を飲むたびに、病気なんだ、癌なんだ、と思っていました。
忘れて過ごすことは全然できませんでしたし、これからも忘れないで過ごしたい。自分の体を大事にしてくれるのは自分だけです。
ちょうど、春先から飲んでいた花粉の薬も徐々になしで過ごせるようになり、いよいよ何も薬を飲まない日々になります…どきどき。
毎日、薬を飲まなくてはいけない人の辛さ苦しさが良く分かる人になれて良かった。
これからもみんな一緒に頑張ろうね。