残っていた母の施設の部屋の片づけ | それでも実家は売れました。 〜施設に入所した親の家の片付けと見守り介護日記〜

それでも実家は売れました。 〜施設に入所した親の家の片付けと見守り介護日記〜

片道6時間の実家に暮らす母を近くに呼び寄せることになったのは、息子の小学校入学の一か月前。ドタバタの引越しから施設入所、物と思い出がいっぱいのまま空き家になった親の家の片付け。たった1人で270kmの道のりを何度も通い、家族の歴史と初めて向き合います。 

葬儀が終わると

書類の手続き以外にも まだ

施設の部屋の片づけが残っていました。

 

 

母が亡くなった日、

施設長から

 

「今はそのままでいいので

 お母様をお送りすることだけを

 お考えください」

 

 

そうは言われたものの

こちらにも期限はあって、

亡くなった日から二週間以内の退去

 

 

大きな家具の運び出しなどは、

次の日曜日に旦那に

手伝ってもらおうと相談すると、

 

 

(旦那)

「えっ?

 持って帰っても使わないんだったら

 施設で全部処分して

 もらったらいいんじゃない?」

 

 

と、簡単に言うー( ̄▽ ̄)

 

 

(私)

「だ・か・ら、私は全部中身見てから

 どうするかゆっくり考えたいねん!

 とりあえず全部持って帰るから」

 

 

 何のために

 ジムで鍛えとんねーん(-_-メ)

 

 どっかから軽トラ借りてきてやー!w

 

 

旦那にも そう多くは

期待できそうにないので

 

とりあえず、

一人で運びだせるものは 少しづつ

車で持ち帰ろうと、母の部屋へ向かいました。

 

 

以前、施設長にお聞きした話によると

退去の際は

 

・小さな引越し屋さんに依頼する人

・軽トラだけレンタルされる人

・ご自身の車で運ぶ人

 

など人それぞれだそうです。

 

 

母の部屋には鍵がかかっていて

スタッフさんに開けてもらうと、、

 

 

母がいつも絵手紙を書いていた机には

白いお花とお水が飾られていました。

 

 

「冷たいお水飲みたい」って

最後言ってたもんね(T_T)

 

 

お心遣いに感謝です。

 

 

私は最後会えなかったスタッフさんに

見てもらおうと バックに忍ばせていた

母の小さな遺影を

その花の横そっと置きました。

 

 

「お母ちゃん見ててや~」

 

 

私は勢いよくカーテンと窓を開け

クローゼットの中に残っていた洋服や

タオルなどを一つづつ畳んで

ダンボールに詰めていきました。

 

 

片付け作業をしていると、

ドアをノックする音が、、

 

施設長でした。

 

 

(私)

「お花ありがとうございます。

 母も喜んでると思います」

 

 

(施設長)

「あっ、お母様のお写真、、

 素敵ですね

 

 後、クローゼットの中にリハビリパンツが

 大量に残ってしまって

 

 よろしければ、

 お義母様にお使いいただこうかと

 思うのですがいかがですか?」

 

 

同じ施設の三階に、91歳の

義母が入居しています。

 

 

(私)

「このリハパン、

 母が入院する前のものなので

 LLサイズなんですよ、、

 義母はSサイズだと思うので

 

 持ち帰っても使わないので

 よければ寄付させてください」

 

「他にも何か、、ペーパータオルとか

 使えそうなものがあれば、

 靴箱の上にまとめておきます」

 

 

(施設長)

「そうですか、

 では有難く使わせて頂きます。

 もし何か処分するものがあれば、

 このゴミ袋に5袋くらいまででしたら

 こちらで処分させて頂きますよ」

 

と大きなゴミ袋を渡してくれました。

 

 

そっか、やっぱり

洋服や下着はもう誰も着なければ

その場で処分する人も多いのね

 

(旦那の言うこと案外間違ってないやん^-^;)

 

 

でも結局、もらったゴミ袋には

元々ゴミ箱に入っていたゴミだけを捨てて、

母の荷物は全部持ち帰ることにしました。

 

 

施設長からはもう一つ

『解約届 兼 契約終了確認書』

(入居一時金の返還金の振込先を書くもの)

 

も手渡され、

 

(施設長)

「退去日はお亡くなりになった日をもって

 進めておりますので

 お時間あるときにでもお持ちください」

 

と言われました。

 

 

 

4日後の日曜日

旦那がどっかから借りてきた軽トラで

二人で大きな家具を運び出します。

 

 

■AFTER■ 

ベット、布団・カーテンは備え付け

あっという間に空っぽです

 

 

実家から持ってきた母お気に入りのダイニングセット等

 

 

重い荷物を軽トラに乗せていると

 

私は何となく

右足への違和感を感じ始めます。

 

 『立つ鳥跡を濁さず』 で

 

最後にきれいに掃除機をかけてから

出たかったのですが、

すでに体力が限界で、、

みなさんに ご挨拶をして帰りました。

 

 

家に帰って 

持ち帰った荷物を全部 とりあえず

二世帯住宅の義両親の空部屋へ

放り込んでソファへ倒れこみます。

 

 

こんな時、二世帯住宅も便利やわ 笑

 

 

いつだってそばにいる 見てくれている

 

 

 

 初めての方は、こちらからどうぞ → 

 

 にほんブログ村 介護ブログ 親の介護へ にほんブログ村 その他生活ブログ 実家の掃除・片付けへ
 

ブログランキング・にほんブログ村へ  PVアクセスランキング にほんブログ村