こんにちわ。徳田美和です。
(震災前の3/10に書いて、非公開にしていた記事を3/20に公開します)
今日は、子離れについて。
お子さんが、ある程度大人になってきたことを感じて、そろそろ離れていくんだな。って準備をはじめていらっしゃるかたもあるかと思います。
子離れの時期はいつですか?
って、聞かれます。
一番良い時期っていうのがあるのでしょうか。
子離れの良い時期についてはわかりませんが、
親離れ子離れの理想像なら、少し考えることができそうです。
友達が話すカバ達の生活が、とてもかわいかったのでご紹介します。
カバの子離れが参考になるとは言いません。
しかも、
テレビで見た。って言ってましたので、本当かどうか定かではありませんのでご容赦ください。
カバは、家族単位で生活しているそうです。
寝るとき、子どもを挟んで、川の字になって寝るそうです(かわいい!)
あの顔で、あの形で、川の字で寝てるのだそうです。かわいい。
そんなカバが、ある日、子どもを追い払うのだそうです。
かなり厳しく、追い払うようです。
子どもは、家族を離れて、一人(一匹)新しい家族をつくるための旅に出ます…。
今…。
川の字で寝てる。っていう部分と、
子どもを追い払う。っていう部分しか覚えていない自分に驚きました。
話題を変えます。
…。
そういえば今日、レッスンの時に新曲を持ってきてくれた方がいました。
友達の結婚式に出席したときにできた曲だそうです。
…こんな内容でした。
ある一人の女性。
彼女は、今まで、気づかなかったことに気づいた。
彼女が、誰かをとても愛して、今新しい家族を作ろうとしている自分を幸せに思ったとき、彼女はわかった。
彼女がいままで、どれほどの愛を両親から与えられてきたかがわかった。
つらいことや悲しいことに気を取られている間、気づかなかったけど、
そんな間にも、たくさんの愛に支えられて生きてきた。
愛されて育てられてきたから、大事な人を愛せるようになったんです。ありがとう。
…っていう、そんな感じの内容でした。
私たちが普段口にする、愛。とは、違う形の愛です。
ほわーんとした、甘い夢の中の愛ではなくて、
毎日、ご飯を食べさせ(外食だとしても!)、命を生かし(時々怒りすぎて殺意を感じたとしても!)、服を着せ(誰かのお古だとしても!)、靴をはかせ、学校にいかせ、この大変な時代に10年とか20年の長い間。
かわいいのは、初めの数年で、
だんだん、生意気なことを言ったりするようになり。でまたそれをかわいいと思ったり憎たらしいと思ったり。
10年とか、20年とかの長い時間、命をつなげた。って、すごいことだと思います。
カバの育児が、何年くらいのものか知りませんが。(どなたかご存知だったら教えてください)
人間の子離れ。
頑張ってしなくてもいいんじゃないかと思います。
そして、もうひとつ。
頑張って子離れしてもいいんじゃないかと思います。
一生うるさい母さんでいてもいいし、
どこかで、カバのように家を追い出してもいい。
別の選択肢もあるかもしれません。
お母さんお父さんと、子供達の数の親離れ子離れ。
楽しんでください。
寿命や宿命の関係で、強制的に終わらされてしまう親子もたくさんあります。
生きてこそ。
ともいえますが、
たとえ、どちらかが、びっくりするほど早く死んだとしても。
かけがえのない、尊い、関係を持った、親子です。
徳田美和