前回は、自分の枠(思い込み)を外すために、

自分が重要だと思っていることを変えてみれば

いいというお話しをさせていただきました。

 

でも、そもそも自分が「重要だと思っていること」って

どんなことだろう??って思いますよね。

 

 

自分が重要だと思っていることとは、

「信念」という方が正確ないい方になります。

 

人は自分が信じた信念にもとづいた情報しか

取り入れないようにできています。

 

たとえばいつも行っている美容院で

評判がよく、「ここちよい美容院」

という信念をもてば、

 

他の美容院のチラシを見ても、

いつもいっている美容院があるからと、

他の美容院のチラシをしっかり見ようとは

しないでしょう。

 

こうした信念はどのように

つくられるのでしょうか。

 

信念とは、

生まれつきのものではないです。

 

生まれてから身につけたものです。

 

信念は子供の時に親が発した

言葉に大きな影響を受けていると

言われています。

 

その他にも学校や友人、テレビ、

ネットなど様々な情報に影響を

受けて形つくられます。

 

そして信念は「思考」によって

つくられます。

 

思考は「言葉」・「イメージ」・「感情

でつくられます。

 

どういうことかといいますと、

 

例えば、

「経営理念」は言葉で表現されます。

 

そして言葉で表現された経営理念が

会社のめざしていることについて

イメージを抱かせます。

 

さらにそのイメージがこの会社は

すばらしい!などという感情を

呼び起こします。

 

このように思考は「言葉」・

「イメージ」・「感情」でつくられます。

 

人間は1日におよそ6万回思考

していると言われます。

 

この思考の繰り返しがさらに

「信念」を強固なものにしています。

 

こうして自分の「枠」が形つくられます。

 

脳科学者の茂木健一郎氏は

相談に来るお父さんとお母さん

の多くは、子育てには正解がある。

 

子育ては○○じゃなきゃダメと

思い込んでしまっているといいます。

 

そして自分の子供がその思い込みと

違うと「うちの子何かおかしいんじゃないか!?」

と不安に思ってしまうことが多いといいます。

 

こうした思いこみは捨てて、

個人差を尊重しましょうといっています。

 

自分が重要だと思っていること=信念が

どのように形づくられるのか

簡単のご紹介しましたが、

 

信念とは自分で作りだした確かなものではなく、

周りからの影響を多分に受けてつくられた

意外にも根拠のない産物だったりします。

 

このように考えると、

自分が重要だと思っていることについて、

見直して見ることは、新たな可能性

生み出すための第一歩となるのでは

ないでしょうか。

 

自分の枠を外した女性の

体験談を聞く機会がありました。

 

 

どういうことかといいますと、

その女性は上司に仕事の

報告をするといつもなにかしら

指摘をされて、

 

きっと上司は自分のことが

嫌いでなにか1つでも指摘

してやろうと思っているんだ

ろうとずっと思っていたそうです。

 

でもあるとき、

自分の枠を外すことの大切さ

学んで、

 

上司は自分のことが嫌いなんだ

ろうという自分のこれまでの枠を外して

上司に報告してみたのだそうです。

 

すると上司は自分のことが嫌いで

なにか指摘してやろうという気持ちで

いるのではなく、

 

ちゃんと仕事を教えてあげたいと

思っているのではないかと思えて

きました。

 

この感情は本当だろうか??

 

と何度も自分の枠を外して

上司と接してみましたが、

やっぱり仕事を教えてあげたいと

思っていることが確信できた

のだそうです。

 

そうしたら上司のことをとても

尊敬できる人になったのだ

そうです。

 

こうした実体験から

その女性は自分の枠を外す

ことの大切さを力説していました。

 

本当にいい話しを聴いたなと

その女性に感謝しています。

 

「自分の枠」ってどうしてできる

んでしょうか。

 

そしてどうすれば自分の枠を

外せるのでしょうか!?

 

そもそも人の認識って

制限されています。

 

認識が制限されていることを

分かりやすいことばで表現すると

 

「とらわれ」

 

といったりします。

 

人は目の前のものをすべて

正確に認識できません。

 

すべて正確に認識できない理由は、

 

目の前のものをすべて正確に

認識してしまうと

 

ものすごいエネルギーを消耗

するので、

 

自分にとって重要なものだけを

認識するようにできています。

 

このように考えますと、

すべての人に「とらわれ」がある

ということになります。

 

このとらわれが

その人の「枠」になります。

 

枠のことを「思い込み」と

いってもいいでしょう。

 

 

では自分の枠を外すには

どうしたらいいのでしょうか!?

 

ヒントは人の認識が制限されている

ことにあります。

 

人の認識は自分が重要だと

思っていることだけを認識する

ようにできていますので、

 

自分が重要だと思っていることを

少し変えてみればいいのです。

 

自分が重要だと思っていることを

少し変えてみると、

 

また違った重要性を基準に

認識が始まります。

 

そうすると同じようなことでも

また違った見方ができるように

なります。

 

すなわち、

自分の枠を外すには、

自分が何を重要だと思って

いるのかを知って、

 

その重要だと思っている

ことをちょっとわきに置いて

みることです。

 

そうすると脳がいままで

気付かなかった認識を

もたらしてくれるのです。

 

最初にお話しした女性は、

もしかしたら上司に認めて

もらいたいということが

重要なことでしたが、

 

報告すればいつも必ず

指摘されて上司に認めて

もらえていないと思い込んだ

のではないかと

勝手に想像してしまいます。

 

そこで自分の枠を外してみよう

と意識して上司に認めてもらおう

という気持ちをわきに置いてみた

ところ、

 

違う認識が生まれたという

ことかなと思います。

 

誰しも自分の枠がありますが、

枠(思い込み)を外して見ることで

普段とはちがったものが見えてくる

のではないでしょうか。

 

2020年は国内で思うように

結果を残せなかった

渋野日向子ですが、

 

全米女子オープンの

チャンピオンズGC

(米国テキサス州)の

大舞台で3日目も単独首位

キープできましたね。

 

今日は天候が悪く14日に

順延になりましたが、

 

最終ラウンドも是非とも

頑張ってほしいですね。

 

2日目はロングパットが

面白いように決まりましたが、

3日目はパットが思うように

決まらず、

 

どうしたら緊張しないで

プレーできるんだろう!?

とコメントしていたのが

印象的でした。

 

渋野のコメントを聞いて、

今回は緊張するって

どんなことなのか

 

脳科学の観点から

考えてみたいと思いました。

 

 

人間は基本的に

 

慣れ親しんだもの

 

を求めます。

 

この慣れ親しんだ

自己イメージとズレると

緊張が生まれます。

 

状況があるべき姿である

自己イメージとズレると

無意識が心地よい

 

自己イメージの方向へ

 

引き戻そうとします。

 

これは、

自己イメージよりも

良くない状況であっても、

 

逆に

良い状況であっても

 

無意識が自己イメージの

方向へ引き戻そうとします。

 

苫米地英人博士は

この無意識が心地よいと

思っている自己イメージのことを

コンフォートゾーン

といっています。

 

ではなぜ自己イメージよりも

良い状況であっても、

悪い状況であっても

 

無意識が自己イメージの

方向へ引き戻そうとするのか

といいますと、

 

それは自己イメージ

その人にとって、

 

とても重要なこと

だからです。

 

自己イメージは

その人自身そのもの

ですから。

 

ですから、

自己イメージを壊すような

状況を避けようとします。

 

逆に自己イメージに合うことは

積極的に取り組みます。

 

例えば面接は自己イメージと

ズレて緊張している

一番いい例ではないでしょうか。

 

こういう時は記憶を引き出そうと

しても出てきません。

 

また情報をインプットしようとしても

受け付けられなくなります。

 

緊張している状態では、

自分らしくないので、

この状態から逃げ出したいと

思いますし、

苦手意識を持ちます。

 

このように、緊張とは、

状況が自己イメージとズレる

ことによって起こるわけですが、

 

ずっと自己イメージの中にいて

心地よい状態にどっぷりつかって

いますと、

 

潜在能力を発揮する足かせとなって、

その範囲内でしか能力を発揮できません。

 

つまり自己イメージに閉じこもって

ばかりいると成長できません。

 

 

ではどうしたらいいのでしょうか!?

 

それは未来に向かって

自己イメージのレベルを

上げていくことが必要です。

 

前にもご紹介した、

いいセルフ・トークを心がけ、

よりよい自分をイメージする

ことが大切です。

(イメージの力についても

前にご紹介しました。)

 

セルフ・トークやイメージの力で

さらに上の自己イメージを

創りましょう。

 

その結果、

潜在能力がアップできます。

 

渋野日向子もメジャーで活躍する

機会が増えれば、

自己イメージが高まって、

首位にいることが自己イメージに

合致して、

それほど緊張しなくなるのでは

ないかと思っています。

 

前回は1つ上からものごとを

見ることによって、

視野が広くなります

というお話しをさせて

いただきました。

 

今回は逆のお話しです。

なぜ視野がせまくなるのか

が分かると、

 

気付かなかったことに

気づけたり、

見えなかったことが

見えるようになって、

チャンスが見えてきます

というお話しです。

 

 

なぜ視野がせまくなってしまうのか、

脳の特性を知ることによって、

視野を広くすることの重要性

より知ることができます。

 

もともと人が物事を認識するとき、

目の前のことをすべて認識して

いるように思っていますが、

これは錯覚なのです。

 

実は認識できる情報は制限されて

いるのです。

 

目の前にあるものを全て

認識したらものすごい

エネルギーを消耗しますので、

 

脳が最小限のエネルギーで

最大限の能力を発揮できるように

情報を制限しているのです。

 

どういうことかといいますと、

脳のRAS(ラス)という機能によって、

自分が重要だと思っているもの

しか認識しないようにできて

いるからです。

 

脳は昨日見たものを

今日もみたという気にさせます。

 

だから見慣れたものは

楽をして見ようとしません。

 

脳は「知ってるよ」と

自分をダマすのが

得意なのです。

 

このようにしてエネルギーの

消耗を制限しています。

 

ですから私たちの

目の前にある世界は

自分の脳が重要だと

判断した情報だけで

成り立っています。

 

何をいいたいのかと

いいますと、

 

自分は目の前にあることを

すべて認識できていると

思いがちですが、

 

実は目の前にあることの

ほんの一部分しか

認識していません。

 

認識できることは

自分が重要と思って

いることだけです。

 

 

ということは、

逆に自分が重要だと

思っていいないことは

認識できません。

 

この目の前にあること

なのに認識できていない

ものがあるということを

知っていることは大切です。

 

つまり、

何かを認識している!

ということは、

 

何かを認識していない

ということなのです。

 

ここで重要なことは、

認識できていない部分に

 

「ヒント」が隠されている

 

ことが少なくないということです。

 

自分が重要だと思っている

ことはものごとの1つの

側面にすぎません。

 

だから意識して

1つ上からものごとを見て

抽象度を上げて考えることで、

 

今まで認識できていないことが

認識できるようになって、

新しい気付きがあります。

 

気付かないことに気付く、

見えないものが見えるようになる。

 

抽象度を上げる事によって、

この先どうしたらいいのかが

見えなくて困っているときに、

先が見えるようになります。

 

1つ上からものごとを見ることを、

抽象度を高くして考えるといいます。

 

抽象度を高くして考えることによって、

思わぬいい方法が見つかった事例を

ご紹介します。

 

 

20代の魚の養殖をしている

若い経営者の話しです。

 

あるとき、

まだ養殖したことがない魚ですが、

毎年多くの販売が見込める種類の

魚がありまして、

 

ぜひその魚を養殖して販売したい

と考えました。

 

そこで長年、その魚を養殖している

経験豊富な年配の同業者に

養殖の方法を聞きました。

 

何人もの同業者がやり方を

教えてくれました。

 

でも、

その方法で養殖してみましたが、

大失敗

 

でも何とかして養殖したい

という気持ちは変わりません。

 

そこで20代の若者は思いました。

 

そもそも教えてもらった

同業者のいっていることは

みんな違うし、

ほんとうにその方法で

いいのか???

という疑問がわいたそうです。

 

そこで人に聞くのはやめて

自分で方法を調べて

やってみようと思いました。

 

でもどんなに探しても

その種類の魚の養殖の

方法について書かれた本が

見つかりませんでした。

 

そこで抽象度を高くして

考えました。

 

自分が養殖したい魚と

似たような魚の本なら

ありました。

 

そこで、

ダメもとで自分が養殖したい

魚と似たような魚の本を

何冊も買い込んで

読みあさりました。

 

すると思いもよらない

意外な点をいくつも

発見しました。

 

 

このように抽象度を高くして

考えることで、

 

似ているけどいままでは

全く違う魚だと思っていた

のですが、

 

そこに

共通点が見つかって、

 

もしかしたら!?

 

という発見が

いくつも出てきたのです。

 

そうやって発見した方法ですが、

ほんとうに自分の考えが

合っているのか確認したくて、

 

思い切ってそういったことに

詳しい試験所にいって、

話しをしました。

 

たくさんの本を読んで

身に付けた知識をもとに

話しをすると

 

試験所の人も感心して、

さらに詳しいことを

教えてくれました。

 

このように抽象度を

高くして考えることで、

もしかしたら!?という

ことに行き当たり、

 

知識が身に付けば

その道に明るい人が

喜んでさらにいろいろと

教えてくれることは

珍しいことではないと

思います。

 

(私自身も、私のブログを読んだ

脳科学に詳しい方と知り合いになり、

その方から脳科学を教えてもらった

りしています。)

 

ですから、抽象度を高くすることで、

今まで思いもよらない

意外なことに気付き、

 

今まで見えなかったことが

見えることは

自然なことだと思います。

 

目先のことに行きづまってしまって、

もう方法がないなどと思わずに、

 

あえて「1つ上からものごとを見る」

ことによって、

 

視野が広くなり、

突破口が開ける

のではないでしょうか。

 

視野を広くするとか、

客観的に考えるって

難しいですが、

 

ちょっとした手法を使えば、

思わぬ展開が待っていると

思います。