消費税の総額表示は、

主に不特定多数の方に販売する場合に

必要です。

 

「100円ショップ」の店内の価格表示や

パンフレットの「希望小売価格」

会員制のスポーツ施設も総額表示に

しないといけないのでしょうか!?

 

今年の4月1日から商品の価格は、

消費税込みの総額で表示しなければ

いけません。

 

そこで今回は、

Q&A形式で、7つの点から

消費税の総額表示について

見ていきたいと思います。

 

 

■NGになる"あの表示"とは・・・

 

「998円(税抜)」「998円(+税)」などは、NGになります。

 

Q1 見積書請求書等は、

   総額表示義務の対象では

   ないのですか?

 

A1 総額表示の義務付けは、

   不特定多数の方 (一般消費者) に、

   値札や広告などで、価格を表示する

   場合ですので、見積書・契約書・請求書等は

   総額表示の対象にはなりません。

 

Q2 「100円ショップ」の店内の価格表示は、

   総額表示の対象になりますか?

 

A2 「100円ショップ」の価格表示も、

   消費税額を含んだ支払総額を

   表示する必要があります。

 

Q3 事業者間の取引の価格表示は、

   総額表示でなければいけませんか?

 

A3 事業者間の取引では、総額表示の

   義務付けはありません。

   ただ、取引先からどのように受けとめ

   られるか、取引先に誤認を与えて

   トラブルの原因とならないか”などの

   点を十分に踏まえて各表示をする

   必要があります。

 

Q4 「業務用」ユーザー向けに作成した

   パンフレットなどで商品に

   「希望小売価格」を表示している場合、

   総額表示義務の対象になりますか?

 

A4 小売店が消費者に対して行う価格表示

   ではありませんので、「総額表示義務」の

   対象にはなりません。

 

 

Q5 会員制の店舗等における取引も

   対象になりますか?

 

A5 総額表示の義務付けは、会員制の

   スポーツ施設(スポーツクラブ、ゴルフ場)

   など、会員のみを対象としている場合でも、

   会員の募集が広く一般を対象にしている

   場合は、「総額表示義務」の対象です。

 

Q6 「9,800円(税込10,780円)」という表示でも

   総額表示を行っていることになるでしょうか。

 

A6 総額表示の義務付けは、税込み金額が

   一目で分かるようにするためのものです

   ので、このような表示方法でも、総額表示

   の義務付けに反しません。

 

   ただし、『9,800円』が「税込価格」と消費者

   が誤認するようなことがあれば、「不当景品類

   及び不当表示防止法(景品表示法)」の問題が

   生ずるおそれもあります。

 

Q7 「税込価格」にする場合、円未満の端数は、

   どうすれば良いですか。

 

A7 円未満の端数は、切捨て・切上げ・四捨五入

   など、事業者の判断によります。

 

野口悠紀雄 教授のウェビナーを受講しました。

(freee株式会社 主催)

 

ポスト・コロナ時代には、リモート化の進展で、

国境の壁がさらに低くなり、デジタル化が一層

広がります。

 

 

例えば、

アメリカはインドの英語力に目をつけて、

アメリカの会社がコールセンターをインドに

設置して、業務の効率化を進めてきました。

 

アメリカの会社に電話をしているのに、

実際に電話がかかっている場所は

インドということです。

 

これはインターネットの技術で可能です。

特別な技術は必要ありません。

 

これは、アメリカでは20年以上も前から

普通に行われていることです。

 

これは一例ですが、

このように様々な新しい技術を駆使して

アメリカは生産性を高めてきたのです。

 

野口 教授は、

日本のデジタル化は先進国の中で

遅れているといいます。

 

だから長い間、日本全体の業務の効率性が

高まっていないというのです。

 

しかしコロナによって、日本でもオンラインでの

会話が身近になりました。

 

オンラインで会話する技術はずっと前からあります。

 

オンラインで会議をしようと思えば簡単にできる環境に

ありました。

 

でも日本ではあまり普及していませんでした。

 

でもコロナで移動ができにくくなると、

オンラインで会話することが一気に普通になり、

会社の会議も、学校の授業もオンラインで行う

ことが普通になりました。

 

これまでは技術的には利用可能でも、

相手が受け入れなければその技術を

使うことはありません。

 

でも、コロナによってオンラインの技術の

有用性に気づき、

 

従来からあった技術を社会が受け入れる

ようになったのです。

 

テレビ会議やクラウドは特に新しい技術ではない

ですが、

 

必要に迫られて使うようになったことは

大きいでしょう。

 

もはやアフターコロナはビフォーコロナとは

かなり違う世の中に変化するでしょう。

 

ですから、こうした環境の変化に、

 

①対応した人

 

②対応できなかった人

 

③対応しなかった人

 

がいるでしょう。

 

 

ニューノーマルの社会のおいては、

新しい技術を利用するか否かで、

アフターコロナで大きな差になって

現れるでしょう。

 

これまで存在は知っていたけれども、

重要性に気付かなかったことについて、

あるときその重要性を認識できることは、

チャンスを生みます。

 

コロナによってさまざまなことにおいて

大きな変化を余儀なくされ、

 

多くの方にとって試練であることは事実です。

 

しかし、環境や条件が大きく変わることは

チャンスでもあるのです。

 

なぜなら、

今までできなかったことが、できるようになる

からです。

 

これまで重要性を認識していなかったことについて

重要性を感じるようになるからです。

 

こうした状況は、リープフロッグ(逆転勝ち)しやすい

環境です。

 

例えば、

今の中国は目覚ましい発展を遂げています。

なぜそれができたのかといいますと、

それは、これまで中国は遅れていました。

 

でもその遅れを取り戻そうと新しい技術を取り入れて、

先進国に追いつき、追い越すことができたのです。

 

中国の例を考えますと、遅れていることは

何も恥じることではなく、

 

むしろ遅れているという意識が、

新しい技術を取り入れようという意欲に変わり、

 

新しい技術の導入が急速に遅れを取り戻し、

さらに逆転勝ちを生むのです。

 

不完全なものを新しい技術で改善すれば、

リープフロッグ(逆転勝ち)ができます。

 

このように見方を180度変えれば、

「遅れ」はむしろチャンスなのです。

 

私は、

「遅れ」はむしろチャンスであるという

野口教授のことばを深くかみしめて

いきたいと思いました。

 

今日の日経新聞で、円が一時110円台になり、

約1年ぶりに円安・ドル高が進んでいます。

 

これからの日本経済の動向を考えるに当たって、

 

どうして円安になっているのか、

②円安になると日本の経済にどういう影響があるのか

 

について考えてみたいと思います。

 

 

まず、

①なぜ円安になっているのか!?、についてですが、

これはアメリカのワクチン接種が本格的に広がる

という見通しによって、

 

アメリカ経済が早期に景気回復するのではないか

という期待が高まったためです。

 

ではなぜアメリカ経済が早期に景気回復すると

円安・ドル高になるのでしょうか!?

 

アメリカの景気が回復すると、安全な資産である

アメリカ国債を売って、よりリスクの高い株式などに

投資するようになります。

 

アメリカの国債が売られますと、国債の価格は

需要と供給の関係から下がります。

 

経済の仕組みから国債の価格が下がりますと

金利は高くなります。

 

金利が高くなりますと、より多くの利息をもらうために、

世界各国の投資家は金利がたくさんもらえる

アメリカ・ドルを買うようになります。

 

ドルを欲しい人が増えますから、ドル高になるのです。

 

ドル高になれば、すなわち円安になります。

 

これが円今、円安になっている要因です。

 

簡単にいいますと、ワクチン接種でアメリカ経済の

回復が予想されますので、

 

ドル高・円安になっているということです。

 

では次に、

②円安になると日本の経済には

どんな影響があるのかについて

考えてみたいと思います。

 

 

円安になりますと

①メリット②デメリットがあります。

 

①円安のメリットは、すでに多くの方が

ご存知のとおり、

 

自動車などの輸出品が高く売れますので、

日本の景気にとってはプラスになります。

 

②円安のデメリットですが、近年はあまり

いわれないような気がしますが、

 

ガソリンなどの輸入品の値段が高くなります。

 

実は円安によって輸入品の値段が高くなるということは

想像以上に怖いことです。

 

なぜなら物価の高騰につながるからです。

 

特に原油は多くの製品の価格に影響を

及ぼしますから、

 

円安によって原油価格が高くなることは

懸念材料です。

 

日本は世界でもまれにみる物価が安定

している国ですし、

 

長年デフレが続いていますので、

物価の高騰など考えられないと

思われている方が多いと思いますが、

 

ただでさえコロナ禍の景気対策として

巨額の国債を発行して、

 

短期間でこれまでに考えられないほどの、

もの凄い量のお金が国内に流通するように

なっています。

 

さらに、

昨日もテレビニュースで報道されていましたが、

 

原油価格の高騰で銭湯や飲食店など、

身近なところにコストの増加の影響が

出始めています。

 

ガソリンなどの原油価格が高騰しているワケは、

ワクチン接種がこれから進むと、

 

航空機や車の移動が増えるのではないか

という期待からではないかといわれています。

 

経済は先の見通しによっても大きく変化しますので、

今はコロナ感染で経済が大変だという現状だけを

見ているのではなく、

 

少し先の経済の見通しにも注目して、

今後、日本経済がどうなっていくのか

という視点で、

 

自社の経営環境の変化をとらえるという

視点も大事だと考えます。

 

今回も「会計の世界史」、田中靖浩著からです。

 

会計の歴史を振り返ることで、

これまで当たり前だと思っていたことが、

凄いアイデアであったことに気づかされます。

 

 

イギリスのロンドン・バーミンガム鉄道などは、

多くの出資を募るために事業に対して出資

してくれた出資者にできるだけたくさん配当を

出したいと考えていました。

 

でも鉄道会社の場合、線路を敷いたり、

蒸気機関車を購入したりと最初に多額の

設備投資が必要になりますので、

事業を始めてもなかなか利益が出ません。

 

なぜならこの当時の会計は、投資したら、

投資した年に投資した金額を全額、

経費にしていたからです。

 

ですから、いつ株主になったかで

会社の利益が大きく異なって、

配当に不公平が生じます。

 

そこで鉄道会社は一計を案じました。

 

誰もが納得できる新しいルールを

作りだしたのです。

 

つまり、

儲けを「平準化」すれば毎年安定的に

配当ができると考えたのです。

 

そこで、それまでは利益について

入金から出金を差し引いた

「収支計算」で行っていたものを、

 

固定資産などの大きな設備投資

については、

 

数年に分けて費用にしようと

思いついたのです。

 

この斬新な考え方がいまではおなじみの

「減価償却」です。

 

こうすることで、巨額の蒸気機関車を

購入しても「設け=利益」が出やすくなります。

 

ですから減価償却によって毎年配当が

できるようにしたのです。

 

このようにして、産業革命以降、

家計簿的な入金と出金で

利益を計算する方法から、

 

収益から費用を差し引いて

利益を計算するようになりました。

 

これが企業会計の進化の歴史です。

 

この方法は現在も進化しながら続いています。

 

 

でもデメリットもあります。

 

なぜなら、

家計簿的な入金と出金で利益を計算すれば、

儲けと金庫の金額が一致します。

 

でも収益から費用を差し引いて利益を計算する

いわゆる「発生主義」になりますと、

 

儲けと金庫の金額が一致しません。

 

これを悪用して、

鉄道王のジョージ・ハドソンは

粉飾決算を行いました。

 

例えば蒸気機関車を購入した場合、

その購入した金額を何年で費用に

分配するか人為的に決めることが

できます。

 

つまり利益操作ができるように

なったのです。

 

これが粉飾の始まりです。

 

時代とともに減価償却から引当金、

近年では税効果会計へと会計が

進化するほどお金の流れと利益は

かけ離れていきます。

 

そしてとうとう「黒字倒産」が起こるのです。

 

利益が出ているのにお金がないという現象が

起こりました。

 

最初の会計の目的は、

売上代金の不払いなどにそなえて

帳簿をつけるなど、

自分を守るために必要でしたが、

 

株式会社ができて出資を募る

ようになったら、

 

決算書は配当を出すために株主のため

つくられるようになっていったのです。

 

このように会計の歴史を振り返りますと、

会計の本質を垣間見ることができますね。

 

今では当たり前のことが、歴史という

フィルターを通すことで、

新しい理解が生まれます。

 

歴史の重要性や面白さをあらためて実感

することができました。

 

今日は「会計の世界史」田中靖浩著

をよみまして、

 

衝撃的な事実が書かれていましたので、

ご紹介します。

 

 

な、なんとレオナルド・ダビンチ

イタリア出身の簿記の大家から、

 

最後の晩餐に用いる遠近法など

について、かなり詳しくアドバイスを

もらっていたのだそうです。

 

この時期にレオナルドが書いた

Todoリストには

 

「ルカ先生から平方根を習うこと」

と書かれたメモが残されているんだ

そうです。

 

ルカ先生とは、ルカ・パチョーリです。

 

ルカ・パチョーリはミラノ大学数学部の

初代部長に就任するなど、数学に精通

した方です。

 

イタリアではすでに帳簿を付ける習慣

12~13世紀頃に存在したとのことです。

 

レオナルド・ダビンチが活躍したのが

16世紀のルネサンス期ですから、

 

随分前からイタリアでは帳簿をつける

習慣があったんですね。

 

ルカ・パチョーリが簿記を発明した

のではなく、

 

ヴェネツィア商人やフィレンツェ商人が

用いていた簿記の技術をルカ先生が

まとめて整理し、「スンマ」を発行してから

簿記が広がったことは間違いないのだ

そうです。

 

この当時の「数学の力」とは、

「簿記を付ける」技術を身につける

ことにほかならなかったのだそうです。

 

この当時の帳簿をつける目的は、

取引をめぐるトラブル、

 

例えば売上代金を払ってもらえなかった

ときなどに帳簿がつけてあれば

 

それを裁判所に提出すれば証拠に

なりました。

 

簿記をつけることで商人たちは

トラブルから自分を守ることができ、

仲間割れを避けることができたのです。

 

 

また、

この本には会社=カンパニーの語源も

載っています。

 

中世イタリア語でコンパーニャが転じて、

後に会社を意味することばであるカンパニー

(company)になったそうですが、

 

このカンパー二―とは、

「Com=一緒に、Pan=パンを食べる」人たち

という意味なのだそうです。

 

つまりカン・パニーは一緒にパンを食べる仲間

のことだったのですね。

 

また、レオナルド・ダビンチが芸術家として

大成する上で大きなポイントとなる、

 

当時では貴重な「紙」が、イタリアには

比較的豊富にあったのだそうです。

 

イタリアでの紙の普及によってダビンチは

大量にスケッチを残すことができたのだ

そうです。

 

また紙が普及したことによって

商人の間で帳簿をつける習慣が

広がったことは決して偶然ではない

としています。

 

このように

時には会計の歴史をヒモ解くのも

面白いですね(^^♪

 

他にもメディチ銀行の破産の話しや、

ポルトガルのバスコ・ダ・ガマが

アフリカの南端の喜望峰を回る新航路を

発見したこと、

 

チューリップ・バブルや、オランダが

世界で初めての株式会社を作った

歴史的な背景など、

 

会計の視点からの興味深い歴史的な

内容が盛りだくさんです。

 

会計に興味がある人も、歴史に興味がある人も、

どちらの方にも楽しめる、奥の深い本です。