弁理士の方の多くは、自らの専門性の向上に、強い意欲をお持ちです
しかし、登録者とお話しする限り、事務所の組織運営に関心をお持ちの方は、さほど多くないという印象を受けます
これら二つのことは、決して相反することではないのですが、組織運営は人の心に関することだけに、あまり深入りしたくないという弁理士の方が多いのかもしれません
現在、特許事務所では、高齢により引退を考える所長が増えつつあります。また、規模拡大中の事務所においては、組織運営が重要課題のひとつです。このような背景から、第一線の弁理士の方が、組織運営にも関与する必要が増えてまいりました
以前に訪問した特許事務所の総務部長は、創業所長に次ぐ副所長弁理士は１名いるものの、今後の組織強化を睨んで、外部人材からもう１名を副所長に据えたいというお話をしておりました。「人と関わるのが大好き」という弁理士の方には、新しいチャンスが増えそうな予感がします