今回の(超)忙しい病院の勤務をして・・・・・・・・・・・



感想としては、今回の東京ルール下での2次救急病院の地域救急センターの病院の当直をして


不眠不休で多くの患者さんを診察して、非常に危険な状態で勤務をしたと実感させられた。




無論、今回の様な危険な労働状況の救急病院ばかりではない,


今 私が診療をしている救急病院も忙しいが今回勤務した病院とは違うシステム


であるため同じ状況までには至っていない。



 今の救急医療の問題である受け入れ不能状態を解決するべくして本来設立した東京ルールも


救急外来受診を利用者の都合に合わせるだけで医療環境が劣化し危険な状況に追い込んでも、


全ての責任を医療者側に取らさせている。



 この様な状況になった原因の一つとしてマスコミが救急車の受け入れ不能を騒ぎ立て、


  医療不信を助長している一方で、『救急外来24時』など医療従事者が


  過酷労働をしても美談として訴えているだけで医療現場の悲惨な環境


  を根本的に変えようとはしないことが問題だと思います。


 

 結果として今の状況が続けば、世界で一番安く質のよいと言われた日本の医療も受けられなくなります。



以前、ある先生が海外で医療を経験し私に述べたことは



『日本人医師の個々のレベルは非常に高いが、しかし医療システムが悪い。』



まさに、私も同感です。



医療のシステムを作るのは我々を含む国民皆であります、今の医療制度が崩壊する前に早く



いいシステムと環境を作っていただけるよう願いたい。



そんなことを考えさせられる激務でした。




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1月30日から31日にかけてかなり忙しい病院の当直をしてきました。

昨日からの続きブログをUPします




ICU看護師:『 ICUの患者さんで47歳女性、脳出血後の患者さんですが、

        血圧が急に下がってきました。』



それは大変と思いつつ、ICUのその患者さんのところに行くと・・・・・

呼吸をほとんどしていない状態。


こりゃまずい!!ICLS発動?(←蘇生セミナーで教えていることをまたもや実践か?)


カルテと看護師に確認するもご家族の方針はまだ決まっていないとのこと。


なんとか助けなくっちゃ!!


呼吸停止に近い状態であるが血圧はなんとかある。


急いで気管挿管(口からチューブを気管支に入れる)をしレスピレーター(人口呼吸器)に


呼吸をのせつつ呼吸が停まった原因検索をする。


      胸部レントゲンにて肺炎が重篤化しているためと判明!!



点滴内容を変更し、主治医に連絡、今後どうするか判断するように指示


先ほど入院した多発外傷の患者さんの状態を確認していると、またもやPHSが鳴る。



とほほ・・・・・・・、救急外来へ。



患者さんは24歳女性、ブラジルの方で日本人の旦那さんに殴られ嫌になり救急車を呼ぶ。

   (救急車タクシー代わりじゃないか?)


レントゲン写真、頭部CTともに異常なし、本人に検査の説明し、


救急車をその様に使わないよう強く教育


目の前で診察を聞いていた救急隊からは喜ばれましたが


  あとでクレームが来るかもしれないねぇ~( ̄_ ̄ i)


またまた、次の救急要請の患者さん、今度は看護師曰く毎日救急車で来ている認知症のおじいちゃん。


頭がゴーゴーすると言って近くのコンビニストアーに行き店員から救急要請をされた。


このおじいちゃん毎日病院にあのてこの手で救急車で着てはお話をして帰っていく様だ。

カルテには多い日で2回も救急車で来ている。 (救急車を何だと思ってるの??)


寂しいことは分かるがそんなふうに救急車を使ってはいけないよといっても毎日くる。


今日もそんなこんなで来院。お話をしたら気分が良くなったのか、ご機嫌になり帰宅となった。



福祉の人が付かないとまた明日くるねぁ~、いや今日かなぁ~??






さて、時間は午前7時、ラストスパートももう少し、完全徹夜だ!!


救急隊がまたもや来院。


家族曰くおばあちゃんがぼーっとしているとのこと????

よく聞いてみると睡眠導入剤を寝付けないものだから朝方飲んだところしばらくしても眠れず


何か話してもボーっとしている。家族曰く、本来そんなことはなかったのに大変だと思い救急車で来院。


頭部CT上明らかな異常所見なく、今回初めて飲んだ入眠剤をみて、一時的な健忘が出る睡眠導入剤を


飲んでいることが分かりその可能性が高いとご家族にお話し、外来に来るようお話をしてお帰りととなる。




つぎには又もやご家族が患者さん本人の様子が変だとして来院。


もう、普通外来帯のような患者さんと思いつつ頭部CTを説明。


家族のお話では、患者さん本人がボーっとしていてなにを話しているか分からない様な状態になった。


既往歴を見るとC型肝炎、肝硬変、食道静脈瘤となぅている。


明らかな麻痺や神経症状は現在見当たらない。


肝硬変があるから高アンモニア血症があり変に一時的になったのでは????

(こっちがボーっとしているよと内心思いながら)


当の患者さんは病院についたところ患者さんの調子は元に戻ったとのこと、


  点滴でもするか???


家族と本人は点滴を望まないので


採血をし肝臓専門の医師に行くようお話しをし帰宅。





時計を見ると午前8時ようやく あと1時間


最後の力を振り絞り又もや救急車の患者さん。(もうなんだか分からなくなってきた!!)


どうやら、3日前からインフルエンザと診断されタミフルを飲んだが、頭痛が強くて来院となった。


頭痛も3日前よりあるとのこと。


頭部CTの説明をして頚部硬直がないかなど診るもはっきりせず。


発熱もあることながら、髄膜炎かも知れず。(もうろうとする中、頭痛専門医としても見逃しては恥



腰椎穿刺(背中から針を刺し脳脊髄液を採取し炎症があるか診断するための検査)



をするので準備するよう看護師に指示するも、今まで文句一つも言わなかった看護師が


最後の最後でさすがに疲れたのか、、、、



 看護師: 『 先生、勘弁して下さいよ~ 



といっているが、最後だからと無理やり看護師にお願いし腰椎穿刺検査の準備をしていただき



検査を行う。 髄液は汚くなくとりあえず検査待ち。




時間は丁度、午前9時(ついに開放だー



交代の先生が来ないのでいらいらしつつ、PHSを受付に返す。



9時20分に交代の先生が医局にいるとのこと、半分いらいらしながら電話での申し送りをして、



ようやく開放となった。



本当に長い1日であった。



診察した救急車台数は15台以上、徒歩で来た患者さん数名、救急車を含めここに載っていない患者さん


もいるくらいです。



皆さんはどの様に感じたでしょうか?





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1月30日から31日にかけてかなり忙しい病院の当直をしてきました。

昨日からの続きブログをUPします。





当直勤務も残り10時間となり一旦救急車も途切れたが、そうこうしているとまたもやPHSが・・・・



看護師:『お酒をのみ転倒、頭部外傷の患者さんが来ています。』




 『 午後11時すぎか 』 思いつつ、救急外来へ。



患者さんは頭頂部から血を流しているもののいたって元気



頭部CT、レントゲンで異常所見なく頭以外の外傷もない。


頭頂部を縫合することとなったが、いきなり暴れ始める。



   『なんだって!!』


   『俺をさわるうじゃねぇ』 

 

   『○×▲□っているのだ!!』


   『○△××分かっているのか?』




など分けのわからないことをわめいているので早いところ治療をして早々に引き上げた方がいいと



思いつつも・・・・暴れて治療にならない。




興奮するものだから余計に血がでてしまい厄介( ̄ー ̄;。




こんな患者さん夜になると増えるよねぇ~と思いつつ、なだめつかせ何とか頭の挫創部を縫合をした。





処置が終わりガーゼを付けていると、急に暴れ方がひどくなり看護師さんに殴りかかろうとしている。



           (本当にやになっちゃうね。)




事務員とそばにいた救急隊と同乗してきた警察官が押さえつけて何とか救急外来から撤退してもらった。





お酒を飲むときは人に迷惑のかからない様にしねきゃね



これで、頭蓋内にちょっとでも出血していたり、入院適応のある患者さんだったらなおさら大変



と思いつつ出入り口に眼を向けると・・・・・・




青い服を着た救急隊がストレッチャーを引きながら入ってきました。(もう次の患者さん!!・



今度も痙攣発作の患者さん。


看護師が東京ルールでの患者さんです。といやな顔をしつつストレッチャーの患者さんのところへ。


先ほどの泥酔で暴れていた患者さんも東京ルールの患者さんです。』


と看護師。




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ここで東京ルールの説明を↓↓


東京ルールとは



この東京ルールは厄介なもので、約1年前に石原都知事がたらい回しをなくすために、

実際にはたらい回しではなく受け入れ不能なだけ)導入したシステムで、


昨年からスタートしました。



東京ルールのシステムは救急車の搬送依頼があり(119番をして救急車が出動して)現場到着後、



20分院内に病院が見つからなければ、東京都に36ヶ所ある近くの地域救急センターの病院にその患者さんを


受け取ってもらいます。



もし、東京ルールの地域救急センターの受け取りが出来なければ、その地域救急センターが



来院後救急処置をして同地域救急センターの病院が患者搬送先を見つけなければいけないと言うシステム



です。 (過酷、ちなみに今回当直した病院は地域救急センターの病院の一つです。)




搬送される患者さんは


    精神疾患、 

   薬物中毒、

   アルコール依存、

   身寄りがなくお金もない方、

   高齢者、

   ブラックリストの患者 etc,


の問題がある患者などがほとんどで、先ほどの患者さんのように救急車内で暴れてパトカーと供に


病院へやってくるケースも多々。



色々な事情で病院側の受診が不可能な状態や選定先の病院が見つからない


場合に東京ルールの地域救急医療センターの病院に患者を搬送するのですが、


睡眠もせず、休みもしないで働きっぱなしの状態で医療従事者の判断力も落ちて


くるところに問題のある患者を次から次へと連れてくる。



東京都の決めた東京ルールは行政側が責任を取るのではなく医師や


医療従事者に全て責任転換をして、更なる医療環境の劣化を生み出している。






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さて痙攣の患者さんに話は戻りますが、70歳、女性、



5年前にくも膜下出血と水頭症の手術をしてその後、



痙攣を頻繁院起こしているようですが、抗痙攣剤は服用しないない様子。(何で??)



ご家族曰く1日4から5回痙攣を起こしているとのこと。(唖然!!)




『 ちゃんとした病院にかかっているの??』




家族曰く整形外科にはよく行っているが他には行っていない。



抗痙攣剤を使用しなんとか痙攣が止まりことなきをえて患者さんの



ご家族に手術をしてもらった病院かもしくは、ここの病院の外来に行く様お話をしてご帰宅してもらう。




ご家族である夫の方もかなり高齢で分かっているかどうか心配。。。。。




紙に書いてもう一度病院を受診するようお話をする。(大丈夫か??)





時間は真夜中の2時、疲れもピークになりつつも、病棟から呼ばれる。



病棟看護師:『こちら○階の病棟ですが、患者さんの痙攣が止まりません』




またもや痙攣か??


今日は痙攣付いているなぁ・・・・・・(・_・;)(ボヤキ)



病棟に行き処置と指示を書き、ついでにICUの患者さんと入院した患者さんも心配だから見に行く。



そろそろこちらの電池も切れてきたと思いつつも、胸のポケットのPHSの電池は切れてないようで


ベルは元気に又鳴る・・・・・・(>_<)




今度は夜中に何を思ったか風呂の掃除をしていて水道の蛇口に頭をぶつけてしまい、



頭から出血したので救急車で来院。(こんな夜中に風呂の掃除なんて・・・・




患者さん自身、何度も私たちに謝っていた。



どんな患者さんにも同じ処置をしているつもりだが、患者さんと話す言葉尻もなんだかソフトになってしまう。





無事に処置が終わり。当直室に向かうともう夜中の3時になっていた。




暖房をつけるとなぜか鼻水が出るので(当直室がおそらくホコリだらけのため)暖房を止め



ジャンパーを着つつ当直室の煎餅布団の中に。 (違う意味で過酷だ!)




眠りに入るか入らないかのところでまたもやPHSが鳴る。(何とかならないかねぇ~)





看護師:『外傷の患者さんが救急車で来院しました。』




救急外来に行くと頭と手を痛がっている。




救急隊:『自宅の階段を夜中寝ぼけて転倒・転落し受傷しました。』


     『意識レベルJCS:1-1(大体意識清明だが、今ひとつはっきりしない)です。』




頭部CTで硬膜下血腫が認められるものの、手術適応には現時点ではならない。



それよりも全身診察すると、背中の痛みと腰痛を強く訴えている。




 救急隊に 『背中診た?』 と質問したところ。


 救急隊長: 『すみませんでした。』(←JPTEC(外傷時の初期対応セミナー)受けていないなぁ?)




  私:『多発外傷じゃないの』 ⇒もしかして3次救急レベルの患者さん??


                    この病院は2次救急だよ。。。。。。。。




かなり痛がっているので点滴を入れ、バイタル確認、胸の上がりや呼吸苦がないか確認し、



 胸の写真も、SaO2も問題ない、呼吸苦もなしFAST(腹部エコーをするか??)


 とにかく、すぐさまもう一度全身CTへ・・・・・(こまっちゃうなぁ~




胸部CTにて血気胸(胸腔内に出血)を認めましたが、



トロッカー(気胸などの場合に胸腔内にチューブを入れ空気や貯留水などを引き出すもの)



など入れる必要もない位、良かったことに腎臓、肝臓、膵臓大丈夫



肋骨骨折がありそうだがそんなに心配なく2本ばかり骨折している。



しかし腕の骨は折れているものの神経障害がなさそうであり開放骨折もしていないから固定。



     ⇒ (本来ならファーストチョイスは3次救急病院)

 



3時間後に頭部CTと胸部CTをといいつつ指示して、またまた患者さんをICUへ。






指示を書いている途中でも青いジャンパー姿の救急隊のとストレッチャーが登場。(勘弁してよ~~



今度も酔っ払って転倒しているため救急要請。



看護師:『またもや、東京ルールでやって来ました。』





  『 天下の東京ルールか!!』 と内心思いながら、


患者さんを診ようとするといきなり吐き始める。 床は吐物が一面に・・・・・・・・・・・(>_<)




・・・・・・・・・・・・・・・診察中断・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



嘔吐物を処理している看護師さんも疲れている様子。


しかし、ここの看護師さんはタフだわ!!!



こんだけ救急車が来てもあまり文句も言わず、黙って患者を介抱して本当に偉い!!(・ω・)/




患者さんの家族に頭部CTとレントゲンの説明をしてご帰宅するようにお話をする。

そんな時、またまたPHSが・・・・・・(鳴)



看護師:『 ICUの患者さんで47歳女性、脳出血後の患者さんですが、血圧が急に下がってきました。』




それは大変と思いつつ、ICUのその患者さんのところに行くと・・・・・





<つづく>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




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