慢性頭痛の話ばかりですと救命専門医してるの??なのかと思われますが・・・・・・
よく救急24時などのテレビ番組で瀕死の状態の患者さんが運ばれてきます。
まさに危険な頭痛、怖い頭痛の患者さんで、私もその様な患者さんを診ることが救急病院では多いです。
普通、頭痛の9割は怖くない頭痛で、怖い頭痛の話をテレビなどで話せば話すほど放送の翌日の頭痛外来は
『治療よりも検査をしてほしい。』
『問診なんてどうでもいいから、MRIを撮ってほしい!!』
といわれる方が増えます。(鬱)
あまりお話しない理由として、頭痛の中でも発症数が少ないのが怖い頭痛、
危険な頭痛は発生頻度から比して少ないので、むやみに不安を助長すると思い
極力お話はしないでおります。
本来、頭痛外来は診断・治療を行うのであり検査を主とはしていないので、検査を希望されている患者さんはなるべく脳ドックでも行っていただくようお薦めしており
ます。
さて、話はそれましたが、
先日、30歳代の女性が頭痛を主訴に救急車で来院されました。
主訴は後頚部から後頭部にかけての激しい疼痛とめまい。
頸部から後頭部への疼痛はかなり痛がっており、既往歴には高脂血症のみであり頭痛歴もなく膠原病等もありません。
診察後、頭部CTを取り明らかな異常所見は認められず、
すぐさま頭部MRI/MRAを施行。
左椎骨動脈(詳しくは:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8E%E9%AA%A8%E5%8B%95%E8%84%88 )に
解離が認められ即日入院となりました。
脳血管内外科の先生(血管の中から脳の血管の病気を治療をする医師のこと、
日本には約400名ほどいます、)を呼びカテーテルにて治療を行う予定でしたが、その間進行性の脳梗塞を併発。
あまりよろしい結果にはならず、カテーテル治療をし
外減圧術という頭蓋骨をはずし脳の圧を逃がす手術を行い、
ようやく命は取り留められました。
御家族、本人を含め周りの医療スタッフもかなり消耗いたしました。
今回の様な怖い頭痛、危険な頭痛は今までに味わったことがないような
強い頭痛にはQQ車を呼ぶべきです。
しかし、半月前から頭痛がして心配だからQQ車を呼ぶというのは勘弁ですよ。
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