Seriously? Yes (6) | 英語学習雑感ブログ

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社会人、超難関大学の難易度

 

 

 

第8パラグラフ

Imagine, then, that it is November 2024 and Mr Trump and President Biden are having a rematch—the first since Dwight Eisenhower beat Adlai Stevenson back in the 1950s. Could Mr Trump win?

 

 

第1文Imagine, then, that it is November 2024 and Mr Trump and President Biden are having a rematch—the first since Dwight Eisenhower beat Adlai Stevenson back in the 1950s.

この文はimagineがV、thatから文末までがOで、中にandで組み合わされた十分構造が含まれています。the firstの直前にはwhich isが省略されていると解釈することができます。

この文は形式は、命令文ですが、意味はsuggestionです。

「そうした上で、時は2024年で、トランプ氏とバイデン大統領が再戦をしようとしていると想像してほしい。これはドワイト・アイゼンハワー大統領とアドレー・スティーブンソンを1950年代に再度選挙で勝利して以来の再戦である」。

 

第2文 Could Mr Trump win?

この文構造は簡単です。

「トランプ氏は勝利できるであろうか」。

この文はそれ自体が疑問文となって疑問を喚起し、その後の議論展開によってその疑問を解消していることが確認できるのでtopic sentenceであると判断することができます。

 

 

ここで第8パラグラフは終了です。このパラグラフは、第1文がtransition sentence、第2文がtopic sentenceであると判断することができます。

 

 

第9パラグラフ

The general election will surely be close. The electoral college gives Republicans a slight edge. The most recent landslide was 40 years ago. America has since become evenly divided politically and calcified because voters seldom switch sides. Mr Biden has some under-appreciated strengths, but he is no one’s idea of formidable. Were the country to enter a recession, Mr Trump’s chances would go up. Some mooted post-primary tactics intended to stop him, such as running a third-party candidate, smack of desperation: they could easily backfire and boost him further.

 

 

第1文The general election will surely be close.

この文の構造は簡単です。

「その大統領選は間違いなく接戦になるであろう」。

この再戦の仮定が実現の可能性が低いものではないことがコンテクストからわかり切っているので、仮定法過去は使われていません。

この文は「どうしてそうであると言えるのであるか」という疑問を喚起し、その疑問を解消するような議論展開をその後に行っていることが確認できるので、topic sentence(第8パラグラフの第2文から見るとsub-topic sentence)であると判断することができます。

 

第2文 The electoral college gives Republicans a slight edge.

この文の構造も簡単です。

「選挙人団は、共和党にわずかながら優位な予想を吐き出している」。

 

 

第3文 The most recent landslide was 40 years ago.

この文の構造も簡単です。

ビジュアルなイメージが湧きやすいように、landslideという言葉が使われていますが、「地すべり」のことを述べているわけではありません。風刺画ではそのような絵が使われることが時々ありますが、圧勝のことをここでは述べています。

「大統領選で圧勝が見られたのは、最近のもので40年前である」。

この時はレーガン大統領が、モンデール民主党候補に圧倒的な大差で勝利しています。

 

第4文 America has since become evenly divided politically and calcified because voters seldom switch sides.

この文はAmericaがS、has becomeがV、sinceがM、evenly divided politicallyとcalcifiedがandで組み合わされてC、becauseから文末までがMという構造になっています。

ビジュアルなイメージが湧きやすいようにcalcifiedという言葉が使われていますが、文字通り石灰の状態になるわけではありません。

「その時以来、アメリカは政治的に互角に分かれてそれが固定化するようになってきているが、それは有権者たちが2大政党の味方をする側をめったに変更することがないからである」。

 

第5文 Mr Biden has some under-appreciated strengths, but he is no one’s idea of formidable.

この文はbutを挟んで十分構造を作っています。

「バイデン大統領に過小評価されている長所がいくつかあるが、誰も手強い対戦候補と思ってはいない」。

 

第6文 Were the country to enter a recession, Mr Trump’s chances would go up.

この文はwereからrecessionまでが、疑問文の語順になってifが省略された条件節で(if the country were to enter a recession)でM、ということを指摘するだけで十分でしょう。

「アメリカが景気後退に入ることになるならば、トランプ氏の勝利する可能性は上昇するであろう」。

 

第7文 Some mooted post-primary tactics intended to stop him, such as running a third-party candidate, smack of desperation:

この文はmootedは単にmootとしたほうが自然です。この記事を書いている執筆者が勘違いしていると思われます。

「第3の党の候補者を出馬させるといった、彼を阻止するために意図された、いくつかの実用的な価値のない予備戦後の作戦は、少し自暴自棄の感が」ある。

 

第8文 they could easily backfire and boost him further.

この文の構造は簡単です。

「それらは逆効果になりやすくさらに彼を後押しする可能性があるであろう」。

 

 

ここで第9パラグラフは終了です。このパラグラフは、第1文がtopic sentenceで、第2文から第8文がそのsupportであると判断することができます。