How to curb violence against women(2) | 英語学習雑感ブログ

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第2パラグラフ

Violence against women remains frighteningly common Some are attacked by strangers, but far more suffer at the fists of those who are supposed to love them. More than one woman in four will be beaten or sexually abused by a partner over her lifetime, according to new data from over 150 countries from the World Health Organisation.

 

 

第1文Violence against women remains frighteningly common.

この文にはピリオド(.)が打っていないですが、誤植と判断します。SVCの構造であることは簡単に分かるでしょう。

「女性に対する暴力は、ぞっとするほどありふれたものであるままである」。

この文は「より具体的にはどのようなことを意味するのか」という疑問を喚起し、その疑問を解消するような議論展開がそのあとに行われていることが確認できるので、topic sentenceであると判断することができます。

frighteningly commonという漠然とした表現が、具体的な記述を要求するという効果を使っています。このような表現がtopic sentenceを見つける手がかりの一つになります。

 

第2文 Some are attacked by strangers, but far more suffer at the fists of those who are supposed to love them.

この文はbutを挟んで重文の構造を作っています。

直前の文がtopic sentenceであると目星を付けておけば、some (women)とfar more (women)が省略されていることが分かります。

さらに、butで繋がっていることを生かせば、those who are supposed to love themがstrangersと対比される意味を持っていることと、are attacked byとsuffer at the fists ofの言い換えがあることも読み取れます。

「見知らぬ人に暴力を振るわれる女性はいるが、そうした女性たちよりも遙かに多くの女性は、彼女たちを愛することになっている人の暴力を振るわれている」。

彼女たちを愛することになっている人とは、親族や恋人が含まれることは言うまでもありません。

 

第3文 More than one woman in four will be beaten or sexually abused by a partner over her lifetime, according to new data from over 150 countries from the World Health Organisation.

この文はmore than one woman in fourがS、willからabusedまでがV、by a partnerがM、over her lifetimeもM、according以下文末までが情報源を示すMという構造になっています。

over her lifetimeという副詞句がpartnerという語の多義性を解消するのに役割を果たしていることに注意してください。

「4人につき1人以上の女性が、生涯にわたって、配偶者によって殴られたり性的暴行を受けたりしていると、WHOの150以上の国々に関する新しいデータが示している」。

伴侶から暴力を受けている女性の割合が25%以上ですからfrighteningly commonなのです。

親族や赤の他人も含めると、暴力を振るわれている女性の割合はまさにぞっとする割合になるはずです。

 

 

ここで第2パラグラフは終了です。このパラグラフは、第1文がtopic sentenceで、第2文と第3文がそのsupportであると判断することができます。