穿心蓮(センシンレン)=ブーニンバの免疫賦活作用と、

過剰な免疫反応を鎮める効果


センシンレンの免疫活性の優れたところは、単に免疫力をあげるだけではなく、過剰な免疫反応を鎮める効果も同時に持つことです。

免疫システムが過剰に反応することにって、起きてくる病気がたくさんありますが、それらの疾患にもセンシンレンは効果的というわけです。

これはセンシンレンが現代医学的にも、TNFα及びIL-1β両方の発現を阻害するという発見によって裏付けられています。

具体的に言うと

(TNF-αの発現に関連した障害)
慢性関節リウマチ、若年性慢性関節リウマチ、骨関節症、脊椎関節症、炎症性腸疾患(クローン病及び潰瘍性大腸炎を含む)、慢性心不全、全身エリテマトーデス、硬皮症、類肉腫症、多発性筋炎/皮膚筋炎、乾癬、多発性骨髄腫、脊髄形成異常の症候群、急性骨髄性白血病、パーキンソン病、ADDS痴呆複合体、アルツハイマー病、うつ病、敗血症、膿皮症壊疽、血敗血症、感染性ショック、ベーチェット症候群、移植片対宿主病、ブドウ膜炎、ヴェゲナーの肉芽腫症、シェーグレン症候群、慢性閉塞性肺疾患、喘息、急性膵炎、歯周病、悪液質、中枢神経系損傷、癌(例えば肺癌腫、食道癌、胃腺癌及び前立腺癌)、ウィルス性呼吸器疾患及び肥満を含む

(IL-1βの発現に関する疾患)
慢性関節リウマチ、血敗血症、歯周病、慢性心不全、多発性筋炎/皮膚筋炎、急性膵炎、慢性閉塞性肺疾患、アルツハイマー病、骨関節症、細菌性感染症、多発性骨髄腫、脊髄形成異常の症候群、ブドウ膜炎、中枢神経系損傷、ウィルス性呼吸器疾患、喘息、低下及び硬皮症

TNFα及びIL-1β両方の発現を阻害するセンシンレンは理論的にも、これらの疾患に対しても効果的な可能性が高いというわけです。

TNFα及びIL-1βとは?

「腫瘍壊死因子α(TNF-α)は、単核細胞サイトカインであり、主に単球及びマクロファージにより産生される。


TNF-αは多様な生物学的活性、すなわち:
(1)癌細胞を殺す、又は癌細胞の増殖を阻害する活性、
(2)好中性顆粒球の食作用を増進する活性、
(3)感染性病原体を殺す活性、及び
(4)炎症反応中、血管内皮細胞上の接着分子の発現を増加させる活性を有する。

インターロイキン-1β(IL-1β)は、単球、マクロファージ及び樹状細胞などの細胞により分泌されるサイトカインであり、広範囲の免疫反応及び炎症反応を仲介する。」

以上引用

参照 センシンレン由来の粗抽出物

このことからセンシンレンから有効成分を単離する技術は特許申請がされています。

しかしこれらは、現代医学によって理論的にも効果が追認されたにすぎず、伝統医療の現場ではすでに何世紀にもわたって使われ続けてきました。

アーユルヴェーダの表現では、カパとピッタを同時に鎮静化しバランスさせるということは、これらの疾患の特徴を軽減する作用があることが推定されます。
 

基本情報

センシンレン(穿心蓮)、Andrographis paniculata(アンドログラフィス・パニュキレータ)

別名 サンビロート、ニガニガグサ(沖縄)、 kalamegha(カラメガ)(hindi)

サンスクリット名 bhunimba(地面にあるニームの意味・ブーニンバ)

使用部位 地上部
属性 軽性・乾性・浸透性
味   苦・辛
薬力源 冷性 
消化後の味 辛味
作用するドーシャ PK- V+

作用 免疫刺激・抗炎症・苦味強壮剤・胆汁排出促進

    ・肝臓庇護・解熱・鎮痛・抗菌・抗ウイルス・抗真菌

    ・抗寄生虫・および駆虫・抗マラリヤ・抗酸化

    ・プロバイオティック・浄血など

注意 避妊効果が生じることがあります。

    妊娠中とヴァータが高い時には接種を控えましょう。
    免疫抑制薬と抗凝固剤との併用には注意が必要です。

センシンレンは「king of bitter」として知られています。
サンスクリット語では、地面にあるニームという意味のブーニンバとよばれています。

ニームはアーユルヴェーダを代表する植物で、「村の薬局」「医者いらずの木」として有名ですがセンシンレンの効果・効能はニームとそっくりです。

こちらがニームの持つ作用

使用部位 葉・種・オイル・樹皮
属性 軽性 油性
味: 苦・渋
薬力源 冷性
消化後の味 辛味
作用するドーシャ Pk- V+

作用 ○解熱 殺菌・傷を治す・○駆虫・殺虫・体質改善・○抗炎症・去痰・○苦味強壮薬・○肝臓保護○血糖降下・○抗マラリヤ・○抗菌・○抗真菌・○抗ウイルス・○避妊・月経促進

○印がセンシンレンと共通している項目。 よく似ているでしょう?

後で詳しくお話ししますが、これが「苦味」という味が持っている本気の力です。

またセンシンレンは沖縄には古くからあり、古い薬草辞典を見ると、ニガニガ草と呼ばれ記載されています。
これで、どれだけ苦いかわかりましたね 笑 
なんたって、苦味のキングですからね。
 

 

 

 

穿心蓮(センシンレン)は、インド原産のハーブで、アーユルヴェーダやジャムウ・中国医学などで大昔から使用され、熱帯アジアを中心に世界中でとても利用されているメディカル・ハーブです。その苦味の強さから「苦みの王様」と呼ばれ、


1 風邪・インフルエンザなどの感染症や制がん・抗がん作用

2 肝臓庇護/機能亢進 

3 免疫刺激・制御 

4 LDLコレステロールを減らし、動脈硬化や心臓疾患、血栓などの、血液と血管の浄化で、高く評価されています。

 現代医学においても非常に多くの研究がなされ、HIVウイルスへの効果や、各種アレルギーや自己免疫疾患などの現代的な疾患にも効果が高いと多くの論文・レポートがでています。 

 

このセンシンレン紹介シリーズのおわりに、その研究の一端を掲載しますが、その種類・評価の高さに、きっと驚かれることでしょう。

もだま工房では、もうかれこれ7年ほど育て続けていますが、いくら優れた薬効があるとはいえ、さすがに日本では知名度もないし、この苦味では売れないだろうと、ながらく封印されていたメディカルハーブでした。

 

そう、すごく苦いハーブなんです。

しかし近年の「殺人インフルエンザ」と呼ばれる強毒性のインフルエンザの流行や、免疫疾患の急増によって、その優れた免疫賦活作用からセンシンレンは注目されるようになりました。

現代の日本でも、このハーブの力を必要としている方はとても多いと思いますので、皆様にも、まずはこのハーブの力を知っていただきたいと思い、各種の情報を、このシリーズで書きたいと思います。

なお、もだま工房は ハーブティー屋さんで、医薬品を扱っているわけではありませんから、ここでいう「効果・効能」などは穿心蓮(センシンレン)というハーブについての情報であって、
もだま工房の販売しているハーブに、この「効果効能がある」と標榜するものではありません。

では、次回から もう少し詳しく見ていきましょう♪