今、歴史を通して『コミュニティ』について学ぶ
『NEXT TRIVE』という講座に参加しています。
先日、そこで学んだことを
僕なりの所見を交えてアウトプットしてみましたが、
いろいろと考えてみた末、
その記事を削除することにしました。
『いいね』をくれてた方、ありがとうございます。＾＾
以前、『和多志を取り戻せ』という
記事を書いたんですが、
それ以降、日本という国について、
表面的なことだけでなく
もっと突っ込んだところまで学ぶ必要がある
という気持ちが膨らんでいます。
海外に住んでいると、折に触れて
「日本人は几帳面だ」
「日本人はおとなしい」
「オージーはイージーゴーイングだ」
「ラテン系はやたら根明（ねあか）だ」
といった話をしますが、
これって表面的な部分でしかないと感じてます。
そういった表面的な情報の背景に
どういった歴史があるのかを知ることもまた、
世界の中での日本のポジショニングを
明確にするために大切なことです。
日本人として地に足が着いてないと、
『異文化理解』ではなく『異文化迎合』で
自分のアイデンティティの軸を失いかねません。
多くの日本人は、
日本という国について尋ねられた時、
折々の四季や日本食、または自動車や電化製品の
ジャパニーズクオリティの高さ等
について話すことはできますが、
日本人の精神性といったディープところまで
理解している人は（自分も含めて）ほとんどいないようです。
それもそのはず、これは一般的には
ほとんど知られていないことですが、
戦後、GHQは日本に対して
【 War Guilt Information Program 】
という洗脳政策を施しました。
この政策によって、日本人の基盤である
多くの漢字が書き換えられて、
歴史すらも改竄されています。
（戦後、日本人に対して施された
大掛かりな洗脳政策はこれだけではなく、
他にもいくつかあります。）
本来の日本人の精神性のコアとなるものは
『武士道』ですが、
この政策によって、武士道が日本から消え、
日本人というのは骨抜きにされているという
事実を僕らは知る必要があります。
日本人はそのアイデンティティを
戦後永らく失っていて、
今も現在進行形で、
僕らはその延長線上にいるのです。
この政策によって、
日本人が日の丸や国旗を見た時に、
戦争の罪悪感や軍国主義を想起させられるように
仕向けられているのです。
こういったイメージは
日本人の潜在意識に深く刷り込まれて、
それがメンタルブロックとなってます。
言うまでもないことですが、
メンタルブロックがあると
それ本来の姿が見えなくなります。
僕が住むオーストラリアでは、
オーストラリア国旗が掲げられている家も
珍しくありませんが、
日本では家に国旗を掲げると、
右翼的なイメージを持っちゃう人が
ほとんどじゃないでしょうか？
また、こういった話をする時は、わざわざ
「僕は右翼思想を持ってる人間じゃないですよ」
という断りを入れないといけないほど、
日本人の潜在意識の奥深くに
『引け目』がアンカリングされています。
武士道とは
・仏教
・神道
・儒教
が融合したものです。
武士道は新渡戸稲造の『BUSHIDO』によって
海外に紹介されましたが、
別に言語化するまでもなく、
武士道精神はそれよりも遥か昔から
日本人のアイデンティティとして存在してました。
日本人というのは
宗教メンタルブロックなるものを持ってますが、
『宗教』という言葉を使うまでもなく、
実は宗教というものは、僕らの生活の一部として
当たり前のように存在してます。
僕が小さい時、実家には
仏壇と神棚がありましたが、
これって家の中に
ミニチュア宗教施設があるようのものです。
それに、お盆になれば先祖を迎えるし、
正月になれば家族揃って初詣にも行きます。
それにも関わらず、
例えば、日本中に存在している神社が
本来、何を意味するのか理解している人は
驚くほど少ないです。
日本は八百万の神の国であり、
ありとあらゆる種の神様がいるとされています。
そうした神々に対して、
施設を作ったり儀式や習慣、行動で
畏敬の念を示すことは、
実は自分自身に対するアファーメーション
であったりするわけですが、
こうした信仰が薄れていくことで
日本がカオス状態になるのも合点が行くところです。
また、そういった本来の日本人の精神性に
日本人が目醒めることで、
日本という国は世界でもっとパフォーマンスを
発揮できると考えてます。
僕は２０代の頃、河合隼雄さんとの縁で
白洲正子さんのことを知り、
それから白洲次郎さんに
興味を持ったことがあります。
今、改めて考えてみると
白洲次郎さんに魅力を感じた理由は、
彼の中に武士道スピリットを
垣間見たからなような気がしてます。
武士道というと、どこか堅っ苦しく
窮屈なイメージを持つ人も多いかもしれませんが、
彼は封建的で保守的なあの時代に
『日本で初めてジーンズを履いた男』
としても知られていて、
ベントレーから始まって、
８０歳になるまでポルシェを乗り回し、
戦後のサンフランシスコ講和会議に至るまでの
諸々の交渉でも唯一、GHQと対等に渡り合ったという
エピソードも残されています。
よく、日本は外交音痴と言われてるけれど、
彼のようにプリンシプルを持ちつつも
堅っ苦しくないリベラル武士道が、
それこそ現代において、『COOL JAPAN』として
粋な存在感を出せると思うのです。
それに、何も海外じゃなくても、
武士道的気概を持った人というのは
日本国内でも粋な人間として
映るんじゃないでしょうか？
こうした日本人が本来、持っている
精神性への目醒めというのは、
受動的に起こるものではなく、
気づいた人が能動的に学んでいく
ことが必要になってきます。
「日本人は平和ボケしている」
というのはよく言われることですが、
戦争云々以前に、
日本人一斉に洗脳のパラダイムにいること自体、
そもそも平和とは程遠いと思ってます。
もちろん、僕もその中の一人です。
人間が幸せを感じるには、
究極的には二つの方法があるとされていますが、
それが『洗脳される』か『悟る（目醒める）』かです。
「日本人は洗脳されている」と聞いて
いい気はしないと思うけれど、
（僕だってイヤな気分になります）
もしそうであるなら、
自分で少し調べてみるのもいいかもしれません。
これってTVや新聞では絶対語られないことだけど、
ググってみれば、実は、かなりの情報が出てくるし、
本もたくさん出ています。
自分で調べてみた上で、
「いや、自分は洗脳なんかされていない」
って主張するのなら、
それもまたアリだと思います。
どんなパラダイムを採用して生きていくかは、
個人の自由ですから。
自分がより幸せになれる方を
採用して生きていけばいいと思うんです。
また、もし、『洗脳』に気づいた場合でも、
そこに『被害者意識』を持っちゃうのは
ちょっと違うとも考えてます。
『被害者意識』を持つと、ダークサイドに
意識のベクトルが向いてしまうからです。
気づきを得た人が向かうべき方向は
学んで知識をつけて、ブロックを外していくことですね。
ということで、僕は今、
日本の神話について学んでます。
河合隼雄さんが『神話』の重要性について
度々、言及していましたが、
今ならその意味がよくわかります。
『古事記』かなりおもしろいですよ。＾＾
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