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ブラガダ/Bragada ブログ

パーカッショんが天性の物だと発見!身体の中から心臓の鼓動とともにリズムが湧いてきます!
クリエイティブな発想をして!音楽を楽しみ!前向きに生きて行こうとする人達を繋ぎたい!

ブラジルの音楽や文化の噺!10回目

 

前回にはこんな事を…

第4弾は…

  ●バハベント  (6/8)

             『Barra Vento』

いよいよバントゥ系の4っ目、バハベント(Barra Vento)

 

そして今回は…

  ●イジェシャ  (2/4)

             『Ijexa』

…イジェシャ(Ijexa)ってどこかで聞いたことあるよ!
  って事で、今回はこのイジェシャのリズム♪

 

今回からヨルバ語圏のケトゥ(Ketu)のリズムの世界に入っていくのですが、数多く存在するケトゥのリズムの中から少し不思議な位置づけでケトゥバントゥを繋ぐようなリズムであるイジェシャ(Ijexa)から始めることにします!

☆前々回紹介した、ナゴー(Nago)も似たような位置づけに在り、リズム感も似ています。部族の位置づけと、エリアの位置づけは必ずしも一致しないと云うことでしょう!

これは、アフリカのヨルバ語圏の中のイエサー(Iyesa)族の信仰が、奴隷としてブラジルに連れられてから発展した、信仰のひとつだと思います。(彼らは、オシュンを信仰の頂点に考えていた!)なので括りとしてはナッサォン ケトゥ(Nação Ketu)(ヨルバ語圏)に属しています。バントゥ系の様な躍動感のある転がる様なリズムとは、少し違うように感じますよね。

 

アフロブラジルの括りでは、ナッサォン ケトゥ(Nação Ketu)で静水の女神様、オシュン(Oxum)を歌われるリズムです。

そしてナッサォン ケトゥの中で唯一、素手でアタバキを叩くリズムであって、ケトゥでは通常アギダビ(細いスティック、ビリンバウのバケータのような…)で叩くのですが、何故かオシュンのいくつかの歌にはイジェシャのリズムが使われます。

☆オシュンの歌にはイジェシャ以外にもいくつかの違うリズムが使われますので、オシュン=イジェシャというのは間違えです。

 

更に、イジェシャは、オシュンの歌だけに使われるリズムではなく、オグン、オショッシ、シャンゴ等の歌にも使われます。
また、イジェシャのリズムはナッサォン アンゴーラ(Nasion Angola)でも使われると云うことで…アフロブラジルのなかでは非常にポピュラーなリズムですね!

☆アフリカのオリシャ信仰には、沢山のオリシャが存在しています。しかし、部族によっては全てのオリシャを信仰している訳ではなく、特定のオリシャを選定して信仰する場合が多く見受けられます。イジェシャはオシュン以外にも、オグン、オショッシ、オシャラ、シャンゴ等も信仰しているが、上記に示したように、全てのオリシャを信仰している訳ではない。
 

現代では、ウンバンダ、アフォシェ、マラカトゥ、MPBでも一般的に浸透している言葉、リズムと云うことが出来ると思います。他のリズムと比べて、2/4拍子のとてもわかりやすく、難易度の低いリズムであることも広く親しまれている理由だと思います。

☆このような文化の変遷は一言では表現しきれません!多くの複雑な絡み合いが在ります。だからこそ、知ることの楽しみが沢山隠されています。

興味を抱いたならぜひ、色々文献を読んでみてください(ネットにも沢山在ります!)調べる為のフックが見つからなければ私に連絡してみてください。お手伝いします。

 

以下に、参考に成る映像を紹介します。

 

先ずは、アフロブラジル文化におけるリズム体系を、イジェシャから、ケトゥ、アンゴーラまで一連のヒストリーを説明しています…勉強になります!

 

こちらは、アタバキのアンサンブルの基本を分かりやすく教えてくれます!

 

以下の2つは、実践的にアンサンブルの方法を学習する映像!

導入から、歌入り、サビ、ブレッキ等…参考にしてください。

また、イジェシャとナゴーを行ったり来たり…リズム系統が似ていることが分かります。

 

 

 

興味を持ち出すと、色々なことを知ってみたくなりますよね!

非常に多様性のあるアフロリズム♪…奥が深〜い!

 

次回は、この流れでアフォシェ(Afoxe)に行くか?

カンドンブレ ケトゥのアギダビ&リズムに行くか?

思案中です… 次回もおたのしみに!

ブラジルの音楽や文化の噺!9回目

前回にはこんな事を…

バントゥ系リズムの第3弾…

前回4つのリズムを紹介した中の!

今回は、

  ●ナゴー  (2/4)

             『Nagô』

 

今回の第4弾は…

  ●バハベント  (6/8)

             『Barra Vento』

 

いよいよバントゥ系の4っ目、バハベント(Barra Vento)
 

日本人が苦手とされる6/8拍子(8ぶんの6びょうし)のリズムです。


ポリリズムと云う言葉は知ってる人もいるかと思います…

西洋音楽的に見ると、このリズムをアフロ(Afro)と云うことが在ります。(jazzの人とか、コンガの人とか、一般的なパーカッションをする人たち、バンドスコア等など…)

2拍子、3拍子両方を含んだ、うねる様なリズムです。
 

アフロブラジルでは、バハベント(Barra Vento)と云う呼び名が6/8の代名詞となっています…カンドンブレ ジ アンゴーでは、Xangôの歌に良く使われると云います!

 

これはバントゥ系のコンゴ族のリズムですね。クラーベを使う場合、使わない場合が在りますが、実際に演奏で6/8系が使われるのはカンドンブレ、カポエィラ、マクレレ、ジョンゴ、マラカトゥとそれぞれに存在します。
 

基本的には五線譜のように平行に流れを感じるのではなく、円を描くように切れ目の無いリズムだと考えた方が正しい様に思います。

★キューバにも同じ様にバントゥ系のリズムのなかに6/8拍子のリズムが在ります…パーロ・モンテ、ベンベ、ルンバ・コルンビア、アララ、イエサー等々共通するアフロビートの渦を感じてください。
 

そして、今後に出てくるケトゥ(Yorba)のリズムの中にも、多くの6/8拍子が使われていますので、アフロ音楽では必須のリズムトレーニングを必要とする音楽ですね。

ブラジルでは、クラーベとなるベルパターンが2種類(大ざっぱに言うとです…)存在します。地域や、テヘイロ、によっても色々変化しますが、基本のビートは変わらないのでどちらも身に付けましょうね!


★『日本の曲はリズム感がかなり違います。日本人は元々、1拍子の民族のようだと云われます。有名な唱歌「ふるさと」は4分の3拍子で書かれていますが、西洋風の3拍子で演奏するとおかしくなってしまいます。…硬めの1拍子で演奏すると「ふるさと」に合いますが…3拍子を三角に振ると日本人は1拍子になりやすいと云われます。』

サンバ」は楽譜通りに演奏すると「マーチ」になってしまうなんて云われるし、ウインナワルツは単純な4分の3拍子でないのはご存知ですね。音楽には「楽譜」だけでは表しきれない部分が沢山ありますが、それがまた音楽の楽しみだと思います。

6/8の曲でどのようにパルスを感じて演奏すれば良いのか?なんて考える人が多いと思いますが…

繰り返し云いたいのは、両方のパルスを感じる事のできる可能性があるのが6/8の肝だと思います。 テンポの遅いリズムから、超早いリズムまで、何回も何回も聴いて、叩いて体にしみ込ませることが近道だと思います。

譜面的に解説しても何か違う伝わり方や、判断が生まれて…グルーブが合わなくて残念なことになる場合が多いのでねえ…


実際の演奏でも、二拍子フィールと三拍子フィールをいったりきたりって云うのも普通です。他の人が二拍子フィールでやってる所を自分は3拍子フィールでいって緊張感を出したり、どっちにもとれるぞってのを強調したりってのも普通です。
わたし自身、とある時点で一人の頭の中で2拍子と3拍子とどっちを意識してるってのもなくなって、両方同時としか言いようのない事になってることが多く、スリリングに楽しめますね。

アンサンブルする上で、どちらを強調したほうがはまるかとかいうのはありますが、それはある意味センスの問題、その音楽スタイルの歴史にも依存するものなのだから、感じ取る感性を磨くことが近道だと思います。

 

実際、演奏するうえで6/8の地の部分は2拍子フィールが一般的かとおもいますが、6/8は2拍子ののりでやらないといけないとタガをはめてしまうことは、このリズムの本質から離れてしまうので…それはもう、アフロではなくなりますね。(西洋音楽に学んだ人はそうなりがち!『合ってる』と云う事ではなくハマっているかが本質ですね!)
すくなくとも、2拍子で取れないというのはなんとか解決するべき壁なので、ここは是非なんとかしましょう。右手でダウンビート、左手で6/8、そして左右を入れ替えて…♪

 

以下に、様々なアプローチをご紹介します!

 

先ずは、基本的なビートを感じてみましょう。

タイトルは barravento では在りませんが、基本は全く同じ

とても分かりやすい解説なのでここから初めて見ては!

ということです…♪

 

これからは、色々なビート、アンサンブルを感じてみましょう。

 

これは ウンバンダでの1人で叩いている映像ですが、教え方がブラジル特有のパターンを教えるやり方…これ日本の人にはとても理解しづらく間違えて覚えやすいのですが、グルーブはバハベントらしいノリが出ているのです!(3人分を1人で叩いてます)

 

 

続きまして、カンドンブレ ジ アンゴーラで2人で叩いている映像です。ベルの音を聞いてください、コンゴらしい高い金属音!

アゴゴの音ではないですね!

フン、フンピ2台で3人分のアンサンブルを聴かせてくれます♪

音色も、タッチもとても参考に成る映像です。

 

こちらは3人でのアンサンブル。

向かって右から、フン・フンピ・レとなっています!

フンピとレは、同じ様な役割ですが音色の違いを上手く生かすよう考えながらリフを入れたりします!フンは基本的にダンスをマークします。

 

さてこれはなかなかハードルが高い♪

ベルのパターンが2/4、太鼓が6/8のアンサンブル!テヘイロによってはこんなことも良く在るのですが、如何ですか?ノレますか?

 

これでひとまずバントゥ系のリズムの代表的な4種類の噺が出来たとは思いますが、他にもまだまだアンサンブルは存在します!

更にお噺は続いていきますので、また観てくださいね!

 

次回は、イジェシャ(Ijexá)のお噺にしましょう!

ブラジルの音楽や文化の噺!8回目

前回にはこんな事を…

バントゥ系リズムの第2弾…

前回4つのリズムを紹介した中の!

今回は、

  ●コンゴ(コンゴジオーロ)(4/4)

             『Congo』『Congo de Ouro』

 

今回の第3弾は…

  ●ナゴー  (2/4)

             『Nagô』

ナゴー『Nago』バントゥ系リズムの中の…と書いてはいますが、『Gegé Nago』 と書いたり、『Jejé Nago』と書いたり、しますが、ジェジェ(ジェジ)・ナゴーと読みまして、ジェジェとナゴーは別のことです!

 

正確にはヨルバ語圏内のナゴー・エリアのリズムのはずなのになぜバントゥ系で演奏されるのか…もともと、ヨルバはアギダビで叩くだけじゃないし〜!など、いろんなことが内混ぜで〜?

 

これはアフロブラジル信仰の複雑な成り立ちが物語る謎?一言では説明できない、絡み合いが在るからののです。研究する学者の中では『ナゴ伝統論争』(Debate de Tradição Nagô)が存在するぐらい、伝統と変遷は一筋縄ではいきませんが…

ケトゥ、ナゴー、アンゴーラ、カボクロ、みんなゴチャ混ぜがブラジル多様化の現実かな!

 

ここでは現代におけるリズムの噺なので、興味のある人は

こちらを https://youtu.be/4vqlSMeILrc

 

 

こちらはウンバンダのToque。前半がイジェシャ、後半がナゴ,

ベーシックなアプローチを分かりやすく表現しています。

 

ちらも、ウンバンダのToque ナゴーのドブラ・パート

アタバキで云うとフンピ、フンの役割を説明しています。

サンバヘギ等への応用はこんな所から生まれていますね!

注目して聴いてください!

 

こちらは、ウンバンダでオグンを歌っている映像ですが…

タマンキーニョと同じパターンが展開されていますが分かるでしょうか!?

 

ブロコ・アフロ(Bloco Afro) の中にナゴ『Nagô』を名のるグループが在りますね!チンバウやヘピーキ二はナゴーのリズムが刻まれています!

 

いかがだったでしょうか?あまり言葉としてなじみの薄いナゴーのリズム、比較的分かりやすいリズムですのでスラップ・オープンの音の変化をしっかり出す練習に試してみてください!

アフロブラジル、太鼓上達の早道ですよ〜!

 

そして次回は4回目、日本の人が苦手とされている〜!

8分の6拍子

  ●バハベント(6/8)

             『BarraVento』