ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 来日公演
メンデルスゾーン:序曲「美しいメルジーネの物語」op.32
シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
(ソリスト:チョ・ソンジン)
メンデルスゾーン:交響曲第3番 イ短調 op.56 「スコットランド」
指揮:アンドリス・ネルソンス
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管の来日公演。その昔、カペルマイスターの地位にもあったメンデルスゾーンの作品を中心としたプログラムの今日を選びました。
後半メインの「スコットランド」。本当に素晴らしかったです。
ゆかりのあるメンデルスゾーンの演奏に関しては、絶対的な自信と誇りをもって、どこをとってもびっちり身の詰まった音楽に、ただただ圧倒されました。
うねる弦楽器群、ほれぼれする音色を聞かせる木管楽器群(とくに第2楽章、スケルツォでのクラリネット・ソロの女性は見事な演奏)、いぶし銀の輝きを魅せるトランペットとホルン、これらが混然一体となってもの凄いスコットランドになりました。
指揮のネルソンスも、ポイント・ポイントでちょっとキューを出すだけで、オケが(良い意味で)勝手に走り出すので、楽だったろうなー。指揮者の存在を完全に消したかのようなオケの存在感(そうさせるネルソンスも大したもの)。
感動しました。
アンコール(→不要とも思いましたが)前に、ネルソンスがスピーチ。何やら楽し気に、時々笑いも取りながらでしたが、これが長かった(5~6分くらい?)。きょうはRAブロックで聴いていたので、何を話しているのか聞き取れなかったのですが、演奏されたのは、「スコットランド」からスケルツォをもう一度。
アンコールモードということもあってか、さらにノリノリな演奏でした。
前半のチョ・ソンジンのピアノは、RAブロックからだとピアノの音がオケの向こうに逃げて行ってしまう感じで、ちょっとよく分かりませんでした。
ソリスト・アンコールのショパンの華麗なる円舞曲(第2番)が活きな演奏で良かったです。