今日は栃木の山で草刈り。天気は最高、スコアはいつもの通り「百獣の王」。
LFJ昨日の続き。2日目、2公演を聴きました。
【231】ホールB5
辻彩奈(ヴァイオリン)
ジョナス・ヴィトー(ピアノ)
♪サン・サーンス/序奏とロンド・カプリチオーソ
♪フランク/ヴァイオリン・ソナタ
辻彩奈さん、やはりこの世代を代表する素晴らしい音楽家。まだ学生だというのに恐るべき技量と音楽の完成度の高さ。
庄司紗矢香さんが出てきた頃を彷彿とさせるけど、辻さんはさらに音楽が太いというか厚みがあるところが凄い。
高音の伸ばしで、のけぞるのけぞる、楽器を顔くらいの高さまで上げて歌い上げる。
2曲とも完璧と言ってよい出来。不満があるとせば、ピアノのヴィトー氏(巨人だ)がちょっともっさりした感じ。良いピアニストを見つければ、辻さんのヴァイオリンもさらに飛躍が期待できそう。
【232】ホールB5
ミシェル・ダルベルト(ピアノ)
モディリアーニ弦楽四重奏団
♪プッチーニ/弦楽四重奏曲「菊」
♪フランク/ピアノ五重奏曲
意外とナマで聴ける機会が少ないプッチーニの5分ほどの佳品。「マノン・レスコー」の旋律をもとにした美しい音楽。
モディリアーニSQの撫でるように優しいアンサンブルが素敵。良かったです。
昨日に続き、ダルベルトのピアノが加わり、これまた演奏機会の少ないフランクのピアノ五重奏曲。
素晴らしい演奏だった。余裕綽々のダルベルトのピアノに安心して、モディリアーニの弦楽四重奏が乗る。
凄まじい気迫で、終始青白い炎が放たれているようで、曲が大きく盛り上がるところで、炎が大きく膨らむ。
リヒテル/ボロディンSQの名盤で聴いてきたけど、やはりナマに勝る演奏はない。
ぼくのLFJはこれでおしまい。今年は選んだ6公演すべて充実度が高く、大満足の2日間でした。