ラ・フォル・ジュルネTOKYO2019(2日目)2019.5.4 東京国際フォーラム | sakagumoのブログ

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会社員です。クラシック音楽と読書と温泉が好きです。あと万年百十の王だけど、楽しくゴルフ⛳をすることが好きです。
最近は筆不精がたたって、読む専門です。

今日は栃木の山で草刈り。天気は最高、スコアはいつもの通り「百獣の王」。

 

LFJ昨日の続き。2日目、2公演を聴きました。

 

【231】ホールB5

辻彩奈(ヴァイオリン)

ジョナス・ヴィトー(ピアノ)

♪サン・サーンス/序奏とロンド・カプリチオーソ

♪フランク/ヴァイオリン・ソナタ

 

辻彩奈さん、やはりこの世代を代表する素晴らしい音楽家。まだ学生だというのに恐るべき技量と音楽の完成度の高さ。

 

庄司紗矢香さんが出てきた頃を彷彿とさせるけど、辻さんはさらに音楽が太いというか厚みがあるところが凄い。

 

高音の伸ばしで、のけぞるのけぞる、楽器を顔くらいの高さまで上げて歌い上げる。

 

2曲とも完璧と言ってよい出来。不満があるとせば、ピアノのヴィトー氏(巨人だ)がちょっともっさりした感じ。良いピアニストを見つければ、辻さんのヴァイオリンもさらに飛躍が期待できそう。

 

【232】ホールB5

ミシェル・ダルベルト(ピアノ)

モディリアーニ弦楽四重奏団

♪プッチーニ/弦楽四重奏曲「菊」

♪フランク/ピアノ五重奏曲

 

意外とナマで聴ける機会が少ないプッチーニの5分ほどの佳品。「マノン・レスコー」の旋律をもとにした美しい音楽。

 

モディリアーニSQの撫でるように優しいアンサンブルが素敵。良かったです。

 

昨日に続き、ダルベルトのピアノが加わり、これまた演奏機会の少ないフランクのピアノ五重奏曲。

 

素晴らしい演奏だった。余裕綽々のダルベルトのピアノに安心して、モディリアーニの弦楽四重奏が乗る。

 

凄まじい気迫で、終始青白い炎が放たれているようで、曲が大きく盛り上がるところで、炎が大きく膨らむ。

 

リヒテル/ボロディンSQの名盤で聴いてきたけど、やはりナマに勝る演奏はない。

 

ぼくのLFJはこれでおしまい。今年は選んだ6公演すべて充実度が高く、大満足の2日間でした。