ようやくうちの会社にも平穏な日々が戻りつつあります。
昨日、思わず不正を犯した役員に手を出してしまいました。
独立してから他人を殴るまいと決めていた事ですが
早くも3年目にして破りました。
今回はうやむやにしないと決めていましたし、
原因を究明するまではとことん追い詰めると決めていました。
麻薬と一緒で最初ほんとに出来心でついて嘘がどんどんおおきくなり、
全ての人に嘘をつかなければいけない状況になっており、
このまま放置していたらとんでもない事件に発展すると思ったので
普段はぼんくらで通ってる私ですが今回は全力少年でしたね。
なぜならば何が真実なのかがわからない状況になっており、
一つ一つ会社にまわってうちの人間が出入りできないように
封鎖し、嘘がもう通らないように説明して回ったからです。
しかし、彼の一番の大罪はお金を私利私欲で着服し、嘘を重ねたことも悪いですが
正直、裏で悪い事をしている事を実際私もクライアントも判っていました。
長年人を見ていますから判ります。
一番の大罪はそれでも仲間だから信用したいと思う人の心を利用し、さらに私利私欲のために
判っていないと思って悪用した事にあると考えています。
正直うちの役員をこの業界に入れたのは私の人脈、その人脈で築きあげたノウハウ、そこで知り合った
仲間、お客さん全てを裏切った行為になるからです。
それと彼と僕だけで解決できる問題であればよかったのですが
人に迷惑をかけた事が許せなかった。前の会社の人間、クライアント、友達で全てが迷惑を被っている。
典型的な詐欺行為を働く典型的なパターンなのでのでこのままではヤバイ事に巻き込まれる
危険性が高いと思い思わず手がでてしまいました。
しかし、その夜、
帰りの道を歩きながら殴った私のほうが涙がでました。
殴ってよかったのか、相手のためになったのか。
彼は震えて泣いていましたから。
一つは私に対して怖がっている事は判りました。
でも多分もう一つはもう嘘をつかなくていいと言う安心感はあったと思うんですよね。
嘘をつき続ける事、それはすなわち麻薬と一緒ですから。より強い刺激を求めなければいけない。
それから開放されたという安堵感があったと思います。
間違いなく今までとは違う素直な彼がいました。
でも手を出してよかったかそれは自分では判りません。
その瞬間はそんな事を考えるよりも先に手が出てましたね。
そんな中いち早く2週間足らず本当に業務がとまり、後ろ向きな作業でしたが
いろんな事が認識できて、今私がやらなければいけないことも明確になりました。
今年3年目で結果を出すことを行き急いでいる部分がありましたが
色々クリアになり考える時間もいただけました。
おかげさまで2週間業務を止まりましたが運だけは常に強い私。
今回のことで弊社のブランドビレッジは売り上げ軽々今期内に1億を超えるのでは
ないかと思います。今後はいい会社になると思うんですよね。
グループ企業で2億を目指せるのではないかと考えております。
本当にやばいことが今回はたまたまいい方向に転がったのではないかと思います。
悪い方向にいかなくて良かった。それだけがすくいです。
危機管理能力とレピュテーションリスクマネージメントにだけはこだわっている事が
幸いし、迅速に対処し、終息方向に導けたと思います。
まあ、でも僕もこの件で色々な方々に迷惑をかけているので
人のことは余り言えませんね。