私が体感した、オナ禁によって溢れてくる謎のパワー。これは私だけがたまたま感じたパワーなのか。あるいは妻が心配したように躁鬱になってしまったのか。それともタダの勘違いなのか。
 
 覚醒中の渦中、「タオ 性科学」(産学社エンタープライズ)という本を読んだ。これは、中国のタオ思想や東洋医学、気功を通して性について語った本である。そこには、
「精子には生命エネルギーが詰まっている」
「睾丸には地球何個分もの人類を生み出せるだけのエネルギーがある」
「男は股間に原子爆弾を抱えているようなもの」
というようなことが書かれていた。そして射精はせずに、精子は貯めておくべし、ということ、その方法論が延々書かれていた。この本は翻訳本特有の読みづらさがあったが、自分の体感の裏付けを見つけたようで嬉しかった。
 また、100日禁欲コンプリート後に、「気」に興味を持ち、「気功 その思想と実践」(春秋社)という本も読み進めているが、そこにも同様な記載があった。禁欲を始めると2〜3週間で多幸感が湧いてきて、やる気がみなぎってくる、と。そして、童貞でないと場合、100日の禁欲が気功修練の入り口となるらしい。
 本に書いてあることだからと言って全てが真実ということではないだろうが、個人的な体感だけでなく、書物にも同じ感覚が書かれているのを見て、嬉しくなった。改めて、精子には何かものすごいエネルギーがある、オナ禁には意味があるということを確信を深めた。
(つづく…たぶん)