今回、月末の展示会向けに展示するSV650Xですが・・・
マフラーを変えようと色々探したのですが・・・数が少ない。
そして致命的だったのが、フルエキの設定が存在しない!(スリップオンのみ)
前モデルであるグラディウスシリーズも生産終了までフルエキ設定がありませんでした。
この辺は妥協点なのかな・・・なんて思ったんですが良く見れば溶接跡と表面処理が
気になって仕方なくなってしまいました。
今は技術が発達したので全て機械でマフラーの溶接もしてコストダウンしていますが
この車両、モロに見える位置にエキパイが存在してまして目立ってしまうんですよね。
エキパイの形状自体は複雑で格好良い形をしているのに勿体ない。
勿体ないので・・・磨きに自信のある私が直接磨くことにしました。
自分のバイクは全部バラバラにして恐ろしい時間を使って磨きましたが
まさか職場のバイクをここまで磨くことになるとは思いませんでしたが
どうにも納得いかないのでオンリーワンを目指して磨きます。
こちらが純正を取り外したエキゾーストパイプ(ステンレス製)
新車から外したばかりなのにこんな色、尚且つ溶接面が真っ黒。
なので、まずは耐水ペーパー300番台で表面の粗を根こそぎ削り取ります。
おおよそ3時間くらい磨いて800番 ⇒ 1000番 ⇒ 1500番と仕上げていきます。
溶接部分はかなり強者なのでマスキング後に金属棒ヤスリで削り上記同様の
流れで仕上げていきます。(この作業は棒ヤスリの達人:本郷へ依頼)
最終的に1500番台で丁寧に仕上げ、メタルコンパウンドで輝くまでひたすら磨く!
仕上げはメタルコンパウンドよりも目が細かいホワイトダイアモンド(菅野私物)
を使用してポリッシュ作業は完了しました。
プロの全力磨きで仕上げまでに10時間近くかかってます(笑)
ですがこの違い、そしてフルエキが存在しないSV650Xに対しての特別感が半端ない!
これが
こうなって
こうなる!!!
美しい焼けが出る様にCR-1を施工してトドメ!!!
(耐熱1300℃、耐年10年、高強度ガラスコーティング施工)で仕上げて満足。
今回、かなり頑張って格好良い車両になります。しかも超特価価格!!!
エキパイポリッシュは二度とやりません(笑) 本当に1台限りです。
この磨きに使用した残業代とケミカル、ボロボロになった指の筋繊維代
が欲しいくらいですが、それは買って頂けるお客様にキャッシュバックしましょう!
是非、お楽しみに!!
店長:菅野