3階から飛び降りた日①3階から飛び降りた日②の続きです。

 

病室の入り口に彼氏とお母さんの姿が見えた。2人はお互いに「先にどうぞ」と私のそばにくるのを譲り合っているのがなんとなく分かりました。

 

母親に押されて彼氏が先に私の方へ歩いてきました。彼は私の姿をしっかり確認すると3歩くらい手前から泣き出していて、それを見て私も泣いてしまいました。

彼には「ごめんね」しか言えませんでした。

彼は自分も泣いているのに私の涙をずっとぬぐってくれて顔をなでてくれました。

 

頭は怪我、左手に点滴をうたれて、右手にはよく医療系のドラマで出てくる心電図が繋がれてて。私がそんな姿になって彼はその光景にショックを受けたと思うしかなりキツかったと思います。

 

彼に代わって母親がきたとき、私は頭真っ白で心臓バクバクして何も言えなかった。母親も何も言えない様子だった。顔を撫でて「明日入院で必要な物を持ってくるから」とだけ言っていたと思います。

 

そのあとまた彼氏が来て「心拍数みてたけど、お母さんのときすごく上がってた。今はまた落ち着いてるね。」と手を握ってくれました。そのとき彼の存在が本当に大きいんだと実感しました。彼は私にとって1番の不安でもあり、安心でもあるんだと。

 

もう朝の5時過ぎだったので、彼氏と母親は明日ねと言って帰っていきました。

私は一睡もできないままでした。変な気を起こさないようにか、病室でもカーテンは開けっ放しだったし。携帯も見れないし。そんなときでも帰った彼にすぐ連絡したくてたまらなかった。いつでも彼に連絡できていたのにそれができない状況が苦しかったです。頭のズキズキよりも連絡できないことが痛い。骨折なんか平気。彼氏に依存している体質はそんな状況でも強かったです。

 

次の日、面会時間になり母親が入院に必要なものを持ってきてくれました。

母親は仕事が忙しい人なので、すぐに帰っていきました。今でこそ関係は良いものの、昔は母親との関係は悪かったです。

境界性パーソナリティ障害の原因でよく言われる「母親からの愛情不足」ですが、私はそれに当てはまると思います。これについてもまた書きたいと思います。

 

 

そのあとで彼氏もお見舞いに来てくれました。

彼の持っているバッグには私の頭からの血がベットリついていました。彼も家を出て明るいところで見るまで気づかなかったみたいでそのまま持ってきちゃってました。。きっともうあのバッグ使えないだろうな。便利でお気に入りぽかったのに。洗って落ちたとしても使いたくないだろうな。捨てたのかな?と今も聞けないままで気になります。

 

彼は自分の好きな本や漫画を持ってきてくれました。あと頼んだ物もちょこちょこと。食べ物の差し入れは禁止だったので我慢したみたい。私は食いしん坊だから本当は彼の頭に色々浮かんだと思う。

あと可愛いパジャマもいろいろと探してくれたみたいでした。入院中にいるだろうと思ってくれたらしい。でもお母さんも持ってくるかも?って考えてまず先に私のところへ様子を見に来てくれたみたいでした。

もうパジャマは病院で週単位のをレンタルをしちゃってたけど、彼の気持ちが嬉しくて泣きそうになった。

iPadを開いて「ほら、これ好きそうだなって思って。オシャレパジャマ!」とサイトを見せてくれたりして。確かNYのSleepy Johnsだったかな。

 

私は今も時々彼に対して不安になるけど、あんなことが起きたあとも彼は本当に優しかった。入院中は毎日お見舞いにきてくれたし、体も拭いてくれた。

でも私の身体中の傷やアザを見るのがかなりしんどかったみたいで、体を拭いてもらうのは止めとけばよかったと今は思います。。

 

これから彼とどうなるか全然分からないけど、ちゃんと愛されてたことを信じようと思えました。ずっと1年不安で疑ってきたけど愛情なしに境界性パーソナリティ障害の彼女と付き合うのは無理だと思うから。

 

彼の気持ちはちゃんとあったのに、安心したくて試してるうちに彼の限界がきて。。でも、それでも彼はまだ私を完全に見捨てていなくて。彼はもう情だけかもしれないけどお互いに不安なままでの遠距離中。私の怪我がちゃんと治ったら1度会おうという話はあるし、次に会えるまで私は自分が甘えて怠ってたものを全力でやらなきゃ。

 

会ったときに彼に良くなったね、って思われたい。安心してほしい。もしそれで終わりになってもそのときは彼の気持ちを尊重してきちんと受け入れられるようになっていなきゃ。

 

がんばろう。

 

 

 

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