マンガで会いましょう~おすすめマンガを紹介します~

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あらすじは極力書かずに、「読んでみたいな」と思ってもらえるように紹介できればと思っています。たくさんの人が漫画を楽しんで、世界に誇る日本の漫画文化が発展することを願っています。

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今回も楽しみな続刊が出たシリーズです。

「モブ子の恋」(田村茜)の14巻。

 

 

1回目はこちら。

 

 

人から見れば地味な人生を歩んできた2人の恋を、ほぼ2人の胸の内のみで丁寧に描いてきた作品ですが、この巻から恋のライバル的な存在が登場します。

 

恋愛を題材にしたら当たり前の展開ですが、この作品に限れば大きく舵を切ったと言えるのではないでしょうか。

 

それにしても、取材が丁寧だと感じます。

社会人になった主人公の職場は役所ですが、とても臨場感があって、配属された新人たちの緊張感が瑞々しく伝わってきます。

 

さあ、方針転換は何を生み出すか。ますます楽しみです。

 

 

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楽しみな続刊が出た、シリーズです。

今回は「魔法使いの嫁」(ヤマザキコレ)18巻。

 

1回目はこちら。

 

精神世界の描写の割合が増えてきました。マンガの表現力を駆使して、物語の深みがいっそう増しています。

丁寧にページをめくりたい、そんな作品です。

 

物語の序盤は、題名の通り、人でないものと人が暮らす心の機微が軸をなしていました。

そのあたりのテーマに加え、学園編に突入してからは、青春譜や大人の勢力争いまで絡んできました。

 

読み応えがあるのはいいですが、少しペースが遅すぎるような…。大きなお世話ですが。

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今回は「あかね噺」(原作・末永裕樹、作画・馬上鷹将)です。

 

 

中身を読まずにマンガを買うことは多くありません。

ただ、この作品、帯からしてすごい人。各方面から「面白い」の大合唱で、とうとう我慢できずに1、2巻を買いました。

 

女子高生が落語をする話。面白いです。

2巻の帯で庵野秀明さんが記していますが、マンガの表現を最大限に使っての演出は読み応えがあります。

登場人物のキャラクターも魅力的で引き込まれます。

 

しかし、期待が高まりすぎた分、衝撃を減らしてしまった気もします。

予備知識なしで読みたかった、という思いは、この情報社会では望むべくもないのかもしれませんね。

 

作品との出会い方に思いをはせた作品でもありました。

 

2巻まで。

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ロシアのウクライナ侵攻がこれほど長くなるとは思いませんでした。

関連ニュースに対して感度が少しずつ鈍くなっていくのを自認して嫌な気持ちにもなります。

 

マンガは戦争の不条理さを伝える力があると思います。

改めて「マージナル・オペレーション」(原作・芝村裕吏、漫画・キムラダイスケ)を紹介します。

 

 

舞台は紛争ですが、イメージしにくかった戦いの「現場」が鮮明に描かれます。

1回目はこちら。

 

 
子どもたちを傭兵に使う紛争請負人を主人公としたマンガ(原作の流れは認識していません)は16巻で完結しました。
生き残った子どもたちの将来に明るさを感じる終幕でした。
 
「そうあってほしいけど、そう簡単じゃないよね」。
現実の戦争のニュースが流れる中で、最後のページを閉じたとき、出たのはため息でした。
 
 

 

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新刊が待ち遠しいマンガの一つ、「ワールドトリガー」(葦原大介)の最新25巻が出ました。

 

 

いいですね~。ガンガン「頭脳戦マンガ」路線を突き進んでいますね。

1回目はこちら。

 

 

この作品のすごいところは、頭脳戦を、多人数の複数チームによるバトルロワイアルにしているところだと思います。

観戦者まで多数。登場人物のキャラクターまで、頭脳戦に織り込まれます。

それでも読み手を混乱させず、緊張させる展開は読み応えがあります。

 

結構シンプルなタッチで、これだけたくさんキャラクター付けした登場人物が出てくるのに、絵的に「これ誰?」と、思う描写がありません。

まったく偉そうなことを言うつもりはありませんが、これってすごい技術ではないでしょうか。

 

ページをめくるのがゆっくりになります、良い意味で。

 

 

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改めてですが、作品の紹介順に意味はありません。

持っているマンガを脈絡なく随時、自炊していて、その際に紹介することが多いです。

 

今回は「ジョジョの奇妙な冒険」(荒木飛呂彦)。

 

 

題名も変わっていく超長編です。世界観はつながっている、でいいと思いますが。

「ジョジョの奇妙な冒険」として第5部まで(全63巻)あり、第6部(という表現でいいのかな)は「ストーンオーシャン」(全17巻)という正式な副題がつきます。

第7部は「スティールボールラン」(全24巻)、第8部は「ジョジョリオン」(全27巻)。

 

どの角度からどう語っても語り尽くせない大きい深い作品ですが、私が一番面白いと思うのは、第3部で、一番好きなのは第2部です。

 

波紋、という物理現象が、エンターテイメントのマンガの根幹に備えられ、それをどう表現していくのか、それだけでワクワクが止まりません。

 

少年漫画のバトル作品は、「どう演出したって結局、主人公側が勝つんでしょ」という制約を課せられていると思います。その中でどうドキドキさせるか。それをこれだけ長きに渡って実現している手腕に感服するばかりです。

 

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今回は最近の作品です。「ダーウィン事変」(うめざわしゅん)。

 

 

人間とチンバンジーの間に生まれたチャーリーを巡る物語です。

 

のっけからテロリストが絡む物騒な展開が続きます。

 

ただ、テーマは重厚。チャーリーという特異な存在を中心に、常識や価値観がぶつかり合う「人間社会」が語られます。

 

「正義は発見されて進歩していく」なんていうセリフもあります。

例えば、奴隷制があった時代とない今。

 

スピーディーなアクションを楽しみながら、社会を考える楽しみも味わえます。

 

4巻まで。

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また、「美味しんぼ」(作・雁屋哲、画・花咲アキラ)です。

 

 

以前、一度、じっくり読み返してみたい、と紹介しました。

 

 
じっくり読み返してみました。
 
ご存じの方も多いと思いますが、100巻を超えてからは、「エンターテイメント」ではなく、「報道記事」になっています。
 
食を通して人間模様と社会情勢を描きグルメマンガの金字塔となりました。
その存在故の使命感か、21世紀に入ると、食にまつわる環境問題、そして、福島原発に対する言及が主題になりました。
 
福島原発を巡る表現は大きな議論を呼び、詳細は分かりませんが、111巻「福島の現実②」をもって休載となっています。
 
「日本はどうなってしまうんだ」と、これほどの迫力で問い続けたマンガはないでしょう。
いつかまた、読み返すことと思います。

 

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今回は「まじっく快斗」(青山剛昌)です。

 

 

国民的名探偵少年(?)よりもはるか昔から存在していたキャラクターです。

 

どうしても吹き出しが多くなる「名探偵コナン」よりも動きが派手で、ある面での青山ワールド全開です。

 

歴史が長いので、その時代、時代のマンガの「ノリ」みたいなものも味わえて面白いです。

 

テンポも良くて、アクションもたっぷりで、でも、人間物語も入れ込んで。

希代のストーリーテラーぶりも当然満載です。

 

5巻まで。

アニメにもなったようです。

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今回は「すごいよ!!マサルさん」(うすた京介)。

 

ギャグマンガです。

 

私の感覚は、「薄ら寒いけど笑える」、「ふふっとなるけど背筋がぞわっとする」です。

「セクシーコマンド―外伝」の外伝からしてすでに良く分かりませんが、よく理解できないけど面白い、と面白いけどよく理解できない、の間でふらふらしながら読む感覚です。

 

シュールな作品とも言われます。シュールって何ですかね。変だけどかっこいい、みたいな感じでしょうか。

ギャグマンガなのに、世界観の分析までしたくなる、でもそんなことするのはばかばかしくなる。

もう一回読んでみよう。

 

全7巻。

アニメにもなったようです。