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マンガで会いましょう~おすすめマンガを紹介します~

あらすじは極力書かずに、「読んでみたいな」と思ってもらえるように紹介できればと思っています。たくさんの人が漫画を楽しんで、世界に誇る日本の漫画文化が発展することを願っています。

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おすすめマンガを紹介しています。

 

「BUZZER BEATER」(井上雄彦)です。

 

大作・スラムダンクの後に描かれたバスケットボール漫画です。

 

 

何より、井上さんが楽しそうに描いていて、読んでるこちらも、もちろん楽しくなってきます。

 

全ページカラー、横長と挑戦的でもあります。

プレーシーンは少なめですが、キメ顔がめちゃくちゃかっこいい。

画集のような雰囲気も併せ持っています。

 

バスケットボールと人種、といった感じのテーマも盛り込まれていて、厚みもあります。

 

全4巻。

 

本棚に置くとで映える単行本です。

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今回もお気に入りマンガの新刊発売シリーズで、「七つ屋志のぶの宝石匣」(二ノ宮知子)。

17巻が発売されました。

 

 

1回目の紹介はこちら。

 

謎が謎を呼ぶ展開が続きます。

これまでにない重みも出てきました。

 

それにしても二ノ宮さんのインプット(取材力)の量とアウトプット(取材を元にした表現)の巧みさですよね。

SNSの組み込み方などは物語をぐっと盛り上げました。

 

良い大人が許嫁関係にあるのも、あまりなかった恋愛劇パターンで面白いです。

 

宝石が巻末に載っていて、色彩がイメージ出来るのもうれしい。

 

まだ、クライマックスは見えません。

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お気に入りのマンガ、新刊発売シリーズ、です。

今回は最新12巻が出た「ダンジョン飯」(九井諒子)です。

 

1回目はこちら。

 

ダンジョンが深くなっていくとともに、主人公たちが遭遇する危機もどんどん複雑になっていきます。

単に、敵が強い、だけでなく、人間の「欲」が絡む難問です。

それを「食べる」ことで解決いきます。

 

物語は佳境に入ってきました。

ただ、食事風に言えば、「これがメインディッシュか」と思いきや、クライマックスを思わせる展開が繰り返されていて、デザートが出るまでもう少しありそうです。

なんとも美味しい作品です。

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作家さんの原点シリーズです。

 

今回は、高橋留美子さんの「るーみっくわーるど」。

 

 

全3巻の短編集(一部連作)。どれもこれも、高橋さんの代表作につながる味を感じます。

 

それにしても、シリアスからドタバタコメディーまで、多彩な創造力に感心させられます。

ヒット作連発の作家人生を考えれば当然かもしれませんが。

 

好きなのは「笑う標的」かな。

絵が精緻かというとそうでもないと思いますが、女性がまとう色香は高橋さん独自のものですよね。どこから来るんだろう?

 

久しぶりに高橋さんの長編に浸ってみようかな。

 

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今回は「古見さんはコミュ症です。」(オダトモヒト)。

最新26巻が発売されました。2回目です。

 

1回目はこちら。

 

 
恋愛が絡むと思いが通じ合うところまでの物語が多いですが、この作品は、その後もきっちりと描いていこうと「第2部」的に進んでいる気がします。
それにしてもマンガ的なアクの強いキャラクターたちをこれでもかと出してきます。
ですが、そんな登場人物たちを、ギャグマンガのようには暴れさせないで、あくまでコメディーで収めていて、みんな愛しくなってきます。
バランス良く操るなあと感心します。
 
作品の縦軸となっている「友達100人」ですら通過点ではないでしょうか。
コミュニケーションという人間最大の課題を扱う叙事詩に終わりは見えません。
 
 

 

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前回、長編の話をさせていただいて思い出したのが「NARUTO」(岸本斉史)です。

 

 

少年忍者マンガの秀作です。

 

大蛇丸というキャラクターを生み出したのがヒットの大きな要因だと思います。

 

悪役といいますか、敵といいますか、物語の中でそういった「目標」を作りにくくなっていますよね。

なんだか良く分からない奴が良く分からないことをしようとしている、そんな「敵役」を描ききった感じを受けます。

 

ところで、前回、長編の物語終盤について触れましたが、この作品も「ワクワクドキドキ」しながら読んでいたかというと疑問です。ついていくのに精いっぱいでした。

 

全72巻と外伝。

メディアミックスや、続編的な作品もあります。

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「ONE PIECE」(尾田栄一郎)の103巻が発売されました。

いよいよ物語が終幕に向かっていく感じですね。

 

100巻を超える作品を終わらせるのはさぞかし重圧がかかるのではないでしょうか。

と、思っていましたが、103巻を読むと、そんなプレッシャーとは無縁な尾田さんの楽しみっぷりが伝わってきます。

 

長編のクライマックスに思いをはせたとき、この作品が頭に浮かびました。

「美味しんぼ」(作・雁屋哲、画・花咲アキラ)。

 

 

111巻で休載していますが、102巻で作品を通じてテーマであり続けた「父と子の対決」に決着をつけました。

究極のメニューと至高のメニューを絡めた見事なストーリーだったと思います。多くの読者が溜飲を下げたのではないでしょうか。

 

マンガは終わりに向かって始まるわけではありません。

私の個人的な感覚かもしれませんが、それゆえ、面白かった長編の終盤がまとまりを失っていくパターンが散見される気がします。

 

空前絶後の傑作「ONE PIECE」が、そんな展開になるとは思えませんが、素晴らしいフィナーレを迎えることを祈っています。

 

ちなみに「美味しんぼ」の1回目の記事はこちらです。

 

 

 

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「君に届け」(椎名軽穂)の番外編、「運命の人」が先日販売の3巻で完結しました。

 

 

前回、紹介した記事です。

 

 

番外編が連載されるパターンが増えてきました。

こちらやこちらもそうですよね。

 

 

 

前も書いたかもしれませんが、オリジナル作品のキャラクターが魅力的だからこそ成り立つパターンですね。

 

それにしても、「運命の人」は爽やかな恋愛漫画として一気に走り抜けました。すがすがしいほどの読後感でした。

 

 

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夏の甲子園に出場する高校が出そろいました。

というわけで、今回は「八雲さんは餌づけがしたい。」(里見U)です。

 

未亡人が隣に住む一人暮らしの野球部の高校生に食事を作るという話。

2回目の紹介です。

 

 

前回はなんだか私に不満があったようで少し批判しています。

 

完結した今、大円団でした。上記の設定からの大円団、どんな結末を想像しますかね?

 

私が思っていた不満からは立て直しがなされたと思います。偉そうで恐縮ですが。

 

全11巻。

 

甲子園だけでなく、インターハイも行われています。

高校生のアスリートのみなさんにはご飯をしっかり食べてほしいものです。

 

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「HUNTER×HUNTER」(冨樫義博)の再開が話題になるたびに、いつも少し思い出す作品があります。

 

「コータローまかりとおる!」(蛭田達也)。

 

大変な長編ですが途中で途切れて未完のままです。正確な理由は分かりません。

 

この作品の最大の魅力は、格闘シーンの美しさです。

表紙のタッチからは想像しにくいかもしれませんが、長編ゆえ少しずつ変わっていきます。

 

「格闘シーン」を「美しい」と表現するのは伝わりにくいかもしれませんが、技を繰り出したときの構図と体のバランスが自然で、過度な効果線や無理な構図に頼っていないのがその理由と思います。

 

とんでもなく巨大な学園だったり、音楽と組み合わせたり、荒唐無稽な設定もバトルを大いに盛り上げます。

 

シリーズ最後の単行本から20年近くになるでしょうか。

 

未完の物語はなんともいえない空虚な気持ちになります。

 

全59巻。続編が全27巻。さらに続編が8巻まで。