数学は世界の真理を表していると思っていた。
学生時代は数学に一番関心があり、成績も数学が一番良かった。
数学を極めれば真理に近づける気がしていた。
しかし、大学生のころ、この考えに疑問が湧いた。
たとえば1+1=2
これは世界の真理を表しているのではなく、単なる人間の決め事だと思った。
「単体であること」を1という「数字」で表す。
これは真理ではなくルールである。
「二つの項が等しい」という関係を「=」で表す。
つまりこれは一つの言語なのだ。
そう気づいた瞬間、数学への偏狭的な熱意は冷めてしまった。
数学は、言語の一つである。
だから、使っている記号は異なるが、中身は非常に似ている。