すべての生徒が眠らず、集中し、高い意識で授業を受ける。

 

これが達成されれば素晴らしいが、全国を見渡して、それができている教師は何人いるだろうか。

 

ただ、生徒が眠くならないような仕掛けはすべきである。

 

たとえば、発問に対する個人指名ばかりだと、全体としては当事者意識が希薄になり、眠くなる生徒が出る。

 

私は、個人指名はあまりしない。

 

そのかわり、「今から指名します、自信がない人は周りの、わかってそうな人に聞いていいよ。」と言う。

 

これは適当な発言にも思えるが、考え抜かれた発言なのである。

 

まず、全員が当事者意識を持つ。

 

また、交流する際、必ずしも友人関係にこだわらずに相談できる。

 

学力は高いが寡黙な生徒も交流の輪に入る。

 

教師が見るべきは、そのような点なのである。

 

 

 

ノートは生徒にとって授業内容が理解しやすいかを基準に考える。

 

私は現在次のようなスタイルに落ち着いている。

 

B5で本文をプリントし、下ページをノートするために使う。

 

なぜこうするのかというと、

 

①問いの部分にラインを引くことで、視覚的に問われている箇所を確認できる。

 

②すぐ下に答えを書くので、問いと答えを認識しやすい。

 

③板書=ノート1ページと伝えてあるので、ノートを書く見通しが立てやすい。

 

④基本の型を設定することで、美しいノートを取ることができる。

 

⑤見開きページにすべてが書き込まれているため、後から見返したとき、授業内容を振り返りやすい。

 

 

 

私は授業の中で生徒に思考させる時間を十分に確保する。

 

問いと授業の構成がしっかりしていれば、生徒は静かに思考する。

 

ミロのヴィーナスの例で言えば、私は10分前後無言の時間を作る。

 

その間、机間巡視し、生徒のノートを見ながら、問いの難易度が適正か、問い方が適正かを考える。

 

そして思考時間終了の2分ほど前に、2名ほど指名する。

 

これは必ずしも模範解答者ではなく、添削指導に適しているか、未だに板書経験がないかどうかを考える。

 

言うまでもなく板書経験があまりない生徒を指名する。

 

指名した生徒が板書している間、ペア同士でノートを見せ合いなさい、と指示する。

 

ペアでの交流が終わると、皆板書に注目する。