今年もノーベル賞の季節。 | おぢさんらいだーのブログ

おぢさんらいだーのブログ

二輪とツーリングを中心に日々の出来事とおぢさんの昔の思い出を語ります。

 今年もノーベル賞発表の月になりましたね。私が興味あるのはやっぱり物理学賞です。日本人が9人も受賞しているなんて誇らしい限りです。もっとも印象に残っているのは何といっても2002年の小柴先生のニュートリノ観測です。

 

授賞式で受賞者の功績の紹介は必ず受賞者の母国語でアナウンスされます。それがあまり上手ではないのですが一生懸命で微笑ましささえ感じられます。素粒子物理学で受賞した益川先生が授賞式の翌日ノーベル財団にメダルを取りに行くと、現地でチョコレートを買っていたことを聞いた財団がチョコレートをたくさんお土産にくれたそうです。チョコレート好きだと思われたようですが財団の人間味のあるエピソードのひとつだと思います。

 

物理学(宇宙論)の巨人であるあのハッブルは意外にもノーベル賞を受賞していません。実は受賞は決まっていたそうですが発表の直前にハッブルは亡くなっています。ノーベル賞は死者には与えられないのでこれは仕方ありません。また、受賞までの審査の経緯は50年間非公開ですがこのときは審査にあたった科学者(二人だったかな)がハッブルの奥さんを訪ねて受賞予定だったことを伝えたという逸話が残っています。

ノーベル賞はその年のテーマがあって、そのテーマに沿った内容の研究を審査します。アメリカの重力波観測チームは今年受賞しなければ2~3年以内の受賞は確実でしょう。