某日、オカルト研究及び怪談メンバーで研修という名の心霊スポット巡りをする
一応ルールを設けて中には入らない、あとは一人でも怖がる人がいたら引き返すというものだった
車に2、3人ずつで乗り合わせもしもの時に備えて2台で行くことにした
もしもというのは一台に取り憑かれた人が居たり、激しい霊の攻撃を受けても2台目がしっかりサポートする、その為にドライブレコーダーは装備した
なぜなら不可解な事故はカメラで検証する必要があるし、何かが映るのであればそれも撮ろうとという事だった
誰かさんがいると訝しむ車が寄ってくる可能性はあるが集まったメンバーがいかにもいかつい人というより大学のサークルやコスプレしてそうな女子だけなのでなるべくみんなの輪を壊さないようにつとめた
いったん近くまで行って何処かで食事をとりながらあ〜しよこ〜しよと作戦会議をすることにした
ん〜結構山道だから食べ物屋さんないね
そだね〜 ま、いいや何処でいいから入ろ
それにしても窓を開けると自然の出来立ての酸素が運ばれてきて心地よい
みんな観光客のようにハイテンションになっているから、どんな店でも楽しめるんじゃないか
そんな気がした
なんか此処喫茶店っぽくない?
山にある雰囲気のある喫茶店という感じのお店を発見した
この辺りだとオープンテラスになっていたりちょっと人が賑わっていそうだがそこはオカルトマニアの集団 ちょっと寂しげなお店を選ぶ
よっしゃ〜何食べよっかな〜
はりきり過ぎだよB君
さ、みんな早く早く!
車から降りていざお店に着いた
実はそのあとから記憶がない
しかも気づいたら病院のベッドにいた
なんと、喫茶店と思ったら其処は
あの世の喫茶店であった
しかも、先に何人かで扉を開けた瞬間扉がしまり中にいるメンバーは扉を開けるな、と言う
意味がわからない、なんでだよ みんなも入れようよ
そういうと中のメンバーは
奴らはもう死んでいる 開けたらあの世に連れ去られるぞ
と言う
そんな馬鹿な、みんなで行くって決めたじゃね〜か
いや…奴らは此処に来る前に●んだんだ
いや、絶対友達は裏切らね〜 もし、そうだとしても俺は扉を開ける!
そう言い扉を開けると
眩い光が入り、みんなと再会した瞬間記憶を失ったらしい
ちなみに車は二台じゃなく一台で廃墟化した建物の中には誰も居なかったという
心霊スポットに向かう前に食事をとろうとした所がまさかの心霊スポットだったのだ
ちなみに
少し離れたとこに草に覆われた車があった
話を聞くと其処のお店は行列ができる人気店で山の中に位置する割にはスタッフがいっぱい居たが、其処にカメラを仕掛けたり四六時中何をしてるか?とか何を食べてるか執拗に探るストーカーが居座りついには運転資金がなくなり廃業に追い込まれ
気がおかしくなり自ら●を断つ者がいたりしてやがて事故物件となったそうだ
なので此処へ来ると無数の視線を感じるという
中には色情霊もいるらしく好みの女性が現れたら示し合わせたように現れるという
ストーカーは亡くなってまでもストーカーなのか。
オカルト妄想日記終わり
※全ての写真はイメージでフィクションです。