ジャン・リュック・ラガルデール賞 ダビルシムV(10月2日・日本時間・10月3日) | Rosen Konig ローゼンケーニッヒ

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ブログタイトルは、シンボリクリスエスと、ローズバドの仔である、サラブレッドのローゼンケーニッヒ(ドイツ語で、薔薇(バラ)の王という意味・牡・毛色・黒鹿毛)に由来しています。

フランスギャロが施行する、ジャン・リュック・ラガルデール賞(第152回)が、10月2日(現地時間・日本時間・10月3日)・ロンシャン競馬場で行われ、L・デットーリ騎手が騎乗する、黒鹿毛の馬・ダビルシム(DABIRSIM)が、1分19秒85のタイムで優勝、2着には、Sofastが入りました。


日本産の馬を父に持つ馬が、ジャン・リュック・ラガルデール賞を制覇したのは、1853年の、グラン・クリテウム賞として創設され、2003年現競走名に改称されて以降、初めてのことになります。


ダビルシム(DABIRSIM)は、父・ハットトリック(HAT TRICK)・母・ルモレード(RUMORED)で、サイモン・スプリンガー氏の所有、C・フェルランド調教師の管理の下、走らせている、2009年2月5日生まれ・Mne L.Monfort氏生産の、牡・2歳の男馬で、ダビルシム(DABIRSIM)の父・ハットトリック(HAT TRICK)は、現役時代・キャロットファームの所有馬として、美浦・清水美波 栗東・角居勝彦 両厩舎に所属し、日本の中央競馬(JRA)にて、未勝利戦・牡丹賞・ナリタブライアンメモリアル・清水ステークス・スポーツニッポン賞金杯(西・京都金杯)・東京新聞杯・マイルチャンピオンシップ・香港マイルなどで優勝するなど活躍、2005年のJRA賞・最優秀短距離馬にも選出された、サンデーサイレンスとトリッキーコードの仔に当たる、2001年4月26日生まれ・北海道・勇払郡・安平町(旧・追分町)・追分向陽1233-1の、追分ファームの生産になる、トリッキーコードの2001が血統名の、1試合で1選手が3得点以上を上げること(サッカー用語)の意味である、青鹿毛のサラブレッドです。


ダビルシム(DABIRSIM)の父・ハットトリック(HAT TRICK)は、2007年5月8日に惜しまれつつ現役を引退、同年5月10日付で、競走馬登録を抹消され、2008年から、アメリカ・ケンタッキー州・レキシントン近郊の、パリスパイクにある、WALMAC FARM LLC(ウォルマックファーム)を拠点に、シャトル種牡馬として繋養生活を送っており、今年の4月26日(日本時間・4月27日)には、牡・10歳の誕生日を迎えたところで、今年度は、6000ドルという種付け料で、繋養生活を送っており、これまでに、オーストラリア・アルゼンチンにもシャトル種牡馬として繋養され、南アフリカでの繋養生活が予定されている、期待のシャトル種牡馬です。


その初年度産駒、ダビルシム(DABIRSIM)は、2011年6月8日(日本時間・6月9日)・ラテスト競馬場で行われた、未勝利戦・1着でデビュー以来、4戦4勝無敗で勝利を重ねており、7月31日(日本時間・8月1日)に、ドーヴィル競馬場で行われた、カブール賞で、初の重賞に挑戦して優勝、前走のモル二賞(8月21日・日本時間・8月22日)でも、重賞2勝目を挙げており、今回の、ジャン・リュック・ラガルデール賞・1着で、ダビルシムは、5戦5勝・無敗(内・重賞競走は、3戦3勝・無敗)となりました。


主戦騎手も、デビューからの3戦は、P・ソゴ―プ騎手が務めましたが、4戦目からは、L・デットーリ騎手が騎乗しており、この日は、L・デットーリ騎手の重賞500勝目を、ダビルシム(DABIRSIM)で飾ったのです。


フランス生まれの、黒鹿毛の馬・ダビルシム(父・ハットトリック・母・ルモレード・毛色・黒鹿毛・牡・2歳)の、今後の活躍が楽しみです。