フランス競馬の、2011年カルティエ賞の各部門の授賞馬が、11月22日(日本時間・11月23日)に発表され、最優秀古馬には、シリュスデゼーグル(日本にも、ジャパンカップ(ローズキングダムの9着に終わる。)にも参戦する為、来日し、遠征している。)が選ばれるなど、各部門が発表されました。
そして、カルティエ賞・最優秀2歳牡馬が発表され、10月2日(日本時間・10月3日)に、ロンシャン競馬場で行われました、ジャン・リュック・ラガルデール賞を制覇した、ダビルシム(DABIRSIM)が選ばれました。
ダビルシム(DABIRSIM)は、父・ハットトリック(HAT TRICK)・母・ルモレード(RUMORED=フランス語読みでは、ルーマード)で、2009年2月5日生まれ・Mne L. Monfort氏の生産になる、黒鹿毛の馬で、サイモン・スプリンガー氏(フランス)の所有・C フェルランド厩舎(フランス)の所属の下、現役競走馬として活躍している、牡・2歳の男馬です。
第152代・ジャン・リュック・ラガルデール賞馬・ダビルシム(DABIRSIM)の父・ハットトリック(HAT TRICK)は、現役時代・キャロットファームの所有馬として、日本の中央競馬(JRA)に所属し、未勝利戦・牡丹賞・ナリタブライアンメモリアル・清水ステークス・スポーツニッポン賞・金杯(西・京都金杯)・東京新聞杯・マイルチャンピオンシップ・キャセイパシフィック香港マイルなど、21戦8勝を挙げ、2005年の最優秀短距離馬にも選定されるなど活躍した、サンデーサイレンスと、トリッキーコードの血統になる、青鹿毛の馬です。
ダビルシム(DABIRSIM)の父・ハットトリック(HAT TRICK)は、2008年から、アメリカ・ケンタッキー州・レキシントン近郊 パリスパイクにある、WALMAC FARM LLC(ウォルマックファーム)で種牡馬として繋養生活を開始、ここを拠点に、シャトル種牡馬として、オーストラリア・アルゼンチンでも繋養生活を送るなど、活躍、牡・10歳の今年度は、6000ドルで繋養生活を送っていたが、11月初旬・同じ、アメリカ・ケンタッキー州・レキシントン近郊の、パリスパイクにある、GAINESWAY THOROUGHBRED STUD FARM(ゲインズウェイファーム)へ売却、11月中旬には同ファームへ移動されており、牡・11歳の美しい男馬に成長する、来年から、15000ドルの種付け料で、新生活を送る事になっており、今後の活躍が期待されています。
今回・カルティエ賞・最優秀2歳牡馬に選定された、ダビルシム(DABIRSIM)は、今年6月に競走馬デビューし、これまでに、カブール賞・モル二賞・ジャン・リュック・ラガルデール賞など、5戦5勝の成績を残しており、特に、10月2日(日本時間・10月3日)にロンシャン競馬場で行われました、第152回・ジャン・リュック・ラガルデール賞では、2着のソーファースト以下を抑えて、1853年のグラン・クリテウム賞として創設されて以来、2003年の現競走名に改称されて以降、初の日本産馬を父に持つ2歳牡馬が制覇を成し遂げた事が評価され、今回・授賞することになりました。
日本産の馬を父に持つ馬で、今回、初めての授賞馬になった、ダビルシム(DABIRSIM)の、来年の活躍を期待したいと想い、願っています。