すかいうぉーかー -55ページ目

すかいうぉーかー

CRAZY=SPELL−BOUND


















俺は、3代続く江戸ッ子になるので
田舎ってもんが無い



いぶ姐の両親が暮らす母屋は、テレビでしか見た事のないような 竈まである造りの日本家屋で

遠い昔にJRのCMで観た、朧気な記憶の中から ゆっくりと浮上して来るような、安らかな寝起きだった




意外とシャッキリと起きて
フワフワのままで、乱さん宅の玄関を開け 2階へ





楽・漆・巴が








寄って来ない







今回、最も面白かった現象の1つ



G-RXさんは、馬の調教をやる訳だが

彼曰く「どっちがご主人様だか分かってんな?」オーラを出しているのだそうで

コイツらは、すっかりペースが狂わせられていた




楽なんか、俺に近寄りもしないし

Gさんのとこに行っても、「すんません。自分、撫でてもらってもイイすかね」みたいな感じ


天真爛漫な、みんなのアイドル的な立ち位置が すっかり影を潜めていた








いぶ姐 「何食べる? パン? ご飯? パンケーキ?」



俺「パン」


G-RX「え・・・、ええっ? ご、ご飯でイイすか?」


若様「パンケーキ!」





トースターが鳴りマーガリンとピーナッツバターと粉チーズと目玉焼きが出て来た横で白い炊きたてのご飯と神の出汁巻き卵と納豆と鶏肉入り冬瓜スープが出て来た後に不二家並にふっくらと焼かれたパンケーキが甘い香りを漂わせて置かれてメープルシロップだのなんだのが並んだ脇に生姜とハチミツ入りのチャイとブラックのコーヒーが
俺&若様&G「いただきます!」










ぬぼー(アヤちゃん起床)




おはよー

乱娘「おはようございます」



相変わらず、ダレた寝起きだねぇ

乱娘「はいー」




そのままボケボケと席につき
ハムハムとパンケーキを食い出す


んー、でもやっぱ女っぽさは日増しに上がって行ってる気がするな
最初にあったの、中学生かなんかの頃だもんな

面白いなぁ











いぶ姐「今日は、どうする?」











俺「行くしかないでしょう」










今にして思えば















コレが"トドメ"だった



(続









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Going home, and I'm running home


down to Gasoline Alley where I was born



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なんで、ココでこの人と一緒にビールを飲んでんだろ





疲れた体が、一気に緊張を解かれ

さっきまで内側で渦巻いていた 殺気のようなものが、ドンドン抜けていく




浅黒い肌は、相変わらず血管が綺麗に浮き
乱暴に伸びた、少しクセのある艶やかな髪は 藤岡弘のようなギラギラ感


ビールを水のように干し

人懐っこい笑顔は、初めての家に多少の遠慮と緊張が混じっている





2人で走破した距離 1300km

夜中の2時に、油の爆ぜる音と
食欲をそそる香ばしい匂い





サービスエリアで拾った、メスのカブトムシを「お土産」と出すと

既にカブトムシは居るらしく、飼育箱があったので そのまま入れてやる




「名前は?」

俺「メスだからな、"キング"でイイんじゃねーか?」


いぶ姐「うん、"キング"やな。メスだけど」




馬鹿な大人3人が「ニヤリ」と笑う








「こんなに大変なのに、なんで敗者が罰ゲームやって終わりなんだよ(笑)」


「確かに(笑)」



もし、次やるなら
勝者にご褒美にしよう


人参ぶら下げてもらわにゃ

奔馬も、こんな非・現実的なマネ
やってられないってモンだ






良く考えたら
ココで他のDuoブロガーと、ってのも初めてだ


不思議な感覚


家族のような




アメブロに移行してからの方が、本来のブログの形に居る気はする


アソコは、あの時の あの状態でなければ、あんなに面白くは無くて


俺も、他のみんなも
あんなにハマって、こんなに深く繋がりはしなかった筈だ








他愛も無い話で
明け方に






いぶ姐「じゃあ、そろそろ行こか」









俺「・・・やっぱし?」










2人の寝床が用意されていると言う母屋へ






俺「・・・ あー・・・。なるほど」



Gさんの顔が引きつっている








俺「じゃあ、写真撮りますか」



G「マジか!? 俺は、嫌だぞ!!!」







俺「諦めなよ。 この家に来て、こんなネタ振られて、逃げれる訳ないだろ(笑)」























(↑ 微妙に、足が 諦めてない)







そのまま、もう一枚の布団を敷いてもらい

静かな、日本家屋独特の雰囲気と匂いに包まれて 深い眠りに落ちる






アヤちゃん(乱娘)が



















小さい頃に、カタカナを習ったという"座敷童子"には

逢えなかった


(続




















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足柄なんて、ほんの一瞬だった




勝負は止めたが、妙にモチベーションが高く

所々が薄っすらと濡れる路面を気にもせずに
久々に、結構なスピードを出していた







御殿場を過ぎてからは、大した渋滞も無く

コレは行けるかと思いながら、富士川に滑り込んだまでは良かったが
浜名湖を前にして、他を圧する巨大な湖面の闇の向こうで
空が光りだした





間断なく
膨大な質量を持った雨雲の切れ間と、何も言わずに迫っては飛び去る路面が仄白く浮かび上がり

その度に排気音を突き破って、雷鳴が 空を揺する



全身を叩き続ける 高圧縮された大気に、生温く濃密な匂いが混じり始める





仕事上がりのクタクタの状態からそのまま家を出た
疲労と一定のリズムが誘発する催眠状態のような中で

経験値から造り上げた、細く尖った集中力が 無駄と言う名の贅肉を削ぎ落とす


逆に言えば
他の事に脳ミソを使う余力が残って無いのだ







車の赤いテールを230前後で
淡々と抜き続けていた右手が、反射的に戻る







(おいおい)





一気に視界が、雨で埋め尽くされる

ヘッドライトの照射範囲に、針山のような白い軌跡



4輪のタイヤから、煙のような飛沫がもうもうと立上がり

絨毯の如く広がるそれに突っ込むと
一瞬の浮遊感が車体を襲う



いったん、130ぐらいまで落として 様子を見る





「やっぱ、止めといて正解だったな」


"勝負"って形は、縛りや義務を発生させる







基本的に、雨の日はR1には乗らない


だが、少しの緊張感が意識の覚醒を促し

タイヤからの情報と、車体の挙動に神経を






大丈夫そうだ






アクセルを開けて行く

185ぐらいまで



別にトラクションも

大きなカーブはそのまま
後は、車の混み具合や状況で

「スゲーな、今のタイヤは」


ハイドロプレーニングも、起きそうもない





リムジンバスみたいな、馬鹿でかい影

橫に入った瞬間に


「ボンっ!!」





一撃で車体が50cmぐらいズレる

ドラム缶みたいな、タイヤが掻き分ける水はもはや"壁"だったが
しっかりと底に根を張った上でのトリップ状態に、心臓は漣も立たない




太平洋が左に見える区間だけで、全身はずぶ濡れ

カッパは下だけ積んでいるが
風圧に持って行かれるのが、走りの邪魔になる





浜名湖SAで給油して、出た瞬間に渋滞が始まった

第二東名との合流地点がピークで
そのまま名古屋までは、全くペースを上げられない




だが、ここまでで
充分に距離と時間を稼いだ確信があった


連休でもなんでもなければ
3時間で行けただろう







伊勢湾岸道は避けた

前回走って、総合的に駄目だと判断した

側壁の低さ
車線の幅
帰省する人間のルートと、心理的にブレーキを無駄に踏みそうな感じ






関ヶ原で事故渋滞があったが、それも過ぎて 残りが100kmも無くなると
もはや、修行僧のように黙々と車を抜き去り続ける

遅れた分を取り戻す、とかでは無いので
残り少ない集中力と相談しながら

充分に体をズラして
山間部で数の減った照明の向こうで、闇の中に消える路面に向かって右手を捻り

200を越えるアベレージを維持しながら、R1と言う名の刃物を突き立て続ける




多賀

竜王

栗東





もうすぐだ


もうすぐそこに

"帰る所"が、待っている








インターを降りて

全身から野獣のようなオーラを出すR1をクールダウンしながら、深夜の田舎町を走る



もう、飛ばしもしない

500km近い、全行程の
もはや、ほんの小さな残り




懐かしい国道

見知ったマンション 駅前



そして







建物の前で
外灯の灯りの下に






待っていてくれたのか
















いぶ姐「おかえり」

























「腹減ったよ」




俺は、R1を労うようにエンジンを止めると

笑いながらメットを脱いだ





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とりあえず


蹴っときました











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昨日の夜半過ぎに出た友達(車)が、まだ兵庫だとさ








さて
















よーいドン!!









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パツさん! 俺、嫁さんに許可とったからさ。



ツーリング連れてって!! (←RZ250R)
















・・・"ツーリング"って











どうやれば、イイんだっけ・・・






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罰ゲームが生きてる?


いぶ姐の?



"桃栗8年"以外に?









そもそも

"罰ゲーム"って




争ってもいない 純然たるお客様がやらされる物でしたっけ?






んで、あれでしょ?



なんだか知んないけど
"キックの鬼"になった、剛熊さんが
「エイシっ」とか言いながら


鋼鉄みたいな脛を、俺の内足に叩き込んで来て

反射的にガードしなきゃならないんでしょ?











いや待て



















もしかして


"行かない"って、選択肢が・・・








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