ただいまホーリーウィーク真っ最中、明日はイースターですが、ホーリーウィークというと毎年暑いイメージで、年を取ったせいか子供の頃の暑いお盆を思いだします。
年々体力が落ち暑さが応えるようになりましたが、今年はこれまで以上に気力体力ともに衰え、リクライニングチェアにひっくり返ってテレビでYouTubeを観ています。
何をするでもなくテレビを観ていると昔のことを思い出しますが、最も想い出に残っているのは激動の60年代後半から70年代初頭です。
学生運動華やかなりし時代でしたが、田舎者の私が衝撃を受けた歌手が岡林信康さんでした。
フォークの神様と言われましたが、プロテストソングとでもいうのでしょうか、それまでに聴いた事が無いような歌詞に衝撃を受けました。
懐かしく思い出していますが、最初に聴いたのはこの歌でした。
私の親も商売をしていて毎晩遅くまで働いていたが貧しく、時には両親の諍いもありましたので、「みんな貧乏が悪いんや」というフレーズが心に刺さりました。
そして東京に出て、テレビも無い6畳一間のアパート暮らしでしたが、この歌を聞くと元気が出ました。
初めて部落問題を意識したのはこの歌を聴いてからでした。
この歌は放送禁止歌でした。
飲むとよくこの歌を歌いましたっけ。
山谷ブルースを歌うと次はこの歌です。
反骨精神も強かったような気がします。
そういえばあの頃は国会で乱闘もありましたっけ。
こういう歌を聴いていた団塊世代、ポスト団塊世代もいまや70代。
核家族化が進み老々世帯や独居老人、貧困高齢者も少なくありません。
また世代間で分断化された社会、現役世代からは老害と邪魔者扱いされ、集団自決すべしとまで言われる悲しい社会になりましたが、選挙で代表を選べる民主主義の国がこのように変ってしまったのは、選挙に影響力が強い団塊世代の責任が大きいと言わざるを得ないでしょう。
私たちが望んだのは、このような社会ではありません
子供たちがもっと豊かになり、孫たちの時代はもっと幸せになって欲しいと思います。