私は一昨年二度目の新型コロナ感染をしました。
幸いワクチン接種後という事もあり大事にはいたりませんでしたが、直った後も記憶力が落ち、自分が何をしようとしていたか失念したり、突然に人の名前や物の名称を思い出せなくなったり、また頭がボヤっとして考えがまとまらず気力が湧かないなど、所謂「ブレインフォグ」のような状態が続いています。
さらに昨年は突然右足が麻痺する脳梗塞のような状態となりました。
病院の検査では脳梗塞は見つからず原因ははっきりしませんが、MICROSTROKEではないかということで治療をしています。現在は回復して歩けるようにはなりましたが、まだ足元はふらつき治療を継続中です。
私はこれも新型コロナの後遺症ではないか?と考えていますが、日本とは医療レベルが違いますし、元々ピンコロ(ピンピンコロリ)願望ですので高望みはせず、家族に助けられ、それなりに幸せに生きています。
■ブレインフォグの原因は脳血管の出血?
ところで昨日見たツイッターにこのような投稿がありました。
なお脳血管から漏れているのは血液そのものではなく本来入るべきではない物質や血球の事のようで、出血というのは正確ではないかもしれません。
新型コロナ後遺症には血液に焦点を当てた治療が有効かもしれず、まんざら私の治療も的外れではないかもしれませんので、バハラナ、ナンクルナイサと生きてゆくことにします。
新型コロナ後遺症で集中力や記憶力が低下する「ブレインフォグ」の原因は脳血管からの出血であることが判明https://t.co/pAqg1QNxZh
— GIGAZINE(ギガジン) (@gigazine) February 27, 2024
■札幌市の下水サーベイランスが凄い事になっている
新型コロナウイルス感染症は昨年5月8日の5類以降で全数検査が廃止されて以来、新規感染者数など話題にも上らず、もう終息したかのように軽んじられているようで信頼できるデータがありませんが、唯一信頼出来そうなデータとして下水サーベイランスに注目しています。
下水サーベイランスは、新型コロナウイルスの感染動態を把握するためのサーベイランスの⼀⼿法で、下水中のウイルスの調査・監視をすることによって 地域の新型コロナウイルス感染症のまん延状況の把握や、特定の施設における感染有無の探知等を行います。
- 新型コロナウイルスの感染者は、症状の有無にかかわらず、糞便や唾液に ウイルスを排出することが知られています。
- 下水中の新型コロナウイルスのRNA濃度を調査することで、受診行動や、検査数など、人の行動バイアスに影響されることなく、無症状感染者を含めた感染状況・傾向を反映する客観的指標を得ることが出来ます。
そして今の時期、最も注目すべきは、北の大都市、雪まつりで観光客がたくさん訪れた札幌市かと思いますが、私の予想は完全に当たりました。
下のグラフで全数検査が行われていた2023年5月までの、「新規感染者数」と新型コロナウイルスの「ウイルスRNA濃度」を比べてみると、グラフの波形がよく一致しており、「ウイルスRNA濃度」が感染状況を良く表していることが分かります。
そして現在の「ウイルスRNA濃度」はこれまでの最高だった第8波のピークの倍近い値となっています。
出典:札幌市下水サーベイランス
ということで皆様、新型コロナウイルス感染症はまだまだ終息していませんし、後遺症も深刻です。
感染者数としては現在は第10波と言える状況かと思いますが、学童の感染が多いように見受けられ、若い人はこれからの人生を後遺症で苦しまないように感染防止に努めた方が良いと思います。