情けなかったバレンタインディ | 夢老い人の呟き

夢老い人の呟き

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バレンタインディに女性が男性にチョコレートを贈るのは日本と韓国くらいのものでしょうか。

大抵の国は男性が女性に贈るか、お互いに贈り合うのが普通だと思います。

 

ここフィリピンは2023年ジェンダーギャップ指数ランキング世界16位、アジアではダントツの女性が強い国ですが、知人友人ご近所様みんな御婦人方がプレゼントされています。

 

このご婦人方というのは恋人や奥様だけでなく家族の女性も入るようで、うちによく遊びに来る青年は母親に「プレゼントは無いのかえー」と叱られて(フィリピンのママは強いです)、「母と姉に何か贈らなければ」と焦っておりました。

 

 

私も何を贈ろうかと悩んでおりましたが、情けない事にバレンタインディの明け方から体調を崩し、朝から救急病棟に入ることになってしまいました。

幸いその日のうちに退院できましたが、何とも情けないヘタレです。

しかし改めて一生懸命助けてくれる伴侶がいる有難さと幸せを感じ、ある意味では幸せなバレンタインディでした。

 

今年は何のプレゼントもしませんでしたが、心から感謝の気持ちとして "You are my Valentine"(あなたは私の大切な人です) と "Happy Valentine’s Day with lots of love" という言葉を贈りました。

 

 

しかし男なんて年を取ったら情けないもの。

今は元気な人たちもやがて来る衰えにどのように対処するか、考えておいた方が良いと思います。

家族に助けてもらうか、お金を払って面倒を看てもらうか、行政にすがるか・・・・。

そのいずれもできなければ、待っているのは孤老死かもしれません。

 

今は自己責任社会などと言われ、弱者に対する攻撃も目立つ社会ですが、誰かを攻撃し自分は強者であるとアピールしているような人も、やがては誰かの助けや介助が無ければ生きて行けなくなります。

それを考えればもっと自分よりも弱い人たちに優しくなれるのではないでしょうか。