フィリピンの道路にはいろいろなものが落ちています。
ボルトやスクリュー(業界によって呼び方や分類は異なるが、一般的にボルトは先端が平らでナットやネジ穴に締め込むもの、スクリューは木ネジのように先が尖っていて部材に捩じ込むものをいう)がタイヤに刺さることも珍しくありません。
これまでに何度も刺さっていたことがあり幸いパンクには至りませんでしたが、昨日はこのようなボルトが刺さっておりました。
タイヤを外して義息がトライシクルでタイヤ屋さんに持って行き修理してもらったが、修理代は350ペソ(約900円)。
フィリピンの物価(レイバーコスト)を考えると高い気がするが、小型車のパンク修理は穴径6㎜までらしいから、修理出来て良かったと喜ぶべきか。
ついでにタイヤの価格を聞いてきてもらったが、思ったよりもディスカウントが大きくこれは朗報。
タイヤショップから11月までに交換した方が良いと言われたそうだが、これはタイヤの製造年月日からすれば順当な意見でしょう。
このタイヤの製造は2016年の第51週だから2016年12月下旬製造。
今年の12月で7年になるから、そろそろ替えたほうが良いのは事実。
タイヤにExpaire Dateはないが、マテリアルが劣化するのは当然のこと。
しかし劣化は使用条件により異なるから一概に使用限界は定められないが、1年中夏のフィリピンでは7年になる前に交換した方が良いと思います。
古いタイヤはこういう事もあります。
古い中古車は早めにタイヤを交換した方が良いかもしれません。
■タイヤ修理キット嫌いの捻くれ爺
ところで義息に「タイヤ修理剤はどうか?」と訊かれたので、「駄目だ、使うな」と答えました。
日本ではスペアタイヤが装備されず、タイや修理キットの車が増えているようですが、道路環境が良い日本ではタイヤがパンクする事など無いという前提なのでしょうか?
それともユーザーはタイヤ修理キットのデメリットなど考えないのでしょうか?
まずタイヤ修理剤を使うと、そのタイヤは再使用できず、交換となります。
パンク1回でタイヤ交換なんて馬鹿々々し過ぎます。
さらにタイヤを交換するにも空気を抜くのが大変ですし、ホイールの内部クリーニングするのも大変です。
またサイドウォールの穴の場合は効果が無く、自走出来ない可能性があります。
じつは私も若い時、まだチューブタイヤの時代に一度パンク修理剤を使ったことがありますが、チューブをタイヤから外すのにバルブが詰まって空気が抜けず四苦八苦。
おまけにチューブは修理できず交換となりました。
それ以来二度とパンク修理剤は使用しません。