ウィズコロナでは経済がダメな理由 | 夢老い人の呟き

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日本では「感染防止か経済か?」という議論が当たり前のようにされています。
感染防止と経済は相反するという前提の議論ですが、その結果生まれた言葉がウィズコロナでしょうか?

 

 

さて感染防止よりも経済優先の代表格と言えばアメリカのトランプ政権でしたが、その結果経済は落ち込みました。

しかし最近、アメリカの経済は回復し始めたようです。

 

以下引用 

新型コロナウイルスで沈んだ米国の個人消費が、回復の色を鮮明にしている。3月の小売売上高は前月比9.8%増と、過去2番目の伸びを記録した。ワクチン接種の徹底と政府の手厚い家計支援でレストランや旅行、娯楽に活気とお金が戻りつつある。個人消費は米国内総生産(GDP)の7割を占める屋台骨。変異ウイルスの脅威が消えないなか、世界経済の浮沈を左右する要素として米個人消費の持久力が試される。

 

米商務省が15日発表した3月の小売売上高(季節調整済み)は前月比で9.8%増、前年同月比では28%増加した。前月比では市場予測(6.1%増程度)を大きく上回り、2020年5月に続く過去2番目の増加幅を記録した。自動車と関連部品(15%増)、衣料品・雑貨店(18%増)を中心に、すべての項目で前月より増えた。

 

飲食店の売上高、コロナ前の95%に回復

 

人出の回復は数字が如実に物語る。

 

レストラン予約サイト「オープンテーブル」が集計する飲食店の予約データ。昨年3月にほぼゼロに落ち込んだ予約件数は、何度か上げ下げを繰り返した後、ワクチン接種が進んだ3月末、コロナ前の8割の水準まで回復した。「週末は5月まで予約がいっぱいだ」。ニューヨーク市の高級フレンチ「パー・セ」を予約しようとした会社員の女性(37)はため息をつく。商務省によると、3月の飲食店の売上高は20年2月の95%の水準にまで回復した。  

 

コロナで抑圧されていた外出需要も、春の到来も重なり復調が鮮明だ。百貨店やレストラン・バーの売り上げはそれぞれ13%増と、コロナ下で急増していたネット通販(6%増)や食品スーパーなどの飲食料品店(0.7%増)を上回った。

 

調査会社STRによると、一時30%強まで落ち込んだ米国内のホテル稼働率は足元で約60%に回復。南部フロリダ州のリゾート地、マイアミやタンパでは8割前後の水準まで回復した。

 

以下省略 引用終了

 

 

感染が蔓延すれば飲食店や人が集まるイベントは制限せざるを得ません。

しかし大事な事は、緊急事態宣言や蔓防で人出や人流を制限するだけでなく、同時に感染を収束させるための方策を講じることでしょう。

 

「ウィズコロナ、コロナと共存を前提」の対策では蔓延を防止する事はできません。

営業を制限されている業界にとっては出口は見えませんし、第4波が収まってもいずれ第5波が訪れるでしょう。

感染者の発見と隔離の徹底、ワクチン接種普及、この三本柱手厚い家計支援を軽視したウィズコロナ戦略では令和のインパール作戦となるのではないかと思います。

 

なお米国のワクチン接種のペースはすでに1日400万人を超えています。

フィリピンは全部足してもアメリカの1日に敵わない・・・・・新興国のワクチン確保をどうするか、これからの国際社会の課題です。