ワクチンのメリットとリスク 社会と個人を考える | 夢老い人の呟き

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ファイザーのワクチンの接種が始まりましたが、英国に続いてアメリカでもアレルギー症状が報告されました。

 

 

ワクチンに副反応は付き物で、メーカーは開発に通常10年といった長期間をかけていますが、その大半の期間は臨床試験に要するものです。

ワクチンの開発 と導入”2.2項ご参照。

 

新型コロナ感染症に対してはそのような余裕はなく1年という短期間で承認に至っていますが、これから副反応が報告される可能性は大きいと思います。

 

 

しかし、ワクチンにはメリットとリスクがあり、両者を勘案して接種するか否か判断すべきかと思いますが、パンデミックとなっている新型コロナに関しては、少々視点を変える必要があるように思います。

  • 個人として考えれば、mRNAワクチンという、これまで前例の無いワクチンで、しかも極々短期間で承認に至ったワクチン。臨床試験の期間も量も違いますし、検証も十分に行われたか疑問であり、自分だけの視点で考えればリスクの方が大きいと思います。
  • しかし国や社会といった集団で考えれば、乱暴な言い方になりますが、例え一部の人に重篤な副反応があろうとも、パンデミックを終息させるメリットの方が大きいと思います。
  • 集団免疫を獲得するためにはワクチンの接種率は70数パーセント必要との試算もありますが、国としては接種率を高める必要があり、そのためには副反応に対する情報提供と防止対策、症状に対するケアをしっかり行い、住民の理解を得ることが必要でしょう。

 

 

mRNAワクチンのPEGに対する警告

 

今回アレルギー症状の出たファイザー社のワクチンや間もなく承認されるモデルナ社のワクチンはmRNAワクチンといいます。

これらはいずれも新型コロナウイルスの、人体の細胞に取りつくためのスパイクのプロテインのゲノム情報をメッセンジャーRNAとして脂質コーテイングしています。

 

この脂質コーティングにポリエチレングリコール(PEG)が使用されており、ロバートF・ケネディJrとCHD(Childeren Health Defense)はPEGによりアナフィラキシー症状などの危険性があることをFDAなどに警告していました。

 

以下引用(機械翻訳)

ワシントン、2020年12月14日/ PRNewswire /-食品医薬品局のワクチンおよび関連生物製剤諮問委員会(VRBPAC)は最近、レシピエント間のアナフィラキシー反応の最近の報告にもかかわらず、BioNTechおよびファイザーのCovid-19ワクチンの緊急使用許可を承認することを決定しました。 ワクチンには、(※アナフィラキシーの)原因の可能性が高いと特定されているポリエチレングリコール(PEG)が含まれています。 

 

9月25日、Robert F. Kennedy Jr Children's Health Defense(CHD)は、生命を脅かす可能性のあるPEGのアナフィラキシーの可能性についての手紙で、FDAディレクターのSteven Hahn、FDA-CBERディレクターのPeter Marks、NIAIDディレクターのAnthonyFauciに通知しました。 CHDは、12月2日にFDAから、「組織(※Children's Health Defense)が製造業者に連絡することを推奨する」との応答を受け取りました。これにより、(※FDAは)人々の規制者および保護者としての役割を放棄します。ファウチ博士は返答していません。

 

Moderna、Pfizer / BioNTech、およびArcturus Therapeutics COVIDワクチンはすべて、PEG化(※ポリエチレングリコールコーティング)された脂質ナノ粒子(LNP)を使用した実験的メッセンジャーRNA(mRNA)を採用しています。つまり、ワクチンナノ粒子は合成された、ますます物議を醸すPEGでコーティングされています。ワクチン研究者は、PEGの利用も含む製造プロセスを開発しています。

 

2016年の研究では、標本(※被験者?)の驚くべき72%が抗PEG抗体を保有しており、そのうちの8%が500 ng / mLを超えて極端に上昇していることが報告されました。著者らは、既存の抗PEG Abの広範な有病率は、PEG含有製品の投与前に抗PEGAbレベルについて患者をスクリーニングすることの重要性を強調していると結論付けました。

 

ファイザーは、重度のアレルギー反応の既往歴のある人々を臨床試験から除外し、ワクチンが世界的に流通し始めた後のアレルギーまたはアナフィラキシー反応の発生率を不明にしました。 2018年に発表された研究によると、PEGを含む製品は1,000以上あり、即時型過敏反応は認識されているよりもはるかに一般的です。

 

Covid-19に対するPEG化mRNAワクチンの承認が行われると、注入されたPEG製品への曝露の増加は前例のないものとなり、悲惨な可能性があります」と、Children's HealthDefenseの社長であるLynRedwoodは述べています。 「他の薬物アレルギーを持つ人々が製造工程でPEGを利用するワクチンを接種できるようにすることは、非常に危険な提案です。」

 

2月4日、保健社会福祉省は、ワクチン製造業者に責任保護を提供するPREP法を発動し、最高レベルの安全性を国民に保証することがさらに重要になりました。 CHDは、FDAに対し、PEGアレルギーについてすべてのワクチンレシピエントの事前スクリーニングを要求し、すべてのワクチンに関連するアレルギー反応を注意深く監視し、公表するよう求めています。

引用終了

 

モデルナやファイザーのワクチンはメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンといい、 スパイクプロテインのゲノム情報を伝えるmRNA( 抗原たんぱく質の塩基配列を作る情報を持ったmRNA)のワクチンです。

  • mRNAテクノロジーは体の細胞をウイルスのスパイクのタンパク質製造工場に変えるアプローチ で、この技術には、 mRNAをカプセル化して、分解から保護し細胞への取り込みを促進する、脂質ナノ粒子(LNP)が使用されます。
  • スパイクのたんぱく質をコードするmRNAを生成し、それをコピーし、生体内で分解されたり自然免疫が過剰に誘導されるのを抑えるため、脂質ナノ粒子(LNP)などに封入し投与します。
  • それが細胞内に入ると、細胞は遺伝子配列の情報を読み取り、スパイクタンパク質の何百万ものコピーを生成します。
  • そしてそれに対して抗体を生成します。
  • しかし、この脂質ナノ粒子(LNP)に使用されるポリエチレングリコールがアナフィラキシーの原因とみられます。

 

出典:新型コロナワクチン開発で相次ぐ朗報-供給・保管面などに課題