タイヤ交換とブレーキのメンテナンス | 夢老い人の呟き

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暑いです。

マッタリと・…と言いたいところですが、グッタリとしています。

一字違うとえらい違いです。

 

さて我が家のイノーバ号、なぜか前輪のショルダー側、それも特に内側が減ります。

というと「空気圧が低いんじゃない?」「ネガティブキャンバーじゃないのか?」「トーインが過多では?」などと考えると思いますが、全部当てはまりません。

多分フィリピン独特の道路事情、狭い路地をカクカクとフルロックまでステアリングを切って曲がることが多いためではないかと思いますが、たまには高速道路も走りますし、大雨、泥濘、何でもありですから、昨日はタイヤを交換しました。

 

といっても後輪は勿体ないから前輪だけ。

それも2本替えるのは予算が厳しいので、1本だけ新品。

もう片方は全く使用していなかったスペアタイヤを使用。

減ったタイヤはスペアタイヤとなりました。

日本車ですとテンパータイヤやパンク修理キットでしょうが、さすが新興国仕様です。

これで工賃、VAT((Value Added Tax:付加価値税)込みで5000ペソ(約10600円)。

1本だけなので純正と同じヨコハマブルーアースE70を使用、まあまあ安いと思います。

 

タイヤを外したついでにブレーキを見るとディスクパッドはだいぶ減っていますし、ディスクローターも研磨したほうが良さそうです。

しかし作業に時間がかかりますので、今日の朝一の予約を入れて帰りました。

 

 

さて今日は朝7時半過ぎに行きました。

お店に入るにはこのような厳しいルールがあります。

入店人数制限、アルコール消毒、履物の消毒、ソーシャルディスタンスはどこのお店でも共通です。

Foot Bathはあまり馴染みが無いかも知れませんが、足湯とは違います。

この写真のように履物の消毒の事です。

 

 

 

外したディスクローターはこの状態です。

 

ブレーキパッドは7割くらい摩耗でしょうか。

まだ使用できますがついでに交換です。

 

 

ローターの研磨はここではできませんから、外注です。

待つこと3時間、ピッカピカになりました。

ステアリング・ナックルに組むとこのようになります。

イノーバ号はフロントサスはダブルウイッシュボーンですが、これはRVのフォーチュナーや4駆もあるピックアップのハイラックスとシャーシーが共通のためです。

 

 

そしてブレーキキャリパーとディスクパッドを組むとこのようになります。

やはり新品のパッドは厚みがあります。

 

ついでにリヤブレーキのドラムとライニングの清掃、パーキングブレーキの調整もサービスでやってくれました。

 

 

 

左下の青い機械は窒素ガスの充てん機です。

ついでに後輪タイヤに窒素ガスを充填しました。

普通の空気には酸素や水分が含まれています。コンプレッサーの水抜きをちゃんとしないとタイヤにはどんどん水分が溜まってゆき、タイヤが温まると水蒸気になり体積変化が大きく、ナンチャラカンチャラで・・・・・と日本でも一時ブームになりました。

 

どのくらい効果があるかは分かりませんが、窒素ガスが好ましいことは確かです。

航空機のタイヤには窒素ガスまたはドライエアと定められていますが、通常窒素ガスが使用されます。

 

前輪はタイヤ交換時に充填済みなので後輪のみですが、1本50ペソ、計100ペソです。

右下の写真のようにちゃんとサクションして(これが大事です)入れてくれました。

200円少々でささやかな満足です。

 

 

外注も含めて約4時間の作業で、貧乏そうな日本人に同情したのかディスカウントしてくれ、部品代、工賃、VAT込みで、3150ペソ。

これは日本人の感覚からするとベラボーに安いです。

今日は良い仕事をしてもらいました。

大満足です。

 

この国のレイバーフィーは非常に安いので、ワーカーのスキル、出来栄えに満足できない場合を除くとDIYのメリットはあまり無さそうです。先日は暑い中で日曜大工をして体調を崩してしまい、日曜大工禁止令となりましたが、何か自分の存在価値が薄れたような寂しさを感じます。