フィリピン住宅の課題の一つは水道です。
水圧が低く、水質が悪く、日本のように安全な水がふんだんに出るようなことは望めません。
贅沢は言いませんが、水が出なかった2階のバスルームで気持ちよくシャワーを浴びたい(こちらでは十分贅沢な願望です)と思い、ポンプとフィルターを付けました。
その結果、家のどこからか水が漏っていることが分かり、その修理をする羽目になり、ついでに続いてダーティキッチンのキッチンの改修に入りました。
これがダーティキッチン2号で右側にあるのはCR(コンフォートルーム=トイレ)です。
これがどうなったか?
現在まだ工事中ですが、アウトラインは見えてきました。
余談ですが私が水システムをオーダーする時は、エンジニアに要望を伝え、彼のプランの概略の図を書かせて説明させました。
ところがこちらの人は図面はおろか紙に書いて説明させるなんてことはしません。
口頭で要望を伝え、これまた口頭で材料費と工賃を答え、それで納得すればオーダーします。
ある面、これは凄いと思います。
これで顧客のイメージするものと出来上がったものが合致すれば奇跡としか思えませんが、それでうまく回っているこちらの社会、大らかな人間性のなせる業でしょうか?
キッチン改修には私はタッチしていませんので、完成予想図は全く浮かびません。
これが現在このようになっております。
元々はキッチンの横にあったCRは外に移動しました。
広さは倍くらいになり、シャワーとウォッシュベイシンも付きます。
なんと予想外の屋根も出来ております。
洗濯容量14㎏の洗濯機もこちらに移動すると思います。
駐車場側から見るとこのようになります。
駐車場側の小屋根はウォーターポンプやプレッシャースイッチを雨から守るために付けました。
これも今回の費用に入っています。
CRの壁から生えているオレンジのチューブは何かというと、電気配線を通すためのコンジットです。
これもフィリピン住宅の特徴で電気配線は全てコンクリートの中を通ります。
ここにスイッチが付きますが、配線はコンクリートの中を通ってきます。
これで総額18万円強は、日本人の感覚では驚異的なバーゲンプライスだと思います。
日本のリフォームの費用で、こちらなら家が建ってしまいます。
多分来年はレイバーコストも上がると思いますので、今やっておいて良かった…と思いたいです。
しかしダーティキッチンをこんなに広くしてどうするのか?
まさか外で飯を食うのか?
多分そうなると思います。