今日はミサに行ってきました。
行ったのはThe National Shrine of the Divine Mercyという、フィリピンのブラカン州マリラオにあるとても大きな教会です。
タガログ語なので内容は分かりませんが(英語でも分かりませんが)、説法を聴いていると厳かで敬虔な気持ちになり、邪なジジイが内省するには良い機会です。
Divine Mercyは直訳すると神の慈悲という意味ですが、Divine Mercyという聖的なイメージの名前と捉えた方が良いかもしれません。
写真は The 100 ft. Divine Mercy Statue ですが、全て参拝者の寄付によって建造されているそうです。
9300万ペソのプロジェクトでスタートし 、あと3M(300万)ペソだそうですから、完成も近いと思います。
※1ペソ=約2.17円。
しかし一人当たりの寄付なんて10ペソか20ペソ程度ではないかと思いますので、それでこのような像が建つというのは凄いことです。
ところでなぜにNational ChurchでなくNational Shrineなのか?
日本では神社というと神道、お寺は仏教と宗教が違います。
しかし、外国はShurineもChurchも宗教は一緒です。
さらに“テンプル騎士団”というようにTempleもありますが、この3つはどう違うのか?
この中で一番分かりやすいのはTempleでしょうか。
エルサレムの神殿もTemple というそうなので、神殿のイメージかと思います。
Churchはギリシャ語のエクレジア(呼びかけられて集まった人たちという意味)を英語化したもので、本来はキリスト教信者の共同体を示す言葉だそうです。
エクレジアはキリスト教黎明期から使われた表現で、それを拡大解釈して建物を指す時にも使われますが、狭義に建物を指す時には「Chapel:チャペル」(=聖堂・礼拝堂)というそうです。
一番分かり難いのが Shrineで、遺骨や聖遺物などを収めた聖廟的なものを言うそうです。
そして今日行った「The National Shrine of the Divine Mercy」 の中にはChurchもあればChapelもあります。
なんとも説明が難しいShurineですが、日本語の神社とは全く違います。
考えてみれば神道なんて日本だけですから、そんな日本の神社という言葉を外国の施設に当て嵌めようというのが全く無理な話です。
例えばフィリピンの代表的なSrineとしてはこのようなものがあります。