昨夜お知らせした Typhoon Mangkhut ですが、予想進路がだんだん南下してきており、昨夜の予報よりもさらに強くなりそうです。風速や高波は甚大な被害を出した2013年の台風13号にほぼ匹敵すると見て良いかも知れません。
フィリピンはもちろんですが、ベトナム、香港、台湾などにお住いの方もくれぐれもご注意願います。
まず米軍予報の日本時間本日03時から15時の予想までが中心付近の最大風速155ノット(80m/s)、瞬間最大風速190ノット(98m/s…毎時352㎞)ととんでもない強さです。
上陸直前の15日03時の最大風速135ノット(69.45m/s)はカテゴリー4と5の境目ですが、ヨーロッパ中期予報センターのデータと米国グローバル予報システムのデータを比べるとヨーロッパ中期予報センターの方が強く出ますので、多分カテゴリー5のまま上陸する可能性が強いと思います。
なお予報は今後変わりますので、最新の情報にご注意ください。
15日午前3時のWindytyを見ますと、図のポイントで158ノット(81m/s)、台風の中心より北側の海岸では135ノット(約70m/s)くらいとなっています。
この時の波高を見ると、なんと17.7m。
歴史や第二大戦中の出来事に興味のある方にはよく知られている歴史都市ビガンも45m/s以上の風に見舞われるかも知れません。
貴重な建物などが被害を受けない事を祈ります。
嫁さんの甥が務めるサンバレスのビーチリゾートも危ないと思いますので、早目に避難して海から逃げろと伝言するように言ってありますが、果たして伝わるか?
こちらから電話しても電波が届ない場所ですので、甥の方から電話してくるのを待つしかありません。
もっとも日本も豪雨や台風、地震の被害に追い打ちをかける雨の怖れもありそうなので、こちらも注意が必要ですが。