ユダヤ陰謀論といっても「フリーメーソンがどうの、イルミナティがこうの」というような話ではありません。
中世ヨーロッパから現代まで、弾圧されたユダヤ人がなぜに紙幣や金融・経済のシステムを生み出し、世界の支配者といわれ、世界を動かすまでになったか、どれほど世界の中枢にユダヤ人が多いかという話しです。
なぜにロスチャイルドが生まれ、ロンドンシティが生まれ、ウォール街が生まれ、なぜにアメリカ建国の父たちは貨幣の発行は政府しか出来なと憲法に定めたのか?、なのになぜ民間企業であるFRBがドル紙幣を発行するのか?、なぜにケネディは紙幣の発行権を政府に取り戻そうとしたといわれるのか?、FRBとは何か、FRBの株主は誰か?、なぜにイスラエルが誕生したのか?、なぜにアメリカは大使館をエルサレムに移す.のか?というような事の背景にあるのはユダヤ教(ユダヤ、ユダヤ人、ユダヤ教は同義であると考えてください)であり、イスラムとキリスト教の対立のように見える世界もじつは中心にいるのはユダヤ教であり、さらに超陰謀論的に見れば、ユダヤ教の支配下 影響下にあるキリスト教社会アメリカに対して、アンコントローラブルなイスラム社会はユダヤにとっては邪魔なのではなかろうか?・・・・などなど世界の見方そのものです。
世界の3大宗教というとユダヤ教、キリスト教、イスラム教です。
この3つをアブラハムの宗教といいますが、欧米が世界の政治経済の中心である限り、世界を動かしているのはアブラハムの宗教であるといっても過言ではありません。
アブラハムの宗教の神は日本の神々やギリシア神話の神々のような人間的な神ではなく、全知全能の唯一絶対神ヤハウェです。
その神と接触し直に神の言葉を聞き、人々に伝え広める者を預言者といいますが、ユダヤ教においては3人の、キリスト教においては4人の、イスラム教においては5人の重要な預言者がいます。
神は7日間で世界の総てを創り、自分に似せて人間の男と女を創ります。
アダムとイブは楽園に暮らしますが、神の言いつけに背き知恵のみを食べて楽園を追放されます。
【第一の預言者ノア】
やがてアダムとイブの子孫は地に広がりますが、悪事を行うのを見て神は洪水をおこし人間を滅ぼします。ノアは神の命を受け箱舟を創り、妻と3人の子供と全ての動物の番いを乗せて救い、現在の人類の祖とされます。
【第二の預言者アブラハム、孫がイスラエル】
やがてノアの子孫は増え、第二の預言者アブラハムが現れます。
アブラハムの息子がイサク、そのまた息子がヤコブですが、ヤコブはイスラエルと改名しその子孫がイスラエル人と呼ばれるようになります。
【第三の預言者モーセ】
エジプトに住んでいたイスラエルの子孫のユダヤ人(ヘブライ人)は王朝が 変わり迫害されますが、モーセ(旧約聖書の『出エジプト記』に現れる、紀元前16世紀または紀元前13世紀たとされる古代イスラエルの民族指導者)がユダヤ人を導き、約束の地カナンを目指してエジプトを出ます。
モーセはシナイ山で神から十戒を授かり神と契約(新約・旧約聖書の約は契約の意味です)を交わしユダヤ教が生まれます。
モーセはカナンに着く事なく死にますが、ユダヤ人のヨシュアがカナンを奪還しイスラエル王国を建国します。
こうして辿り着いた約束の地カナンがエルサレムですが、 シオン(Zion)はエルサレム地方の歴史的地名です。
元々は神殿の丘で、旧エルサレム市城壁の西城外にある丘.ダビデ王の墓などがあるところですが、のちにエルサレム全体、さらにイスラエルの地全体をさすようになったとのことです。
シオニズムという言葉はシオン(Zion)から来ていますが、Zionを英語読みするとザイオンです。
映画マトリックスの人類抵抗の基地ザイオンは聖地という設定でしょうか。
イスラエル王国第2代の王がダビデで、その息子が、有名な第3代王ソロモンですが、ソロモンの死後イスラエル王国は分裂します。
ちなみにユダヤ教やユダヤ民族を象徴する六芒星をダビデの星といいます。
米大統領選の時のトランプのこのツイッターのヒラリーさんの横にあるのはダビデの星を象徴しているようで、「ヒラリーはウォール街と近い(自分はユダヤ金融とは癒着していない)」と攻撃しているようです。
しかしアメリカ国民が騙されトランプが当選したら、トランプは限りなくユダヤ寄りだった・・・・・
こんな大嘘つき信用したらいけません。
【イエス・キリスト】
ユダヤ教にとっては異端の反逆者であり、イスラム教にとっては第4の預言者であり、キリスト教にとっては第4の預言者であるとともに神の子であり、父(神)と子(イエス)と聖霊の三位一体の存在であるイエス・キリストはじつはユダヤ教徒で、ユダヤ最高法院によってローマ兵に処刑されます。(ユダヤはローマ統治下にあり死刑執行権が無かったためですが、キリストというのは救世主の意味ですが、ユダヤでは「ユダヤの王」という意味もあり、ユダヤの王を名乗った事が反逆罪にあたるというような口実で処刑したようです)
ちなみにムハンマド(モハメッド)はイスラム教にとっては第5の預言者であり、アッラーは神という意味で神の名前ではありません。
イエスが12使徒と共にエルサレム神殿に入り、ゴルゴタの丘で処刑されたのは西暦30年頃の出来事とされますが、(日曜日にエルサレムに入り、金曜日に十字架に架けられ、日曜日に復活したとされるこの一週間がホーリーウィークです)、これが現在の紛争の原因でもあり、国際金融といえばユダヤ金融といわれるようになった発端です。
(エルサレムの統治はこのようになります)
貨幣というと紙幣もあれば硬貨もありますが、現在は硬貨は国内でしか使えず、紙幣に比べ絶対量が少なく、しかも額面とコストがあまり違いません。(正確といえるデータは知りませんが、500円硬貨の原価が30円くらいに対して10円の原価は10円くらい、1円の原価は3円くらいとかいわれます。また硬貨には資源としても意味もあり、棄損すると法律で罰せられます。)
ところが紙幣は、たかが紙っぺらで、発行コストもかからないのに大きな価値を持つ、何とも怪しげなものです。
貨幣史や紙幣史を読んでも何が現在の紙幣の始まりか、よく分からないと思います。
しかし、これがユダヤ陰謀論ですと単純明快です。
イエスの死後、イエスの弟子たちによってキリスト教が生まれましたが、中世ヨーロッパはキリスト教社会となります。
そしてイエスを迫害したユダヤ人は憎まれ迫害され、各地に散り、就ける職業も制約されました。
(これは大きなポイントです)
迫害されたユダヤ人が就けた数少ない職業のひとつがゴールドスミス、金細工師だったといわれますが、金庫を持つ金細工師は金持ちから金を預かり保管します。
金持たちは金を取引に使いますが、やがて金そのもので取引するより、預かり証で取引するようになりました。
そのうちにゴールドスミスは預かっている金を一度に全部引き出される事は無い事に気付きます。そこで頭の良いゴールドスミスは預かり証を余計に作り、これを貸して利息を取る事を始めました。
金貸しの始まりですが、金庫の中にある金の量よりも多くの預かり証を発行したというのがミソで、これが銀行の始まりになります。また中世ヨーロッパのキリスト教はお金を貸して利息を取る事を禁じていましたので、金融業といえばユダヤ人という事になります。
Wikipedia「ゴールドスミス・ノート」にも預かり証について書かれていますが、これに書かれている17世紀という時期は紙幣や金貸しの誕生よりも数世紀遅いように思います。
国は違いますが、シェークスピアの「ベニスの商人」が1594~1597年とされますので、それよりもはるか以前からユダヤ人が金融業で実権を握り、嫌われていた事が想像されます。
また弾圧され世界各地に散ったユダヤ人は遠い地に散ったユダヤ人同士で交易をはじめ、異国間の取引に、金や紙幣を使わない為替取引を生み出しました。
そして大規模な貿易を始めるにつれ、資金を集めリスクを分散するために株式を生み出し、同様に保険も生み出し、現在の金融や経済のシステムの基礎を築きました。
また弾圧されるユダヤ人は財産はいつ奪われるかわかりません。
そこで「財産は奪われるもの、奪われないのは知識」と知識を大事にしました。
どうしてアインシュタイン始め優秀な人物を生みだし、世界の人口の0.25%しかいないユダヤ人が、ノーベル賞の20%、フィールズ賞の25%を占めるまでになったか。
それはユダヤ教という厳格な教育制度を持っているからだと言います。
迫害されたユダヤ民族にとって、財産は奪われるもの。
奪われないのは「知」であるという事で、ユダヤ人は(幼児期の教育の重要性を認識しているため)母親による徹底した教育がなされ、ユダヤ教の厳格な教えを幼児期から厳しくたたきこまれ、生涯にわたり、膨大なユダヤ教の内容を素読・理解できるようになるように学習するそうです。
ですからユダヤ人(ユダヤ教徒)の定義はいろいろありますが、ユダヤ教の信者である事と、母親がユダヤ人(ユダヤ教徒)である事が必要なようです。
ですからユダヤ教徒と結婚したヒラリーさんの娘さんもイヴァンカさんもユダヤ教に改宗しています。
これも政財界、科学技術など各分野のトップクラスにユダヤ人が多い大きな要因だと思います。
米国は憲法第1章第8条第5項により、貨幣は政府しか発行できません。
ところがドル紙幣を発行している「FRB」(ワシントンD.C.にある連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board, FRB)が全国の主要都市に散在する連邦準備銀行(Federal Reserve Bank, FRB)を統括 )は民間銀行です。
ではドル紙幣は何か?というと、貨幣ではなく「利息の付かない少額の国債」です。
ユダヤの銀行家たちは紙幣の発行権を得ようと息のかかった政治家に工作させ、1913年に連邦準備制度が出来、ドル紙幣を発行するようになりましたが、経緯を見ると次のようになります。
1816年~1836年米国第二銀行が法制化されましたが第7代大統領ジャクソンはこれを葬りました。(ジャクソン大統領は書類に許可を与えるとき、All Correct を間違って Oll Korrect
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/254.gif)
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/193.gif)
1861年~1865年第16代大統領リンカーンは中央銀行に反対しました。(1865年暗殺)
1881年第20代大統領ガーフィールドは中央銀行に反対しました。(1881年暗殺)
○1913年「連邦準備制度法」 成立
1921年~1923年第29代大統領ハーディング(1923年、在任中食中毒から病死)
1963年第35代大統領ケネディは連邦銀行の力をそぎ取る目的の大統領令にサインしました。(1965年暗殺)
ロスチャイルド銀行が二つも入っていますが、ロスチャイルドを見ると次のようになります。
三男ネイサンはワーテルローの戦いで英国債で300万ドルの財産を2500倍の75億ドルに増やし、イギリスの殆どの大金持ちや名家を破産させ、ヨーロッパの金融を独占します。
さらに後年、米国ではJPモルガン、Jシフを支援しモルガン財閥、シフ財閥が出来ます。
(シフは日露戦争の時は500万ポンドの日本国債を引き受けています)
さらにロックフェラーは石油王、ハリマンは鉄道王となります。
どうですか?
ユダヤ陰謀論、中々馬鹿にできないものでしょう?