エルサレム② キリスト教シオニズムと福音派とユダヤ系アメリカ人 追記しました。 | 夢老い人の呟き

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最初に追記します。(2018-5-29)

当記事だけではなぜピューリタンが生まれ、なぜアメリカに渡り、そしてなぜキリスト教原理主義のような国家となったかの事情が分からないと思います。

そこでロイヤルウェディングのついでに「なぜ英国国教会が生まれたか」「なぜピューリタンが生まれたか」「なぜピューリタン(分離派)がアメリカに渡ったか」「なぜアメリカがあのようなキリスト教社会になったかを書いてみました。

興味がおありの方は「「ロイヤルウェディング」へそ曲がり考」も併せて読んでみて下さい。

 

 

世界中から非難轟轟のトランプ大統領のエルサレム首都宣言。

しかしアメリカはクリントン政権時に、国内的にはエルサレムをイスラエルの首都と認めています。

なぜ?という疑問が起きますが、そこに登場するのが「キリスト教福音派」というキーワードです。

 

ユダヤ教から分かれたキリスト教はいろいろな教派があり、教派によって大きく異なりますが福音派はプロテスタントの中の、特に保守的な立場で、その特徴は、逐語霊感説といって、聖書の言葉を字義通りに、神の言葉として信じる人たちのことです。(特に旧約聖書をそのまま信じると問題が生じます)

この赤字の部分が重要で、これが キリスト教シオニズム の原因となります。

 

 

紀元1世紀、ローマ帝国支配下で圧迫され、救世主(キリスト)を待望していたユダヤ民族の前にイエスが現れ、救世主と信じられるようになります。

イエスはユダヤ教のラビ(指導者とか律法学者のような地位)でしたが、厳しい戒律にしばられユダヤ民族のみを救いの対象とするユダヤ教を批判し、唯一の神を信じる者は誰でも救われることを説きユダヤ教を改革しようとし、ユダヤ教の長老たちと対立します。

そして、ユダヤ教の長老派の人々から異端であるとしてローマ人の行う法廷に罪人として差し出さされますが、ローマ人はその裁判をユダヤ人に一任し、結局ユダヤ人の裁判で有罪となり、死刑判決を受けたのです。 (死刑執行はローマ人が行ったので、ローマの死刑執行方法である十字架刑に処せられました。)

 

イエスの死後、イエスを救世主(キリスト)と信じる人々によりキリスト教が生まれますが、このような理由によりユダヤ教徒(ユダヤ人)はキリスト教徒に嫌われ迫害されてきました。

 

 

 

ところが、アメリカのキリスト教福音派はとってもユダヤ教と仲良し?のように見えます。

12月8日WALL STREET JOURNAL

エルサレム首都認定、背後にキリスト教福音派の強力な根回し】

ドナルド・トランプ米大統領は6日、エルサレムをイスラエルの首都に認定すると発表した。トランプ氏が大統領に就任する前から、保守的な「キリスト教福音派」はエルサレムの首都認定を求め、ロビー活動を展開していた。 

以下省略

 

なぜか?

キリスト教の歴史に矛盾するかのようなキリスト教福音派ですが、これはキリスト教シオニズムによるものです。

 

以下【「キリスト教シオニスト」の実態】より引用

注)キリスト教シオニストはプロテスタント主流派ではなく、福音派の一部(旧約聖書の記述を正しいと信じている人たち)です

●シオニズム運動とは、パレスチナの「シオンの丘(ZION)」(=聖地エルサレム)にユダヤ人の国家を公的に建設する事を目標とするものである。

一般に、ユダヤ人テオドール・ヘルツルが、シオニズム運動の父として知られているが、広義の意味での“シオニズム運動”の本当の「創始者」ではない。

本当の創始者は、ユダヤ教徒ではなく、それより300年前のイギリスに住んでいたプロテスタント・キリスト教徒だったのである。

 

●キリスト教にもシオニズム運動は存在し、ユダヤに劣るとも勝らない強烈なシオニズム信奉者が存在する。

そして、驚くべきことに、現在アメリカのキリスト教シオニストユダヤのシオニストは「同盟」を結んでいる。この同盟関係を知ると、パレスチナ問題の根がより深いところに根ざしていることに気付く。

 

 

●【宗教改革】以前は、全ての西欧キリスト教徒カトリックで、聖アウグスティヌスその他が説いた「聖書の中には文字通りではなく寓意的に解釈すべき箇所がある」という見解を普通は受けいれていた。例えば、「シオンの丘(ZION)」は天国、あの世にあって、我々全ての人間に等しく開かれており、この地上にあってユダヤ人だけが住むべき場所ではないという考え方だ。

しかし、宗教改革以後、プロテスタント・キリスト教徒たちが唐突に「ユダヤ人は全てパレスチナへ移住せよ!」などという、およそ正統派キリスト教神学では主流になどなったことのない考え方を支持し始めたのである。

 

聖書が日常言語に翻訳されると、初期のプロテスタント・キリスト教徒たちは、ユダヤ教またはヘブライの聖書として知られていた『旧約聖書』に目を向け、ヘブライ人の歴史、物語、伝統、律法、そしてパレスチナの地に親しもうとし始めた。彼らは『旧約聖書』の物語をそらんじ、記憶だけで必要な個所を朗読してみせた。

こうしてパレスチナをユダヤ人の国と考え出すプロテスタント・キリスト教徒が増えてきた。

プロテスタント・キリスト教徒たちは『旧約聖書』を特別面白い文学として読んだばかりでなく、歴史解釈のお手本とも見るようになった。彼らはキリスト教以前のパレスチナの歴史過程すべてを、ヘブライ人が来てからの逸話だけに還元してしまったのである。

 

●こうして、古代パレスチナでは『旧約聖書』に記録されたあいまいな伝説やわずかな歴史物語に、これまたあいまいに記されているだけの出来事以外、何一つ実際に起こりはしなかったと思い込むようにしつけられたキリスト教徒が膨大な数に達したのである。聖書好きのキリスト教徒たちは、『旧約聖書』を中東で重要な歴史を記した唯一の書物と見なすようになってしまったのである。

そして、17世紀半ばまでには、プロテスタント・キリスト教徒たちは「ユダヤ人はすべてヨーロッパを離れてパレスチナへ帰るべきだ」と断定する論文を発表し始めていた。

新たに確立したピューリタン共和国の「護国卿」となったオリヴァー・クロムウェルは、パレスチナにユダヤ人が帰還すれば「キリスト再臨」の序曲になると明言した。

注)プロテスタントといっても一部だけであり、プロテスタントがシオニズムというわけではありません。

 

そしてトランプ政権ではキリスト教シオニズムが強まっているようです。

     ダウン

【キリスト教右派から読み解くアメリカ政治 『熱狂する「神の国」アメリカ』著者、松本佐保氏インタビュー】 

 

 

なるほど!

カトリックにとっては聖母マリアとイエスから始まる新約聖書のキリスト教ですが、プロテスタントの一部に旧約聖書のヘブライ人の世界に戻せという人たちもいるようです。

 

アメリカは人口の33%が進化論を信じない国で、人類と恐竜が一緒に誕生したと信じる人達さえいる国です。

拙ブログ「アメリカは奥が深いです(*^▽^*)」もお読みください。

 

 

そして、アメリカの政治経済を支配するのはユダヤ系アメリカ人=ユダヤ教徒です。

PRESIDENT Online

世界を制覇! ユダヤ人経営者の知恵の絞り方

息をするように常識を疑え

フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ、グーグルのラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン、マイクロソフトのスティーブ・バルマー。彼らの共通点は何か。それは、強力なサービスやビジネスモデルで世界を席巻した経営者であると同時に、ユダヤ系であるということだ。成功したユダヤ系経営者は、IT業界にとどまらない。スターバックスのハワード・シュルツ、GAPのドナルド・フィッシャー、ゴールドマン・サックスのマーカス・ゴールドマンもユダヤ人家庭に生まれている。

 

アメリカにおけるユダヤ人は、人口の約2%を占めるにすぎない。しかし、世界的に成功した米企業の創業者には、ユダヤ人の名がずらりと並ぶ。いったいなぜ彼らは優秀な起業家・経営者たりえたのだろうか。

以下省略

 

この他にもビル・ゲイツはじめビッグネームが続きますし、 トランプ勝利で10億ドル損したというジョージ・ソロスはハンガリー系・ユダヤ系アメリカ人。

そして裏付けは不明ですが、世界のメディアの90%以上はユダヤ資本下にあるという話もあり、多少誇張はあるにしても我々の得る海外情報は殆どがユダヤの影響があると見て良いと思います。

 

 

そして米国の議会を称して回転ドアという言葉が使われますが、いろいろな業界が業界の人間や息のかかった議員を「回転ドアを通るように」議会に送りこんでいるといいます。

回転ドアに送り出す企業には、当然ユダヤ系企業も大きいと思います。

 

さらにクリントン夫妻の娘さんの夫はユダヤ教徒で、娘さん自身もユダヤ教に改宗していますし、トランプの娘さんのイヴァンカも夫のクシュナーもユダヤ教徒。

以前はあまり聞かれなかった「ユダヤ教徒」という言葉が、最近急にニュースで頻繁に聞かれるようになりました。

 

 

 

頭の中が創世記から始まる旧約聖書の世界の福音派と、優秀で世界の裏の支配者といわれるユダヤ教の同盟。

そして彼らに送り出される議員・・・・・・

これでは中東問題など解決するわけがないと思います。

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