空母ロナルド・レーガン | 夢老い人の呟き

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願い望むは願望  夢は寝てみるもの 儚く叶わぬもの
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    夢と人の中に老いが入り夢老い人  儚く老いる独り言

安保法制反対と言うと一部の人からは左翼と非難される。
逆に今回のような記事を書くと米軍賛美と非難する人もいる。
いったいお前は親米・反米どちらなんだと言われれば、どちらでもない。
米国も米軍も絶対的な正義でもなければ絶対的な悪でもない。
ノンポリと言われようと、偏らずに客観的に観るようにしたい。
なお、この記事は原発がテーマですので、最後までお読み頂ければと思います。



横須賀を母港とする米第7艦隊の旗艦ジョージ・ワシントンがロナルド・レーガンと交替した。



ジョージ・ワシントンはフィリピンのスーパータイフーン「ヨランダ」の災害復興に、米軍派遣部隊の中心として大活躍した。5千人以上の乗組員を載せ、飲料水精製設備、医療設備をはじめ、動く街といってもよい機能を備え、支援物資配給のへりを要する巨大空母は復興の中心的存在を果たした。

余談になるが、フィリピンが台風ヨランダに襲われたのは2013年11月8日。
在日米軍のC-130がマニラに到着したのは11月10日、普天間基地のオスプレイのマニラ到着は11日。そして当時香港にいたジョージ・ワシントンが支援物資を積み、支援船団と共にレイテ沖に到着したのはなんと14日であった。
支援物資の調達や積み込みを考えると、驚異的な素早い対応。
正直言ってやはり米軍は凄いと思う。

初期の救難支援は米国と同盟国、日本は米軍引き上げ後の長期的な援助で活躍した。

こちらは英海軍のHMSデアリング。海水淡水化装置をつんでおり、11月13日にシンガポールを出港している。










わが日本の自衛隊は22日に到着し、長期的に支援した。




■わき道にそれてジョージ・ワシントンの事ばかり書いてしまったが、ロナルド・レーガンには日本は並々ならぬ恩を受けている。

◎東日本大震災後、避難所にいち早く救援物資を届けたのは、三陸沖のロナルド・レーガンから飛び立った、トモダチ作戦の米軍ヘリだった。





◎海に沈んだかの様な仙台空港をわずか一ヶ月で、復興のハブとして、民間機が離着陸できるまでに復旧したのもトモダチ作戦の米軍だった。

<<トモダチ作戦、米兵はシャワーすら浴びなかった>




だが、その支援の後、健康被害を訴える兵士が続出した。

ページング左

<<トモダチ作戦、称賛の陰で 元空母乗組員ら健康被害訴え>>
2015年10月1日付け朝日デジタル

東日本大震災
で「トモダチ作戦」にあたった米国の原子力空母「ロナルド・レーガン」が1日、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に配備された。作戦から4年半。当時の乗組員たちは今、健康被害を訴えて米国で訴訟を続けている。称賛された支援活動の陰で何があったのか・・・・・・・。
以下省略。続きは上のリンクからお読み下さい。



以下<<「トモダチ作戦」米兵らの東電訴訟 米連邦地裁が認める>>
2014/10/31 JCASTニュースより引用

東日本大震災の救援活動に従事した元米兵士らが、東京電力福島第一原子力発電所の事故で被曝したとして東電に損害賠償などを求めている訴訟で、米カ リフォルニア州サンディエゴの連邦地裁が同州での訴訟を認める判断を下した。2014年10月30日にブルームバーグが伝えた。

   これまでの報道によると、訴訟を起こしたのは「トモダチ作戦」と呼ばれる震災被災地の支援活動に参加した人たちが中心。ブルームバーグによる と、兵士らは原発の設計と運営に東京電力の過失があったと主張し、10億ドル(約1090億円)以上の基金の設定を求めているという。

   東電側は司法権の問題を理由に米国での集団訴訟ではなく日本での審理を求めていたが、連邦地裁はこれを退けた。


しかしこの訴訟の一番の理由は、
東電がアメリカ軍に、福島第一原発の事故で放出された放射性物質の降下範囲などを正しく伝えなかったということ。

                                                                                                 
<<「トモダチ作戦で被ばく」米兵による東電訴訟の継続、連邦地裁が認める>>をご参照下さい。


そしてこれは日本にもいえる。
汚染予測も汚染マップも住民に公表されることは無かった。