「沖縄病」の楽しみ方…? -4ページ目

「沖縄病」の楽しみ方…?

空港に降り立った途端に味わうまったりとした空気感が好き…
「また来たよ…」とついニヤリとしてしまう…
先日戻ったばかりなのにもう次の訪沖のことを考えている…
そんなあなたの症状を改善? 助長? いたしましょうかね~

島袋先生の教室に通うようになってから…

夏の盛りには、

ディープインパクトなイベントで翻弄されること毎年…

そして今年も…

旧小野田市焼野海岸にあるスペイン風料理レストラン「Sol Poniente」にて…

開催されるシーサイドサマーフェスに初参加…

(当然乍ら、先生が決めたの…)

2年前の「パナリフェス」でのことがあったので…

「もう一丁、やってやろうじゃないの…」的な心境にも…

(「サマーフェス・リベンジ」みたいな…のは自分だけ…?)

(出演報酬は無いけれど、賄い料理の豪華さに… 一同即首肯…?)

 

 

「あなたの三線が本来のポテンシャルを発揮出来てないのよ!」

「爪が真っ直ぐに弦に当たってないの、

 ビビビの音は隣の弦に無駄に当たってるのよ!」

「その七の音はなに? 爪がウマに近過ぎるでしょ!」

「どうもあなたの構え方が…!」etc. 

(迷、辛、虚、無…、やがて喪…?)

パフォーマンスの妨げになる自意識過剰の雑念が吹き飛ばされる代わりに、

混乱の懊悩が…

本番直前の練習日でも私を苛む…

 

それでも本番当日、

焼野海岸の景色は快晴の紺碧に海の濃紺…

強い海風は暑気を吹き飛ばすけれど、

鍛錬不足の譜面台を薙ぎ倒し、

工工四を捲り上げる…

リハーサルではメンバー全体が浮き足立ち、

先生の叱咤も強風と一緒に飛んで来る…

私を苛む懊悩は一緒に吹き飛ばす訳にはいかず、

弾手に思いを込めてみるが弦手が野放しになっている…

1曲目、 集中力を高め、

(えぃ、ままよ…)

ビビビの雑音が聞こえる…

 先生から「テンポ、速いからー!」の檄が飛ぶ…

 

2曲目「ユイユイ」は、

フロント3人のテンポが合わない…

センターの唄が突っ込み過ぎ…

(前夜の1Hライブでエネルギー枯渇気味…?

 本場の沖縄から母上と兄上が来山して見守ってくれている チバリヨー!)

一方で小生はバックで弾手としてサポートしようにも、

工工四が捲れ上がって事にならず先生の不信感を買う… 

 

(以下、次回にて…)

夏の甲子園大会、

沖縄尚学の優勝おめでとうございました!

今、沖縄ではあちこちで大騒ぎなんでしょうね…

沖縄は「野球」より「高校野球」の方が人気かも…?

 

 

さて、「三線に纏わるetc.」の部「盆ちょうちん祭り」編の後半です~

 

演奏の舞台は本堂祭壇の左隅、

「盆ちょうちん祭り」と称うだけにお盆提灯にずらり囲まれている…

ここに向かって右側と中央から客席がズラリと並ぶ、近過ぎる…

毎年この行事で催される餅まき…

これを目当てに皆勤賞だと云うおじいさんとおばあさんが砂被り席で陣取っている…

扇風機占拠中…

その他のお客さん達は後方から座るので歪な二層構造の観客を前に、

「バーゲンセール2割引」

のロゴのTシャツのMCのお兄さんの仕切りで、

音合わせ1分間の後おもむろに「涙そうそう」でスタート…

(手前左のお兄さん カチャーシーが始まってムズムズ…  やがて…?)

 

15:30からの餅まきは定刻で変更しないと言う…

持ち時間5分短縮で「安里屋」はカットに…

MANさんの実直乍らも笑わせる司会と、

三線だけでは単調になりがちなところで味を添えるMAN ②さんの太鼓が脇を固め、

「テーゲー」「平和の琉歌」はご婦人方三人衆が担い、

先生が生徒達の粗相をカバーする…

 

小生ははひたすらバックで弾き手に徹し、

唯一最後の「オジー自慢の〜」で先生と細君とで締める…?

他のメンバー達が客席にカチャーシーを勧めれば、

おばあちゃんが1人…

(昔、日本舞踊の先生をしておられた由で手の捏ね具合が軽妙…!)

お兄さんが1人…

(「沖縄大好き」で一緒に見物に来ている仲間を差し置いて、

 思わず立ち上がってしまったの感…?)

狭い客席で皆さんが座り踊りの中…

(砂被り席のおじいさんおばあさんは残念ながらお不動さんで…?)

感度上等、浄土招来、感動… 

皆さんのご来駕に感謝です…

皆さんの将来に幸あれです…

(山口の人はみんな大人しいさぁ…)

 

たったの25分間であっても中身が濃ければ疲れもどっと…

水分が…

冷たいのが…

お寺境内裏の空き地で露店やってたキッチンカーが店仕舞い中、

ギリギリ飛び込んで苺あまおうのスムージーにありつく…

んー至福…

 先生とご婦人方は続いてこのまま打上会へと移動するんだとか…

小生の方は暑気にやられたのか霊気に当たり過ぎたのかグッタリ…

 緊張感の余韻に浸る間も無く帰投します…

皆さんお疲れ様でした…

さて、1ヶ月後にはソルポニエンテのサマーフェスでの演奏会に臨むことになります…

前回の記事の「いぐらの館」演奏会の1週間後…

宇部市棚井の浄土真宗のお寺「浄名寺」さんからのオファーで先生が強制的に設定した…

とても異色な演奏会のお話~

 

毎年恒例の「盆ちょうちん祭り」… 

初日は先生個人のユニット"ちょっちゅねー"が、

2日目は先生を中心に教室生徒有志(いつもの酒飲みメンバーで…)で参加…

所要時間は30分だけの細やかなイベントだけど、

客席が迫っているので臨場感はある…

(初日の"ちょっちゅねー"の演奏シーン~夕暮れ、盆提灯に囲まれ、幻想的です…)

 

前の演者はベリーダンスのチーム…

浄土真宗は"他力本願"の宗派、

「信心獲得しておれば全ての人が救われる」とかの教えらしく、

仏前でヘソ出そうが腰をくねらせて踊ろうが、

"極楽浄土"へ行けるような"信心"を持ち合わせていることが肝要…?

 

出番が来るまでの待機場所は本堂裏の礼拝室…

薄暗いスペースに所狭しとご位牌が並び、

次々と増築しても収まり切らず増殖中の態…

浄土真宗は、

「亡くなった方はお墓の中にはいません」

「ご先祖供養は意味ありません」

とする考え方の宗派なんだそうで、

ずらりと並ぶこのご位牌群はなんだか粗雑に扱われてるのかな…

とか感じているのは私だけ…?

 

出番を待つ身としては本番モードへ意識を上げる時なんで、

そんな存念は頭の片隅に押し遣り譜面台、工工四、三線はニ棹、の準備に集中…

(他のメンバー達は何処にいる?

 ご婦人方はおしゃべりに夢中か…?)

空気が澱んでる…

汗が背中を流れる…

メンバーのNOMさんが、実家のご先祖のご位牌を見つけたとかで…

(南無阿弥陀仏〜 どうぞ私達の演奏が盛況となりますように…

  おっと、ご先祖さまはここにはいないかー?)

 

さぁ、我々の出番です…

この続きは次回の記事にて~